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公開番号2025062935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172318
出願日2023-10-03
発明の名称二酸化炭素排出量算出装置、二酸化炭素排出量算出方法、およびプログラム
出願人株式会社ゴーレム,清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250408BHJP(計算;計数)
要約【課題】ユーザが各CO2排出原単位の数量を入力することなく、容易に二酸化炭素排出量を把握することができる二酸化炭素排出量算出装置を提供すること。
【解決手段】CO2排出原単位を示す情報と、CO2排出原単位ごとの数量を示す情報とを含む、建築物の内訳データを取得する内訳取得部と、CO2排出原単位を示す情報と、CO2排出原単位の単位数量当たりの二酸化炭素排出量を示す排出量情報とを対応付けて記憶する原単位記憶部と、内訳取得部が取得した内訳データと、原単位記憶部が記憶するCO2排出原単位を示す情報および排出量情報とを用いて、建築物の二酸化炭素排出量を算出するCO2算出部とを備える二酸化炭素排出量算出装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位ごとの数量を示す情報とを含む、建築物の内訳データを取得する内訳取得部と、
前記CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位の単位数量当たりの二酸化炭素排出量を示す排出量情報とを対応付けて記憶する原単位記憶部と、
前記内訳取得部が取得した前記内訳データと、前記原単位記憶部が記憶する前記CO2排出原単位を示す情報および前記排出量情報とを用いて、前記建築物の二酸化炭素排出量を算出するCO2算出部と
を備える二酸化炭素排出量算出装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記CO2排出原単位が、折版、長尺金属葺、サンドイッチパネル、金属サイディング、地盤改良、山留、木質構造材、空調機類、空調の配管、ダクト、上下水道の配管、照明器具、あるいは受変電設備のCO2排出原単位である、請求項1に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項3】
前記建築物の設計初期段階で評価可能な項目のCO2排出原単位と、前記CO2排出原単位の数量との入力を受け付ける初期評価入力部を備え、
前記CO2算出部は、前記初期評価入力部が入力を受け付けたCO2排出原単位の数量と、前記原単位記憶部が、前記初期評価入力部が入力を受け付けたCO2排出原単位と対応付けて記憶する前記排出量情報とを用いて、前記建築物の二酸化炭素排出量を算出する、
請求項1に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項4】
前記CO2排出原単位は、項目ごとに予め用意された複数のCO2排出原単位のうちの1つであり、
前記項目は山留を含み、
前記山留のために予め用意された複数のCO2排出原単位は、根切りの深さを含む、
請求項3に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項5】
設計初期の評価項目、BIM(Building Information Modeling)情報、購買記録、あるいは見積りの内訳の少なくとも何れかを含む、前記建築物の内訳に関する情報を取得する情報取得部を備え、
前記内訳取得部は、前記情報取得部により取得された情報をCO2排出原単位ごとに集計することで前記内訳データを取得する、
請求項1に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項6】
前記内訳取得部により取得された前記内訳データの内容を表示部に表示させる出力部と、
前記出力部により表示された前記内訳データの内容に対するユーザ入力に応じて、前記内訳データを修正する内訳修正部と、
を備える、請求項5に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項7】
前記内訳取得部が取得した第1の前記内訳データを用いて前記CO2算出部が算出した第1の二酸化炭素排出量と、前記内訳取得部が取得した第2の前記内訳データを用いて前記CO2算出部が算出した第2の二酸化炭素排出量とを、比較可能な態様で出力する出力部を備える、
請求項1に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項8】
前記出力部は、前記第1の二酸化炭素排出量と、前記第2の二酸化炭素排出量とを、前記建築物の構成要素ごとに比較可能な態様で出力する、
請求項7に記載の二酸化炭素排出量算出装置。
【請求項9】
CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位ごとの数量を示す情報とを含む、建築物の内訳データを取得する第1のステップと、
前記第1のステップにおいて取得した前記内訳データと、原単位記憶部が対応付けて記憶する前記CO2排出原単位を示す情報と前記CO2排出原単位の単位数量当たりの二酸化炭素排出量を示す排出量情報とを用いて、前記建築物の二酸化炭素排出量を算出する第2のステップと
を有する二酸化炭素排出量算出方法。
【請求項10】
コンピュータを、
CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位ごとの数量を示す情報とを含む、建築物の内訳データを取得する内訳取得部、
前記CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位の単位数量当たりの二酸化炭素排出量を示す排出量情報とを対応付けて記憶する原単位記憶部、
前記内訳取得部が取得した前記内訳データと、前記原単位記憶部が記憶する前記CO2排出原単位を示す情報および前記排出量情報とを用いて、前記建築物の二酸化炭素排出量を算出するCO2算出部
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素排出量算出装置、二酸化炭素排出量算出方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
日本建築学会は、非特許文献1を発行し、建築時の二酸化炭素排出量の計算方法を開示している。また、一部のデベロッパーは、建築会社等の施工者に対して二酸化炭素排出量の削減計画書の提出を義務付けて、二酸化炭素排出量の削減を促している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「建物のLCA指針 改訂版」、日本建築学会、2013年2月
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1においては、ユーザが各CO2排出原単位の数量を入力しなければならず、CO2排出原単位の数が多いと煩雑になってしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ユーザが各CO2排出原単位の数量を入力することなく、容易に二酸化炭素排出量を把握することができる二酸化炭素排出量算出装置、二酸化炭素排出量算出方法、およびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様は、CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位ごとの数量を示す情報とを含む、建築物の内訳データを取得する内訳取得部と、前記CO2排出原単位を示す情報と、前記CO2排出原単位の単位数量当たりの二酸化炭素排出量を示す排出量情報とを対応付けて記憶する原単位記憶部と、前記内訳取得部が取得した前記内訳データと、前記原単位記憶部が記憶する前記CO2排出原単位を示す情報および前記排出量情報とを用いて、前記建築物の二酸化炭素排出量を算出するCO2算出部とを備える二酸化炭素排出量算出装置である。
【0007】
また、本発明の他の一態様は、上述した二酸化炭素排出量算出装置であって、前記CO2排出原単位が、折版、長尺金属葺、サンドイッチパネル、金属サイディング、地盤改良、山留、木質構造材、空調機類、空調の配管、ダクト、上下水道の配管、照明器具、あるいは受変電設備のCO2排出原単位である。
【0008】
また、本発明の他の一態様は、上述した二酸化炭素排出量算出装置であって、前記建築物の設計初期段階で評価可能な項目のCO2排出原単位と、前記CO2排出原単位の数量との入力を受け付ける初期評価入力部を備え、前記CO2算出部は、前記初期評価入力部が入力を受け付けたCO2排出原単位の数量と、前記原単位記憶部が、前記初期評価入力部が入力を受け付けたCO2排出原単位と対応付けて記憶する前記排出量情報とを用いて、前記建築物の二酸化炭素排出量算出装置を算出する。
【0009】
また、本発明の他の一態様は、上述した二酸化炭素排出量算出装置であって、前記CO2排出原単位の指定操作は、項目ごとに予め用意された複数のCO2排出原単位の中から指定する操作であり、前記項目は山留を含み、前記山留のために予め用意された複数のCO2排出原単位は、根切りの深さを含む。
【0010】
また、本発明の他の一態様は、上述した二酸化炭素排出量算出装置であって、設計初期の評価項目、BIM(Building Information Modeling)情報、購買記録、あるいは見積りの内訳の少なくともいずれかを含む、前記建築物の内訳に関する情報を取得する情報取得部を備え、前記内訳取得部は、前記情報取得部により取得された情報をCO2排出原単位ごとに集計することで前記内訳データを取得する。
(【0011】以降は省略されています)

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