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公開番号
2025021071
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124785
出願日
2023-07-31
発明の名称
鋼管杭の継手構造
出願人
学校法人福岡大学
,
株式会社テクノ九州
,
株式会社岡本建設用品製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
E02D
5/24 20060101AFI20250205BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】施工が簡単であり、捩り方向の外力に対する剛性が高い鋼管杭の継手構造の提供。
【解決手段】一対の鋼管杭P1,P2の端部同士を同軸上で接合する鋼管杭の継手構造であって、一対の鋼管杭P1,P2の端部にそれぞれ溶接される一対の継手部材1A,1Bであり、それぞれ、一対の鋼管杭P1,P2の互いの端部に嵌入可能な円柱をその軸心を含む第1平面11Aで切断した半円柱状の嵌入部11と、前記円柱より大径で一対の鋼管杭P1,P2の端部間に位置する胴部12であり、第1平面11Aに連続する第2平面12Aを有する胴部12とを備えた一対の継手部材1A,1Bと、一対の鋼管杭P1,P2の互いの端部に嵌入された一対の継手部材1A,1B同士を貫通する挿通孔14と、挿通孔14に挿通して一対の継手部材1A,1B同士を結合する寸切りボルトとを有する鋼管杭の継手構造である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一対の鋼管杭の端部同士を同軸上で接合する鋼管杭の継手構造であって、
前記一対の鋼管杭の端部にそれぞれ溶接される一対の継手部材であり、それぞれ、前記一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入可能な円柱をその軸心を含む第1平面で切断した半円柱状の嵌入部と、前記円柱より大径で前記一対の鋼管杭の端部間に位置する胴部であり、前記第1平面に連続する第2平面を有する胴部とを備えた一対の継手部材と、
前記一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入された一対の継手部材同士を貫通する挿通孔と、
前記挿通孔に挿通して前記一対の継手部材同士を結合する結合部材と
を有する鋼管杭の継手構造。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記胴部は、円柱を前記第2平面で切断した半円柱状部であり、前記一対の鋼管杭の端部に溶接される半円柱状部を有する請求項1記載の鋼管杭の継手構造。
【請求項3】
前記胴部は、円柱を前記第2平面で切断した半円柱状部と、前記半円柱状部の外周部に設けられ、前記一対の鋼管杭の端部に溶接される円筒部とを有する請求項1記載の鋼管杭の継手構造。
【請求項4】
前記一対の継手部材は同一形状である請求項1から3のいずれか1項に記載の鋼管杭の継手構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の鋼管杭の端部同士を接合する場合に使用する鋼管杭の継手構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼管杭の継手構造については、従来、様々なタイプのものが提案されている。本発明に関連するものとして、例えば、特許文献1に記載された鋼管杭の機械式継手がある。この鋼管杭の機械式継手は、円筒状で接合対象の鋼管杭と略同径で、周壁に複数の孔を有する外継手管と、円筒状で外継手管内径より若干小さい外径で、外継手管の孔と連通する同径の孔を有する内継手管と、鋼管杭とほぼ同じ外径で、内径が内継手管の外径より若干大きい鋼製外リングと、外径が孔より若干小さい鋼製円柱体で構成し、外継手管を一方の鋼管杭の端面に固着し、鋼製外リングを内継手管外周に挿入し、鋼管杭、鋼製外リング、内継手管で囲われた空間内を溶接し、この鋼製外リングを介して内継手管をもう一方の鋼管杭に溶接し、内外継手管の孔が連通する様に外継手管に内継手管を挿入し、鋼製外リングの端面と外継手管の端面とを対向させ、これらの孔に鋼製円柱体を差し込んで内継手管と外継手管とを結合することを特徴とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-168789号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された鋼管杭の機械式継手では、下鋼管杭と上鋼管杭との結合を行うためには、内外継手管の孔が連通する様に孔の位置を合わせてこれらの孔に鋼製円柱体を差し込めるようにする必要があるが、下鋼管杭に対して上鋼管杭は軸心周りに回転自在であるため、孔の位置を合わせながら外継手管に内継手管を挿入することが難しい。また、特許文献1に記載された鋼管杭の機械式継手では、軸心周りの捻り方向の外力を鋼製円柱体のみが受けるため、鋼製円柱体の強度に注意する必要がある。
【0005】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、施工が簡単であり、捩り方向の外力に対する剛性が高い鋼管杭の継手構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の鋼管杭の継手構造は、一対の鋼管杭の端部同士を同軸上で接合する鋼管杭の継手構造であって、一対の鋼管杭の端部にそれぞれ溶接される一対の継手部材であり、それぞれ、一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入可能な円柱をその軸心を含む第1平面で切断した半円柱状の嵌入部と、前記円柱より大径で一対の鋼管杭の端部間に位置する胴部であり、第1平面に連続する第2平面を有する胴部とを備えた一対の継手部材と、一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入された一対の継手部材同士を貫通する挿通孔と、挿通孔に挿通して一対の継手部材同士を結合する結合部材とを有する。
【0007】
本発明の鋼管杭の継手構造によれば、一対の継手部材のそれぞれの半円柱状の嵌入部が、一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入される際、それぞれの半円柱状の嵌入部の第1平面が対面に配置されて面接触する状態で位置決めされる。このとき、挿通孔は一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入された一対の継手部材同士を貫通するので、この挿通孔に結合部材を挿通することが容易であり、これにより一対の継手部材同士を結合することができる。
【0008】
また、一対の継手部材は、同一形状であることが望ましい。これにより、同一形状の一対の継手部材を一対の鋼管杭のそれぞれに溶接することで、本発明の鋼管杭の継手構造が得られる。
【発明の効果】
【0009】
(1)一対の鋼管杭の端部にそれぞれ溶接される一対の継手部材であり、それぞれ、一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入可能な円柱をその軸心を含む第1平面で切断した半円柱状の嵌入部と、前記円柱より大径で一対の鋼管杭の端部間に位置する胴部であり、第1平面に連続する第2平面を有する胴部とを備えた一対の継手部材と、一対の鋼管杭の互いの端部に嵌入された一対の継手部材同士を貫通する挿通孔と、挿通孔に挿通して一対の継手部材同士を結合する結合部材とを有する構成により、一対の継手部材のそれぞれの半円柱状の嵌入部の第1平面が対面に配置されて面接触する状態で位置決めされ、挿通孔に結合部材を挿通して一対の継手部材同士を結合することができるので、施工が簡単である。また、捻り方向の外力に対して一対の継手部材のそれぞれの第1平面およびこれに連続する第2平面で受けるため、剛性が高い鋼管杭の継手構造となる。
【0010】
(2)一対の継手部材が、同一形状であることにより、同一形状の一対の継手部材を一対の鋼管杭のそれぞれに溶接することで、本発明の鋼管杭の継手構造が得られるので、低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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