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公開番号
2025052674
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161501
出願日
2023-09-25
発明の名称
掘削バケット
出願人
株式会社日立建機ティエラ
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
E02F
9/28 20060101AFI20250328BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】掘削バケットのアダプタに対してツースを取付け、取外しするときの作業性を高める。
【解決手段】掘削バケット9は、凹湾曲状を有し土砂収容部13の底部を形成する底板10と、底板10の左右両側に設けられ底板10と共に土砂収容部13を形成する左側板11および右側板12と、底板10のうち土砂収容部13の開口側に位置するカッティングエッジ17に固定された複数のアダプタ21と、複数のアダプタ21にそれぞれ着脱可能に取付けられ底板10のカッティングエッジ17から突出した複数のツース26とを備えている。アダプタ21には、ツース26の突出方向に貫通するボルト挿通穴22Dが設けられ、ツース26には、ツース26の突出方向に延び、ボルト挿通穴22Dに挿通されたボルト24が固定されるボルト穴26Fが設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
凹湾曲状を有し土砂収容部の底部を形成する底板と、前記底板の左右両側に設けられ前記底板と共に前記土砂収容部を形成する左右の側板と、前記底板のうち前記土砂収容部の開口側に位置する前端部に固定された複数のアダプタと、前記複数のアダプタにそれぞれ着脱可能に取付けられ前記底板の前端部から突出した複数のツースとを備えてなる掘削バケットにおいて、
前記アダプタには、前記ツースの突出方向に貫通する締結具挿通穴が設けられ、
前記ツースには、前記ツースの突出方向に延び、前記締結具挿通穴に挿通された締結具が固定される締結具固定部が設けられていることを特徴とする掘削バケット。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記締結具挿通穴は、前記アダプタが前記底板の前端部に固定された状態で前記土砂収容部の外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の掘削バケット。
【請求項3】
前記ツースには、前記締結具固定部が穴底に形成された有底の嵌合穴が設けられ、
前記アダプタには、前記ツースの前記嵌合穴に嵌合し前記締結具挿通穴が形成された嵌合突起が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の掘削バケット。
【請求項4】
前記締結具固定部は、前記嵌合穴の中心から偏心した位置に形成され、
前記締結具挿通穴は、前記嵌合突起の中心から偏心した位置に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の掘削バケット。
【請求項5】
前記嵌合突起の外周面には、前記嵌合穴への水の浸入を阻止するOリングを保持するシール溝が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の掘削バケット。
【請求項6】
前記ツースの前記嵌合穴と前記アダプタの前記嵌合突起とは、互いに嵌合可能な楕円形の断面形状を有していることを特徴とする請求項3に記載の掘削バケット。
【請求項7】
前記ツースのうち前記アダプタに取付けられる部位の外周縁には、前記嵌合穴に連通する切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の掘削バケット。
【請求項8】
前記締結具はボルトであり、
前記アダプタには、前記締結具挿通穴に挿通された前記ボルトの頭部を保護するボルト保護部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の掘削バケット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば油圧ショベル等の建設機械に装備され、土砂の掘削作業等に好適に用いられる掘削バケットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とを含んで構成されている。油圧ショベルの作業装置は、ブーム、アーム、掘削バケット等により構成され、アームの先端側で掘削バケットを回動させることにより、土砂の掘削作業等を行う。
【0003】
作業装置を構成する掘削バケットは、通常、土砂収容部の底部を形成する底板と、底板と共に土砂収容部を形成する左右の側板と、底板のうち土砂収容部の開口側に位置する前端部に固定された複数のアダプタと、複数のアダプタに着脱可能に取付けられ、底板の前端部から突出した複数のツースとを備えている。油圧ショベルを用いた掘削作業時には、掘削バケットのツースによって地面を突き崩した状態で、左右の側板と底板の開口側で土砂を掘削し、この土砂を土砂収容部内に収容する。
【0004】
ここで、アダプタに取付けられるツースは、掘削物に直接的に接触するために摩耗の進行が早く、アダプタ等の他の部材に比較して交換頻度が高い。このため、ピン等の取付具を用いてツースをアダプタに取付けることにより、摩耗したツースの交換が可能となっている。
【0005】
例えばツースの突出方向と直交する方向に挿通されるボルトを用いてツースをアダプタに取付ける掘削バケットが提案されている(特許文献1)。あるいは、ツースの突出方向と直交する方向に挿通されるピンを用いてツースをアダプタに取付け、このピンの軸方向の端部に抜止めボルトを螺着する掘削バケットが提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実用新案登録第3229296号公報
実用新案登録第3142580号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、従来技術による掘削バケットは、アダプタとツースに対し、ツースの突出方向と直交する方向にボルト、ピン等の取付具を抜き差しする構成となっている。このため、例えば底板の前端部に隣接して配置された複数のツースのうち、中央部に配置されたツースのみを交換する場合には、交換すべきツースに対して抜き差しされる取付具が、隣接する他のツース(交換する必要がない他のツース)に干渉してしまう。このため、交換する必要がない他のツースを前もってアダプタから取外した後、交換すべきツースから取付具を抜取ってアダプタからツースを取外す必要があり、摩耗したツースを交換するときの作業性が低下してしまう問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、アダプタに対してツースを取付け、取外しするときの作業性を高めることができるようにした掘削バケットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、凹湾曲状を有し土砂収容部の底部を形成する底板と、前記底板の左右両側に設けられ前記底板と共に前記土砂収容部を形成する左右の側板と、前記底板のうち前記土砂収容部の開口側に位置する前端部に固定された複数のアダプタと、前記複数のアダプタにそれぞれ着脱可能に取付けられ前記底板の前端部から突出した複数のツースとを備えてなる掘削バケットにおいて、前記アダプタには、前記ツースの突出方向に貫通する締結具挿通穴が設けられ、前記ツースには、前記ツースの突出方向に延び、前記締結具挿通穴に挿通された締結具が固定される締結具固定部が設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、ツースを交換するときの作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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