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公開番号
2025008232
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110211
出願日
2023-07-04
発明の名称
アンカー施工方法
出願人
鹿島建設株式会社
,
日特建設株式会社
,
ケミカルグラウト株式会社
,
株式会社樋口技工
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
E02D
5/80 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】アンカーの施工効率を向上させる。
【解決手段】アンカー施工方法は、先端に削孔ビットが設けられたケーシングパイプ30によりアンカー孔3を削孔する削孔工程と、ケーシングパイプ30内へのアンカー基体12を挿入する挿入工程と、ケーシングパイプ30とアンカー基体12との間の隙間にグラウト14を注入する注入工程と、ケーシングパイプ30を引き抜く引抜工程と、を含み、削孔工程では、ケーシングパイプ30の内部に配置された逆止弁40内の流路42を通じて削孔水が削孔ビットに供給され、注入工程では、ケーシングパイプ30内に挿入された遮蔽部材50によって、逆止弁40内の流路42が遮蔽され、グラウト14の注入により逆止弁40がケーシングパイプ30から押し出される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンカー施工方法であって、
先端に削孔ビットが設けられたケーシングパイプによりアンカー孔を削孔する削孔工程と、
前記ケーシングパイプ内へのアンカー基体を挿入する挿入工程と、
前記ケーシングパイプと前記アンカー基体との間の隙間に充填材を注入する注入工程と、
前記ケーシングパイプを引き抜く引抜工程と、を含み、
前記削孔工程では、前記ケーシングパイプの内部に配置された逆止弁内の流路を通じて削孔水が削孔ビットに供給され、
前記注入工程では、前記ケーシングパイプ内に挿入された遮蔽部材により前記逆止弁内の前記流路が遮蔽され、前記充填材の注入により前記逆止弁が前記ケーシングパイプから押し出される、
アンカー施工方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記遮蔽部材は、前記アンカー基体に設けられる、
請求項1に記載のアンカー施工方法。
【請求項3】
前記遮蔽部材は、前記ケーシングパイプの内周面に摺接可能な外縁を有する、
請求項1に記載のアンカー施工方法。
【請求項4】
前記ケーシングパイプの先端には、前記逆止弁が収容される収容孔の内側に向かって突出し、前記削孔工程において前記アンカー孔を削孔可能な中央ビットが設けられる、
請求項1から3の何れか1つに記載のアンカー施工方法。
【請求項5】
前記挿入工程の前に行われ、前記ケーシングパイプ内にロッド部材を挿入することによって、前記逆止弁を介して前記中央ビットを前記ケーシングパイプから取り外す中央ビット取外し工程をさらに含む、
請求項4に記載のアンカー施工方法。
【請求項6】
前記アンカー基体及び前記逆止弁の少なくとも一方は、鋼材よりも被切削性に優れた材料によって形成される、
請求項1から3の何れか1つに記載のアンカー施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンカー施工方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ケーシングパイプによってアンカー孔を地盤に削孔した後、ケーシングパイプ内にグラウト材を注入するとともにアンカー鋼材を挿入し、グラウト材を加圧注入しながらケーシングパイプを引き抜いてアンカーを施工する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-317059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるようなアンカー施工方法では、アンカー孔を切削する際に、ケーシングパイプの先端部に設けられた逆止弁を通じて削孔水がビット部へと供給される。ケーシングパイプ内の削孔水は、グラウト材をケーシングパイプ内に注入することによってグラウト材に置換されることになるが、注入されたグラウト材が逆止弁を通じてケーシングパイプの外へと流出することによって、グラウト材への置換に時間を要することとなり、結果として、アンカー施工期間が長くなってしまうおそれがあるとともに、グラウト材がアンカー孔内の水と混ざり合いアンカーの施工品質が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、アンカーの施工効率及び施工品質を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、アンカー施工方法であって、先端に削孔ビットが設けられたケーシングパイプによりアンカー孔を削孔する削孔工程と、ケーシングパイプ内へのアンカー基体を挿入する挿入工程と、ケーシングパイプとアンカー基体との間の隙間に充填材を注入する注入工程と、ケーシングパイプを引き抜く引抜工程と、を含み、削孔工程では、ケーシングパイプの内部に配置された逆止弁内の流路を通じて削孔水が削孔ビットに供給され、注入工程では、ケーシングパイプ内に挿入された遮蔽部材によって、逆止弁内の流路が遮蔽され、充填材の注入により逆止弁がケーシングパイプから押し出される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アンカーの施工効率及び施工品質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るアンカー施工方法により施工されたアンカーの例を示す図である。
アンカーが施工されるアンカー孔の削孔について説明するための図である。
図2の矢印A方向から見たケーシングパイプの図である。
図3のB-B線に沿う断面を示した断面図である。
アンカー施工作業の手順を示したフローチャートである。
中央ビットを取り外す工程を示す図である。
逆止弁の流路を遮蔽する工程を示す図である。
図7のC-C線に沿う断面を示した断面図である。
ケーシングパイプ内に充填材を注入する工程を示す図である。
ケーシングパイプ内に充填材が加圧注入された状態を示す図である。
ケーシングパイプを引き抜く工程を示す図である。
遮蔽部材の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るアンカー施工方法について説明する。
【0010】
図1から図11を参照して、本発明の実施形態に係るアンカー施工方法において用いられる機材及びアンカー施工方法によってアンカー10を施工する工程について説明する。なお、以下では、アンカー10が、図1に示すように、地盤1内に設置された連続壁Wに対して被圧地下水下において施工される場合であって、特に、シールド掘進機Sの予定進路2に施工される場合について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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