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公開番号2025032523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023137829
出願日2023-08-28
発明の名称コーンバー収納構造およびコーンバー
出願人株式会社トップ
代理人個人
主分類E01F 13/02 20060101AFI20250305BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 現在一般に広く使用されている硬質のコーンバーをそのまま使用しつつ、コーンバーを確実にロードコーンに収納できるコーンバー収納構造を提供することにある。
【解決手段】 コーンバー20は、バー本体21に掛止部としてのフック体25を備える。そのフック体25を、ロードコーン10の本体部11の頂部12に形成された開口縁13に上から掛け止める。これによって、コーンバー20をロードコーン10に「立てかけた状態で収納」することができる。この場合、開口縁13は環状であるので、フック体25は360度自由に掛け止めることができる。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンに、本体部と本体部の間に架設するコーンバーを収納させるコーンバー収納構造であって、
ロードコーンの本体部に上から掛けて止める掛止部をコーンバーに設けることを特徴としたコーンバー収納構造。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
掛止部は、ロードコーンの本体部上部外周に掛け止める環状体であることを特徴とした請求項1記載のコーンバー収納構造。
【請求項3】
環状体は、コーンバーに対して折曲自在であることを特徴とした請求項2記載のコーンバー収納構造。
【請求項4】
掛止部は、ロードコーンの本体部の頂部に形成された開口縁に掛け止めるフック体であることを特徴とした請求項1記載のコーンバー収納構造。
【請求項5】
フック体と嵌合する凹部をロードコーンの本体部の頂部に形成された開口縁に設けることを特徴とした請求項4記載のコーンバー収納構造。
【請求項6】
円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンに、本体部と本体部の間に架設するコーンバーを収納可能にするコーンバーであって、
ロードコーンの本体部に上から掛けて止める掛止部、
を備えたことを特徴とするコーンバー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、保安器具であるロードコーン(いわゆるカラーコーン:登録商標)にコーンバーを収納させるためのコーンバー収納の仕組みに関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ロードコーンとコーンバーが交互に並んでいる状態において、工事車両などが出入りする際には、ロードコーンとコーンバーを移動させ、「工事車両が出入りするスペース」を確保する必要がある。
【0003】
具体的には、図6(A)で図示するように、1個のロードコーン50とその両脇にある2本のコーンバー60,60を移動させて、図6(B)で図示するように、工事車両70(2t~4tトラック等)などが出入りするスペースを確保している。
また、図7(A)で図示するように、工事車両71が大型(10tクラスのトラック等)になると、スペースを確保するために、図7(B)で図示するように、ロードコーン50を2個とコーンバー60を3本移動させることになる。
【0004】
この時、外したコーンバーは「手に持ったまま」では誘導の邪魔になるため、ほとんどの場合は「放り投げて道路上に放置する」ことになる。
【0005】
その場合、次のような問題点がある。
(1)道路上にコーンバーが横倒しに置かれることにより、約4cmの厚み(コーンバーの直径)が段差となり、歩行者や自転車が転倒する危険がある。
(2)道路上にコーンバーが横倒しに置かれることにより、約1.5m~2.0mの長さ(コーンバーの長さ)の棒が道路上に「場所をとる(占拠する)状態になる」ため、歩行者や自転車の進行を妨害する危険がある。
(3)ロードコーンとコーンバーを移動させる場合、片手にロードコーンを持ち、もう一方の片手にコーンバーを持つので、両手がふさがる状態となる。危険を知らせるために、警笛を吹く場合や、手で合図を行う場合など、どちらかの手を離すことになるので危険を知らせる行動が遅れる。
(4)コーンバーを道路上に置くことにより、土や砂、雨水などの汚れが付き、コーンバーの材質が劣化して、視認性が低くなり、歩行者や車両に十分な警告機能を果たさなくなる。また、道路上に放置されたコーンバーは、作業現場である道路の美観を損ねる。さらに、通行人(歩行者や車両等)や近隣住民などから苦情のおそれがある。
(5)コーンバーを「放り投げて道路上に置く」ため、壊れやすい。
(6)コーンバーは長尺のため、手で持って移動する際には、歩行者や車両等と接触する危険性がある。
【0006】
一方、上記問題点とは若干異なるが、特許文献1では『コーンバーを三角コーンに取り付けるとき、作業車からコーンバーを1本ずつ取り出していると手間と時間がかかってしまうという問題があった。コーンバーは長尺であり、作業車から取り出しにくいという問題があった。また、道路上で複数本のコーンバーを抱えて作業すると、抱えたコーンバーを落としてしまうという問題があった。交通量の多い車道にコーンバーを落としてしまうと非常に危険である。』(特許文献1発明の詳細な説明[0005]及び[0006])という問題点を解決するために、三角コーン(ロードコーン)にコーンバーテープ(テープ状のコーンバー)を内蔵させた発明を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-84523号公報
特許第7162319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の発明は、コーンバーテープを三角コーンに内蔵させることで問題点を解決したが、三角コーンに内蔵させるために一般的な硬質のコーンバーではなく、巻取り可能なコーンバーテープを使用する。また、三角コーン内部にコーンバーテープを内蔵させるので、三角コーンの特徴(利便性)の1つである「積み重ね」(=コンパクトな収納・保管・運搬を実現)ができないというデメリットがある。
【0009】
これに対して、本願発明者は、現在一般に広く使用されている硬質のコーンバーをそのまま使用しつつ、上記問題点を解決することを目指し、思索を重ねた。その結果、コーンバーをロードコーンに「立てた状態で収納」することに辿り着き、特許文献2を完成させた。本願発明は、これに続く発明である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願発明の第1の発明は、円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンに、本体部と本体部の間に架設するコーンバーを収納させるコーンバー収納構造であって、ロードコーンの本体部に上から掛けて止める掛止部をコーンバーに設けることを特徴としたものである。
第2の発明は、掛止部が、ロードコーンの本体部上部外周に掛け止める環状体であることを特徴とした上記第1の発明に係るコーンバー収納構造である。
第3の発明は、環状体が、コーンバーに対して折曲自在であることを特徴とした上記第2の発明に係るコーンバー収納構造である。
第4の発明は、掛止部が、ロードコーンの本体部の頂部に形成された開口縁に掛け止めるフック体であることを特徴とした上記第1の発明に係るコーンバー収納構造である。
第5の発明は、フック体と嵌合する凹部をロードコーンの本体部の頂部に形成された開口縁に設けることを特徴とした請求項4記載のコーンバー収納構造。
第6の発明は、円錐状の本体部と、本体部の下側に本体部よりも幅広の台座部と、を備えた保安器具であるロードコーンに、本体部と本体部の間に架設するコーンバーを収納可能にするコーンバーであって、ロードコーンの本体部に上から掛けて止める掛止部、を備えたことを特徴とするものである。この掛止部は、上記第2の発明にあるように、環状体であってもよいし、上記第4の発明にあるように、フック体であってもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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