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公開番号
2025021066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124771
出願日
2023-07-31
発明の名称
はつり装置、及びはつり方法
出願人
株式会社タマエ
,
SCR株式会社
代理人
個人
主分類
E01C
23/085 20060101AFI20250205BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】はつり作業に必要なはつり施工幅を有しながら、小型化及び軽量化されたはつり装置、及びこれを用いたはつ方法を提供する。
【解決手段】自走可能な走行装置と、前記走行装置の前側に連結体を介して支持され、はつり対象物に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、前記走行装置の後側に設けられ、設置台およびカウンターウェイトとして機能する、プラットフォームと、を備える、はつり装置であって、前記連結体は、油圧シリンダーが取り付けられており、前記ウォータージェット装置は、前記油圧シリンダーによりはつり対象物に向けて上下駆動する、はつり装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自走可能な走行装置と、
前記走行装置の前側に連結体を介して支持され、はつり対象物に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、
前記走行装置の後側に設けられ、設置台およびカウンターウェイトとして機能する、プラットフォームと、
を備える、はつり装置であって、
前記連結体は、油圧シリンダーが取り付けられており、
前記ウォータージェット装置は、前記油圧シリンダーによりはつり対象物に向けて上下駆動する、
はつり装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記ウォータージェット装置は、前記連結体にピンまたはボルトを用いて取り外し可能に結合されている、請求項1に記載のはつり装置。
【請求項3】
前記プラットフォームは、前記走行装置に固定された固定部と、前記固定部の幅方向の一端に水平面内に回動自在に結合された可動部とを有し、
前記プラットフォームは、前記固定部の幅方向の他端に前記可動部を固定し、前記可動部が前記固定部の前記一端を軸として水平面内に回動することを規制する取り外し可能な固定具を備える、
請求項1又は2に記載のはつり装置。
【請求項4】
前記可動部は、作動油の供給を制御する油圧制御部と、前記はつり装置の動作を制御する制御盤とを支持し、
前記プラットフォームは、前記油圧制御部及び前記制御盤と共に、前記カウンターウェイトとして機能する、請求項3に記載のはつり装置。
【請求項5】
前記走行装置は、前記油圧シリンダーを含むアクチュエーターに作動油を供給する油圧ポンプを有し、
前記油圧ポンプは、前記走行装置のエンジンにより駆動される、請求項4に記載のはつり装置。
【請求項6】
前記走行装置は、走行体と、前記走行体に旋回自在に支持される旋回体と、を有し、
前記旋回体は、作業者が搭乗する搭乗スペースに配置され、前記走行体の走行動作を制御可能な操縦レバーを有する操縦部を有し、
前記走行体は、前記制御盤による制御又は前記操縦部の前記操縦レバーによる操作によって走行する、請求項4に記載のはつり装置。
【請求項7】
前記制御盤は、交流電力を昇圧または降圧する昇降圧部を有し、
前記はつり装置は、商用電源から交流電力を供給されて作動する、請求項4に記載のはつり装置。
【請求項8】
前記走行装置は、前記商用電源から前記制御盤に電力が供給されないときに前記制御盤に給電可能なバッテリを有する、請求項4に記載のはつり装置。
【請求項9】
最大はつり施工幅が2000mm以上であり、はつり装置の装置重量が3000kg以下である、請求項1又は2に記載のはつり装置。
【請求項10】
はつり装置を用いたはつり方法であって、前記はつり装置は、
自走可能な走行装置と、
前記走行装置の前側に連結体を介して支持され、はつり対象物に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、
前記走行装置の後側に設けられ、設置台およびカウンターウェイトとして機能する、プラットフォームと、
を備え、
前記連結体は、油圧シリンダーが取り付けられており、
前記ウォータージェット装置は、前記油圧シリンダーによりはつり対象物に向けて上下駆動し、
前記ウォータージェット装置は、前記連結体にピンまたはボルトを用いて取り外し可能に結合されており、前記はつり方法は、
前記連結体から前記ピンまたは前記ボルトを外し、前記はつり装置の前記連結体から前記ウォータージェット装置を取り外す工程と、
前記連結体から取り外されたウォータージェット装置及び前記はつり装置を、はつり作業現場に運搬する工程と、
前記はつり作業現場において、前記ウォータージェット装置を、前記ピンまたはボルトを用いて前記はつり装置の前記連結体と結合させる工程と、
はつり対象物に対してはつり作業を行う工程と、
を含む、はつり方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、はつり装置、及びはつり方法に関する。特に、高圧水噴射であるウォータージェットによる洗浄、はつり、及び研掃等を行う、自走式のはつり装置、及びこれを用いたはつり方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高圧水をジェット噴射させて、コンクリートやアスファルト等の舗装路面等を切削破砕してはつりする技術が知られている。
こうした工事を行う一手段として、ウォータージェット型のはつり装置が広く普及されている。ウォータージェット型のはつり装置は、例えば、原動機により走行装置を駆動することによって、高圧水を噴射しながら路面を走行させてはつり作業を行うことが出来るように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
はつり装置の最大はつり施工幅は、ウォータジェット装置におけるノズルユニットの最大横行幅と等しい。このため、従来の装置は、はつり作業の効率を向上させるために、ウォータジェット装置の幅を大きく設ける必要があった。また、従来の装置は、破壊された対象物の飛散、高圧水の噴射による反力等を考慮し、はつり作業を安定的に実施するために、通常3000kgを超える装置重量を要していた。すなわち、従来のはつり装置は、作業効率を高め安定的にはつり作業を実施させるために、嵩張り且つ装置重量が大きな大型の装置となっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-305566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示すような従来のはつり装置は、作業現場に障害物等がある場合、装置の小回りが利かず、はつり作業を効率的に実施できなかった。さらに装置が大型であるために、狭隘部等への搬入・搬出を容易に行うことができなかった。
【0006】
これらの課題を解決するために装置の小型化および軽量化が検討されてきたが、小型化および軽量化を達成しつつ、且つ大きなはつり施工幅を確保することは困難であった。そこで、はつり装置においては、はつり作業に必要なはつり施工幅を有しながら、小型化及び軽量化が達成された装置の開発が望まれていた。
【0007】
本発明は、はつり作業に必要なはつり施工幅を有しながら、小型化及び軽量化されたはつり装置、及びこれを用いたはつ方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、自走可能な走行装置と、走行装置の前側に連結体を介して支持され、はつり対象物に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、走行装置の後側に設けられ、設置台およびカウンターウェイトとして機能する、プラットフォームとを備え、連結体に油圧シリンダーが取り付けられ、油圧シリンダーによりウォータージェット装置が上下駆動する、はつり装置であれば、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下のとおりである。
【0009】
(1)自走可能な走行装置と、
前記走行装置の前側に連結体を介して支持され、はつり対象物に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、
前記走行装置の後側に設けられ、設置台およびカウンターウェイトとして機能する、プラットフォームと、
を備える、はつり装置であって、
前記連結体は、油圧シリンダーが取り付けられており、
前記ウォータージェット装置は、前記油圧シリンダーによりはつり対象物に向けて上下駆動する、
はつり装置。
(2)前記ウォータージェット装置は、前記連結体にピンまたはボルトを用いて取り外し可能に結合されている、(1)に記載のはつり装置。
(3)前記プラットフォームは、前記走行装置に固定された固定部と、前記固定部の幅方向の一端に水平面内に回動自在に結合された可動部とを有し、
前記プラットフォームは、前記固定部の幅方向の他端に前記可動部を固定し、前記可動部が前記固定部の前記一端を軸として水平面内に回動することを規制する取り外し可能な固定具を備える、
(1)又は(2)に記載のはつり装置。
(4)前記可動部は、作動油の供給を制御する作動油の供給を制御する油圧制御部と、前記はつり装置の動作を制御する制御盤とを支持し、
前記プラットフォームは、前記油圧制御部及び前記制御盤と共に、前記カウンターウェイトとして機能する、(3)に記載のはつり装置。
(5)前記走行装置は、前記油圧シリンダーを含むアクチュエーターに作動油を供給する油圧ポンプを有し、
前記油圧ポンプは、前記走行装置のエンジンにより駆動される、(4)に記載のはつり装置。
(6)前記走行装置は、走行体と、前記走行体に旋回自在に支持される旋回体と、を有し、
前記旋回体は、作業者が搭乗する搭乗スペースに配置され、前記走行体の走行動作を制御可能な操縦レバーを有する操縦部を有し、
前記走行体は、前記制御盤による制御又は前記操縦部の前記操縦レバーによる操作によって走行する、(4)に記載のはつり装置。
(7)前記制御盤は、交流電力を昇圧または降圧する昇降圧部を有し、
前記はつり装置は、商用電源から交流電力を供給されて作動する、(4)に記載のはつり装置。
(8)前記走行装置は、記商用電源から前記制御盤に電力が供給されないときに前記制御盤に給電可能なバッテリを有する、(4)に記載のはつり装置。
(9)最大はつり施工幅が2000mm以上であり、はつり装置の装置重量が3000kg以下である、(1)~(8)のいずれかに記載のはつり装置。
(10)はつり装置を用いたはつり方法であって、前記はつり装置は、
自走可能な走行装置と、
前記走行装置の前側に連結体を介して支持され、はつり対象物に向けて高圧水を噴射するウォータージェット装置と、
前記走行装置の後側に設けられ、設置台およびカウンターウェイトとして機能する、プラットフォームと、
を備え、
前記連結体は、油圧シリンダーが取り付けられており、
前記ウォータージェット装置は、前記油圧シリンダーによりはつり対象物に向けて上下駆動し、
前記ウォータージェット装置は、前記連結体にピンまたはボルトを用いて取り外し可能に結合されており、前記はつり方法は、
前記連結体から前記ピンまたは前記ボルトを外し、前記はつり装置の前記連結体から前記ウォータージェット装置を取り外す工程と、
前記連結体から取り外されたウォータージェット装置及び前記はつり装置を、はつり作業現場に運搬する工程と、
前記はつり作業現場において、前記ウォータージェット装置を、前記ピンまたはボルトを用いて前記はつり装置の前記連結体と結合させる工程と、
はつり対象物に対してはつり作業を行う工程と、
を含む、はつり方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、はつり作業に必要なはつり施工幅を有しながら、小型化及び軽量化されたはつり装置、及びこれを用いたはつ方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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