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公開番号
2025021416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2024082431
出願日
2024-05-21
発明の名称
鋼管杭の継手構造
出願人
学校法人福岡大学
,
株式会社テクノ九州
,
株式会社岡本建設用品製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
5/24 20060101AFI20250205BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】継手の捩り方向の回転トルクに対する剛性が高く、シンプルな構造で強度も高い鋼管杭の継手構造を提供する。
【解決手段】鋼管杭の継手構造100は、鋼管杭P1に固着された雄型継手部材10の凸型接合部13並びに凸型篏合部12を、鋼管杭P2に固着された雌型継手部材30の凹型接合部33並びに凹型篏合部32に嵌入させ、雌型継手部材30の外周側から複数のボルト挿通孔34を通して雄型継手部材10の雌ネジ孔14にそれぞれボルト20を螺着させることを特徴とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
フランジ状の杭固着部と、前記杭固着部の片方の面から軸心方向に突設された多角筒状の凸型篏合部と、前記凸型篏合部の先端から軸心方向に突設された円筒状の凸型接合部と、前記凸型接合部の周壁に前記接合部の軸心に向かって開設された複数の雌ネジ孔と、を有する雄型継手部材と、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部をそれぞれ内接状態で嵌入させるため円筒体の内部に軸心方向に沿って形成された凹型接合部並びに凹型篏合部と、前記円筒体の前記凹型接合部の周壁に前記雌ネジ孔と同数開設されたボルト挿通孔と、を有する雌型継手部材と、を備え、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部を前記雌型継手部材の凹型接合部並びに凹型篏合部に嵌入させ、前記雌型継手部材の外周側から前記ボルト挿通孔を通して前記雄型継手部材の雌ネジ孔にボルトを螺着させることを特徴とする鋼管杭の継手構造。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
フランジ状の杭固着部と、前記杭固着部の片方の面から軸心方向に突設された多角筒状の凸型篏合部と、前記凸型篏合部の先端から軸心方向に突設された円筒状の凸型接合部と、前記凸型接合部の周壁に前記接合部の軸心に向かって開設された複数のピン孔と、を有する雄型継手部材と、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部をそれぞれ内接状態で嵌入させるため円筒体の内部に軸心方向に沿って形成された凹型接合部並びに凹型篏合部と、前記円筒体の前記凹型接合部の周壁に前記ピン孔と同数開設された雌ネジ孔と、を有する雌型継手部材と、
前記雌型継手部材の外周側から前記雌ネジ孔を通して前記雄型継手部材のピン孔に挿入可能なピン部と、前記雌ネジ孔に螺着可能な雄ネジ部とを有する固定ピンと、を備え、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部を前記雌型継手部材の凹型接合部並びに凹型篏合部に嵌入させ、前記雌型継手部材の外周側から前記雌ネジ孔を通して前記雄型継手部材のピン孔に前記固定ピンのピン部を挿入しつつ前記雌型継手部材の雌ネジ孔に前記固定ピンの雄ネジ部を螺着させることを特徴とする鋼管杭の継手構造。
【請求項3】
前記ボルト挿通孔にボルトの頭部を埋没させる座ぐりを設けた請求項1記載の鋼管杭の継手構造。
【請求項4】
前記雄型継手部材の杭固着部の外径より前記凸型篏合部の最大外径が小であり、前記凸型篏合部の最小外径より前記凸型接合部の外径が小であり、
前記雄型継手部材の固着部の外径と、前記雌型継手部材の円筒体の外径とが同等である請求項1から3のいずれか1項に記載の鋼管杭の継手構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管杭の継手構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼管杭の継手構造については、従来、様々な種類のものが開発されているが、本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された杭継手構造がある。
【0003】
特許文献1に記載された杭継手構造は、管状体からなる一方の杭の受け口先端側の内径面に、軸心方向断面が円形状の受け部を形成し、受け口奥側の内径面に、受け部と軸心方向に連続して、軸心方向断面が非円形状の雌形伝達部を形成する一方で、
管状体からなる他方の杭の挿し口先端側の外径面に、雌形伝達部に係合する雄形伝達部を形成し、挿し口根元側の外径面に、雄形伝達部と軸心方向に連続して、受け部に係合する挿し込み部を形成し、
一方の杭に他方の杭を挿し込んで杭を埋設する際に、雌形伝達部と雄形伝達部の係合によって回転トルクの伝達がなされるようにする一方で、受け部と挿し込み部との係合によって、その部分において両杭が相対的に屈曲するのを防止するようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-32783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された杭継手構造は、杭の打設作業における回転トルクの伝達を簡便かつ確実に行うとともに、杭同士の連結部分の剛性を確保することができるという長所を備えているが、回転トルクに対する剛性及び強度のさらなる向上は今後も引き続き重要な課題である。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は継手の捩り方向の回転トルクに対する剛性が高く、シンプルな構造で強度も高い鋼管杭の継手構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る鋼管杭の継手構造は、
フランジ状の杭固着部と、前記杭固着部の片方の面から軸心方向に突設された多角筒状の凸型篏合部と、前記凸型篏合部の先端から軸心方向に突設された円筒状の凸型接合部と、前記接合部の周壁に前記接合部の軸心に向かって開設された複数の雌ネジ孔と、を有する雄型継手部材と、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部をそれぞれ内接状態で嵌入させるため円筒体の内部に軸心方向に沿って形成された凹型接合部並びに凹型篏合部と、前記円筒体の前記凹型接合部の周壁に前記雌ネジ孔と同数開設されたボルト挿通孔と、を有する雌型継手部材と、を備え、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部を前記雌型継手部材の凹型接合部並びに凹型篏合部に嵌入させ、前記雌型継手部材の外周側から前記ボルト挿通孔を通して前記雄型継手部材の雌ネジ孔にボルトを螺着させることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る鋼管杭の継手構造は、
フランジ状の杭固着部と、前記杭固着部の片方の面から軸心方向に突設された多角筒状の凸型篏合部と、前記凸型篏合部の先端から軸心方向に突設された円筒状の凸型接合部と、前記凸型接合部の周壁に前記接合部の軸心に向かって開設された複数のピン孔と、を有する雄型継手部材と、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部をそれぞれ内接状態で嵌入させるため円筒体の内部に軸心方向に沿って形成された凹型接合部並びに凹型篏合部と、前記円筒体の前記凹型接合部の周壁に前記ピン孔と同数開設された雌ネジ孔と、を有する雌型継手部材と、
前記雌型継手部材の外周側から前記雌ネジ孔を通して前記雄型継手部材のピン孔に挿入可能なピン部と、前記雌ネジ孔に螺着可能な雄ネジ部とを有する固定ピンと、を備え、
前記雄型継手部材の凸型接合部並びに凸型篏合部を前記雌型継手部材の凹型接合部並びに凹型篏合部に嵌入させ、前記雌型継手部材の外周側から前記雌ネジ孔を通して前記雄型継手部材のピン孔に前記固定ピンのピン部を挿入しつつ前記雌型継手部材の雌ネジ孔に前記固定ピンの雄ネジ部を螺着させることを特徴とする。
【0009】
前記鋼管杭の継手構造においては、前記雄型継手部材の杭固着部の外径より前記凸型篏合部の最大外径が小であり、前記凸型篏合部の最小外径より前記凸型接合部の外径が小であり、
前記雄型継手部材の固着部の外径と、前記雌型継手部材の円筒体の外径とが同等であることが望ましい。
【0010】
前記鋼管杭の継手構造においては、前記ボルト挿通孔にボルトの頭部を埋没させる座ぐりを設けることが望ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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