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公開番号2025033219
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023138782
出願日2023-08-29
発明の名称橋脚の施工方法
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E01D 21/00 20060101AFI20250306BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】施工効率を向上でき、工期の短縮を図ることができる。
【解決手段】柱部21の施工箇所の周囲全周にわたって配列される複数の鋼管矢板40を設け、鋼管矢板40の内側で柱部21を施工した後、柱部21の頭部に梁部22を構築する。橋脚20の施工方法は、柱部21を構築する工程と、梁部22を施工するための梁型枠10を、梁型枠10の底部を支持する梁底支保構造体30を介して鋼管矢板40に支持した状態で設置する工程と、梁型枠10の内部にコンクリート材を充填して梁部22を施工する工程と、梁部22を施工した後、梁型枠10、梁底支保構造体30及び鋼管矢板40を撤去する工程と、を有する橋脚の施工方法を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
柱部の施工箇所の周囲全周にわたって配列される複数の鋼管矢板を設け、前記鋼管矢板の内側で前記柱部を施工した後、前記柱部の頭部に梁部を構築する橋脚の施工方法であって、
前記柱部を構築する工程と、
前記梁部を施工するための梁型枠を、前記梁型枠の底部を支持する梁底支保構造体を介して前記鋼管矢板に支持した状態で設置する工程と、
前記梁型枠の内部にコンクリート材を充填して前記梁部を施工する工程と、
前記梁部を施工した後、前記梁型枠、前記梁底支保構造体及び前記鋼管矢板を撤去する工程と、
を有する、橋脚の施工方法。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記鋼管矢板の径方向内側及び外側に張り出す張出しブラケットを有する支保工基礎を設け、
前記梁底支保構造体は、前記支保工基礎によって下方から支持される、請求項1に記載の橋脚の施工方法。
【請求項3】
前記梁型枠及び前記梁底支保構造体のうち少なくとも一方は、複数に分割されてユニット化されている、請求項1に記載の橋脚の施工方法。
【請求項4】
前記梁部の施工後に、前記梁部の上に上部工を設置し、
前記上部工の設置後に前記鋼管矢板を撤去する、請求項1に記載の橋脚の施工方法。
【請求項5】
前記梁部の下部は、下側に凸となる凸曲面を形成し、
前記梁型枠は、前記梁部の前記凸曲面に対応したR形状を形成する、請求項1に記載の橋脚の施工方法。
【請求項6】
前記梁型枠及び前記梁底支保構造体を撤去した後、前記梁部の下部にガイドレールと、前記ガイドレールに案内されるクレーンを設け、
前記ガイドレールは、周方向に配列される前記鋼管矢板の直上で前記鋼管矢板の配列方向に沿って周方向に延在する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の橋脚の施工方法。
【請求項7】
前記鋼管矢板の上部に中詰コンクリートが充填される、請求項1に記載の橋脚の施工方法。
【請求項8】
前記鋼管矢板は、前記中詰コンクリートを上下方向に層状に仕切る仕切部材を備える、請求項7に記載の橋脚の施工方法。
【請求項9】
前記中詰コンクリートは、前記鋼管矢板の内周面との間に隙間を形成する縦溝を有する、請求項7又は8に記載の橋脚の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋脚の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、橋脚の施工方法として、柱部の施工箇所の周囲全周にわたって配列される複数の鋼管矢板を設け、鋼管矢板の内側で前記柱部を施工した後、柱部の頭部に梁部を構築している(例えば、特許文献1参照)。具体的には、先ず、柱部を施工した後、鋼管矢板を撤去し、梁部施工箇所の下部に梁部支保工を設置する。その後、梁部支保工上に足場や型枠を組み立てて梁部を施工する。そして、梁部の施工完了後に、上部工を施工する手順で橋脚が構築されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-148108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来の橋脚の施工方法では、以下のような問題があった。すなわち、橋脚の梁部は規模が大きく、型枠内に打設するコンクリート量も多いことから、養生完了までの日数がかかる。このことから、梁部の施工効率を向上させることと、橋脚全体の工期を短縮することが求められており、その点で改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、施工効率を向上でき、工期の短縮を図ることができる橋脚の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る橋脚の施工方法は、柱部の施工箇所の周囲全周にわたって配列される複数の鋼管矢板を設け、前記鋼管矢板の内側で前記柱部を施工した後、前記柱部の頭部に梁部を構築する橋脚の施工方法であって、前記柱部を構築する工程と、前記梁部を施工するための梁型枠を、前記梁型枠の底部を支持する梁底支保構造体を介して前記鋼管矢板に支持した状態で設置する工程と、前記梁型枠の内部にコンクリート材を充填して前記梁部を施工する工程と、前記梁部を施工した後、前記梁型枠、前記梁底支保構造体及び前記鋼管矢板を撤去する工程と、を有することを特徴としている。
【0007】
このように、本発明に係る橋脚の施工方法によれば、柱部を施工が完了した後に、柱部を施工するために設けられる鋼管矢板に支持させて梁底支保構造体および梁型枠を設置し、梁型枠の内部にコンクリート材を充填して梁部が施工される。そして、梁部の施工完了後、梁型枠及び梁底支保構造体とともに鋼管矢板を撤去する施工手順となる。すなわち、鋼管矢板の撤去作業が最終工程となることから、鋼管矢板の撤去作業時には、次に施工する橋脚の作業に移行することができ、施工効率を向上でき、工期の短縮を図ることができる。
また、本発明では、鋼管矢板の撤去作業を最終工程とすることで、梁型枠の内部に打設したコンクリート材の養生時間が大きな梁部の施工を早期に行うことができ、工期を短縮することができる。
【0008】
また、本発明に係る橋脚の施工方法は、前記鋼管矢板の径方向内側及び外側に張り出す張出しブラケットを有する支保工基礎を設け、前記梁底支保構造体は、前記支保工基礎によって下方から支持されることが好ましい。
【0009】
この場合には、柱部の施工で使用した鋼管矢板に張出しブラケットが設けられるので、梁底支保構造体を支持する支保工基礎の設置面積を拡大させることができる。そのため、梁型枠から受ける荷重が梁底支保構造体を介して支保工基礎に集中することなく広く分散させることができるので、支保工基礎の座屈を抑制できるうえ、梁型枠及び梁底支保構造体を安定した構造で設けることができ、設置作業も効率よく行うことができる。
【0010】
また、本発明に係る橋脚の施工方法は、前記梁型枠及び前記梁底支保構造体のうち少なくとも一方は、複数に分割されてユニット化されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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