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公開番号
2025008921
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111549
出願日
2023-07-06
発明の名称
アーチ橋の施工方法
出願人
鹿島建設株式会社
代理人
個人
主分類
E01D
21/00 20060101AFI20250109BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】アーチ部材を簡易に構築できるアーチ橋の施工方法等を提供する。
【解決手段】本発明のアーチ橋の施工方法は、アーチ橋のアーチ部材3の下方に当たる位置で足場10を設ける工程と、足場10上に、アーチ部材3の形状に合わせた曲線状のメラン材31を設置する工程と、メラン材31を埋設するようにコンクリート32を打設することで、アーチ部材3を構築する工程と、を有する。コンクリート32を打設する際には、アーチ部材3の底型枠50をメラン材31から支持させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
アーチ橋の施工方法であって、
前記アーチ橋のアーチ部材の下方に当たる位置で足場を設ける工程と、
前記足場上に、前記アーチ部材の形状に合わせた曲線状のメラン材を設置する工程と、
前記メラン材を埋設するようにコンクリートを打設することで、前記アーチ部材を構築する工程と、
を有することを特徴とするアーチ橋の施工方法。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記コンクリートを打設する際に、前記アーチ部材の底型枠を前記メラン材から支持することを特徴とする請求項1記載のアーチ橋の施工方法。
【請求項3】
前記底型枠は、受桁上に配置され、
前記メラン材を設置する前に、前記受桁と、前記受桁を前記アーチ部材の傾斜に合わせて配置するための架台とを一体化したユニットを前記足場に設置することを特徴とする請求項2記載のアーチ橋の施工方法。
【請求項4】
前記アーチ部材の両端部を支持する橋脚の間に、緊張力を導入した緊張材と、圧縮力を負担する圧縮材とを架け渡し、
前記緊張材の圧縮力により、前記コンクリートの打設時に前記橋脚に生じる水平力に抵抗させ、
前記圧縮材により、前記圧縮力に対して前記橋脚の間隔を一定に保つことを特徴とする請求項1記載のアーチ橋の施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アーチ橋の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
アーチ橋は、アーチ部材により鉛直荷重を支持する橋梁である。アーチ部材の構築方法としては、例えば、アーチ部材の下方に当たる位置で総支保工を設置し、その上に型枠を設置してアーチ部材のコンクリートを打設するものがある。総支保工は、アーチ部材のコンクリートを打設する際に、コンクリートの荷重を下方から支持する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、橋台や橋脚に支柱(ピロン)を建てて、支柱から斜吊り材によりアーチ部材の自重を支えながら、橋台や橋脚から径間中央部側へと順次アーチ部材の張り出し架設を行うピロン工法がある。この際、支柱から斜吊りして空中に架設した鋼製のメラン材をコンクリートで巻き立てることでアーチ部材を完成させるケースもあり、ピロン・メラン工法とも呼ばれる(例えば、特許文献2、3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-186590号公報
特公昭60-15763号公報
特開2000-45231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
アーチ部材を総支保工により構築する場合、アーチ部材のコンクリート打設時の荷重を支保工により支持するため、支保工が大掛かりとなり、工期が延び、工費も高額となる問題がある。
【0006】
ピロン工法も、斜吊り用の支柱を別途立てる必要がある。また複数径間の橋梁において複数の橋脚または橋台から同時に張り出し架設を行うと、仮設設備の転用が難しく工費が高額となる。そのため、橋梁を短工期で施工することが困難である。
【0007】
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、アーチ部材を簡易に構築できるアーチ橋の施工方法等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した課題を解決するための本発明は、アーチ橋の施工方法であって、前記アーチ橋のアーチ部材の下方に当たる位置で足場を設ける工程と、前記足場上に、前記アーチ部材の形状に合わせた曲線状のメラン材を設置する工程と、前記メラン材を埋設するようにコンクリートを打設することで、前記アーチ部材を構築する工程と、を有することを特徴とするアーチ橋の施工方法である。
【0009】
本発明では、前記した総支保工の代わりに足場を施工し、その足場上で曲線状のメラン材の設置を行い、メラン材を埋設するようにコンクリートを打設することで、アーチ部材の構築を行う。この場合、コンクリート打設時の荷重をメラン材の軸力で支持できるため、上記の足場は総支保工に比べて簡素化できる。また足場上でメラン材を設置できるので、メラン材を斜吊りして空中に架設するための支柱が不要となる。その結果、アーチ部材を簡易に構築でき、工期や工費を削減できる。
【0010】
前記コンクリートを打設する際に、前記アーチ部材の底型枠を前記メラン材から支持することが望ましい。
これにより、アーチ部材のコンクリート打設時の荷重を足場に負担させることなく、メラン材の軸力によって支持できる。
(【0011】以降は省略されています)
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