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公開番号
2025012703
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115751
出願日
2023-07-14
発明の名称
床版取替工事の支援装置
出願人
戸田建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250117BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】本発明は、施工位置に合わせて橋梁の推定たわみ量を表示することができる床版取替工事の支援装置を提供する。
【解決手段】床版取替工事の支援装置は、橋梁の既設床版をクレーンにより撤去すると共に、新設床版を当該橋梁に設置する支援装置である。支援装置は、橋梁に関する複数の画像を生成する演算部と、複数の画像を表示する表示部と、操作部と、を備える。複数の画像は、床版取替工事の状態を表す第1画像30と、推定たわみ量を表す第2画像40と、を含む。第1画像30は、床版画像34,36と、クレーン画像32と、を組み合わせて構成される。演算部は、クレーン画像32の位置に応じて桁の変位を推定たわみ量として算出する。第2画像40は、第1画像の上方または下方に配置される。第2画像40は、推定たわみ量を縦軸としたグラフ42を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
橋梁の既設床版をクレーンにより撤去すると共に、新設床版を当該橋梁に設置する床版取替工事の支援装置であって、
前記橋梁に関する複数の画像を生成する演算部と、
前記複数の画像を表示する表示部と、
前記支援装置に対する入力操作を受け付ける操作部と、
を備え、
前記複数の画像は、
前記床版取替工事の状態を表す第1画像と、
前記橋梁の推定たわみ量を表す第2画像と、
を含み、
前記第1画像は、前記表示部における第1方向に沿って並ぶ床版を表す床版画像と、前記クレーンを表すクレーン画像と、を組み合わせて構成され、
前記第1方向は、前記橋梁の長手方向に対応し、
前記演算部は、前記第1方向における前記クレーン画像の位置に応じて前記橋梁の桁の変位を前記推定たわみ量として算出し、
前記第2画像は、前記第1画像の上方または下方に配置されると共に、前記第1方向を横軸とし前記推定たわみ量を縦軸としたグラフを含む、床版取替工事の支援装置。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の床版取替工事の支援装置において、
前記床版画像は、前記既設床版を表す既設床版画像と前記新設床版を表す新設床版画像とを含み、
前記操作部は、前記第1方向における前記既設床版画像が連続する第1長さ及び前記新設床版画像が連続する第2長さを変更可能に構成され、
前記演算部は、前記第1長さ及び/または前記第2長さに応じて前記桁に作用する前記既設床版及び/または前記新設床版の荷重の変化に換算した上で、前記推定たわみ量を算出する、床版取替工事の支援装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の床版取替工事の支援装置において、
前記第1画像は、前記橋梁の幅方向に間隔を空けて配置される複数の前記桁を表す複数の桁画像をさらに含み、
前記演算部は、複数の前記桁ごとの変位を推定たわみ量として算出し、
前記第2画像は、前記操作部により選択する1以上の前記桁画像の前記推定たわみ量を表す1以上のグラフを含む、床版取替工事の支援装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の床版取替工事の支援装置において、
前記複数の画像は、前記操作部により選択する前記第1方向における所定位置の前記推定たわみ量を数値として表示する第3画像をさらに含む、床版取替工事の支援装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床版取替工事の支援装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高速道路の更新工事等で道路橋梁のコンクリート床版を撤去・架設を行う「床版取替工事」が各所で施工されている。このような橋梁の床版取替工事では、工期の短縮を図るために工場や現場ヤードなどで製作されたコンクリート製プレキャスト床版が用いられている(例えば、特許文献1)。
【0003】
床版取替工事では架設作業のクレーンが橋梁の桁上の床版に設置されるため、クレーンの荷重を受けた桁には支間位置ごとに異なる変位が生じる。また、同じ支間であってもクレーンが設置される位置によっても桁のたわみや反りが変化する。そのため、出来形計測時は事前のフレーム解析等によって算出された変位を考慮して新設床版の架設高さの管理が実施されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-31902号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、フレーム解析等の変位解析には結果が算出されるまでに多くの時間が必要である。また、一般に紙に出力された施工前のフレーム解析等の解析結果を用いて施工管理が行われるため、解析結果が実際の工事の進行に適合していない。
【0006】
そこで、本発明は、施工状況に合わせて橋梁の推定たわみ量を表示することができる床版取替工事の支援装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
【0008】
[1]本発明に係る床版取替工事の支援装置の一態様は、
橋梁の既設床版をクレーンにより撤去すると共に、新設床版を当該橋梁に設置する床版取替工事の支援装置であって、
前記橋梁に関する複数の画像を生成する演算部と、
前記複数の画像を表示する表示部と、
前記支援装置に対する入力操作を受け付ける操作部と、
を備え、
前記複数の画像は、
前記床版取替工事の状態を表す第1画像と、
前記橋梁の推定たわみ量を表す第2画像と、
を含み、
前記第1画像は、前記表示部における第1方向に沿って並ぶ床版を表す床版画像と、前記クレーンを表すクレーン画像と、を組み合わせて構成され、
前記第1方向は、前記橋梁の長手方向に対応し、
前記演算部は、前記第1方向における前記クレーン画像の位置に応じて前記橋梁の桁の
変位を前記推定たわみ量として算出し、
前記第2画像は、前記第1画像の上方または下方に配置されると共に、前記第1方向を横軸とし前記推定たわみ量を縦軸としたグラフを含むことを特徴とする。
【0009】
[2]上記床版取替工事の支援装置の一態様において、
前記床版画像は、前記既設床版を表す既設床版画像と前記新設床版を表す新設床版画像とを含み、
前記操作部は、前記第1方向における前記既設床版画像が連続する第1長さ及び前記新設床版画像が連続する第2長さを変更可能に構成され、
前記演算部は、前記第1長さ及び/または前記第2長さに応じて前記桁に作用する前記既設床版及び/または前記新設床版の荷重の変化に換算した上で、前記推定たわみ量を算出することができる。
【0010】
[3]上記床版取替工事の支援装置の一態様において、
前記第1画像は、前記橋梁の幅方向に間隔を空けて配置される複数の前記桁を表す複数の桁画像をさらに含み、
前記演算部は、複数の前記桁ごとの変位を推定たわみ量として算出し、
前記第2画像は、前記操作部により選択する1以上の前記桁画像の前記推定たわみ量を表す1以上のグラフを含むことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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