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公開番号
2025022443
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127019
出願日
2023-08-03
発明の名称
アスファルトプラントおよびアスファルト混合物
出願人
日工株式会社
代理人
個人
主分類
E01C
19/10 20060101AFI20250206BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】二酸化炭素を吸着してコンクリートスラッジを効率的に消費できるアスファルトプラントおよびアスファルト混合物を提供する。
【解決手段】アスファルトプラント1は、炭素含有燃料を燃焼するバーナと、バーナをドラムの一端部に有し、水を含む骨材を熱風により加熱乾燥するドライヤと、ドライヤにて発生する二酸化炭素、ダスト、および骨材由来の水を含む排ガスを、集塵機、排風機、および煙突を介して外部へ導出する排気経路とを有する。集塵機より排風方向上流側において、排気経路51の内部に、コンクリートスラッジの脱水ケーキを所定形状に成型した二酸化炭素吸着材塊80が内装される。これにより、集塵機は、排気経路51内において排ガスに含まれるダストの接触により二酸化炭素吸着材塊80の表層が剥離したスラッジ粉体を回収する。その結果、二酸化炭素を吸着してコンクリートスラッジを効率的に消費できる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
炭素含有燃料を燃焼するバーナと、
前記バーナをドラムの一端部に有し、水を含む骨材を熱風により加熱乾燥するドライヤと、
前記ドライヤにて発生する二酸化炭素、ダスト、および前記骨材由来の水を含む排ガスを、集塵機、排風機、および煙突を介して外部へ導出する排気経路と、
を有するアスファルトプラントであって、
前記集塵機より排風方向上流側において、前記排気経路の内部に、コンクリートスラッジの脱水ケーキを所定形状に成型した二酸化炭素吸着材塊を内装し、
前記集塵機は、前記排気経路内において前記排ガスに含まれる前記ダストの接触により前記二酸化炭素吸着材塊の表層が剥離したスラッジ粉体を回収することを特徴とするアスファルトプラント。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記二酸化炭素吸着材塊は略平板形状に成型される、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項3】
前記二酸化炭素吸着材塊は、前記排気経路の壁面に沿って配置される、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項4】
前記二酸化炭素吸着材塊は、前記排気経路の屈曲部において、前記屈曲部の壁面に沿って配置される、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項5】
前記二酸化炭素吸着材塊は、前記排風方向に貫通する孔部を備える、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項6】
前記二酸化炭素吸着材塊は、表面に凹凸部を備える、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項7】
前記二酸化炭素吸着材塊は、前記集塵機より前記排風方向上流側において、前記排気経路の内部に、複数並置される請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項8】
前記排気経路は、前記二酸化炭素吸着材塊の配置箇所の内径が、他の部位の内径よりも小さい、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項9】
前記排気経路の前記二酸化炭素吸着材塊の配置箇所の内径を拡縮可能なダンパ
をさらに有する、請求項1に記載のアスファルトプラント。
【請求項10】
フィラーを貯留するフィラー貯留部と、
前記ドライヤで乾燥された前記骨材を貯留する骨材貯留部と、
溶融アスファルトを貯留する溶融アスファルト貯留部と、
前記フィラー貯留部から供給される前記フィラーと、前記骨材貯留部から供給される前記骨材と、前記溶融アスファルト貯留部から供給される前記溶融アスファルトとを混合するミキサと、
をさらに有し、
前記集塵機で回収された前記スラッジ粉体を前記フィラーとして前記フィラー貯留部に搬送するスラッジ粉体搬送経路
をさらに有することを特徴とする、請求項1ないし請求項9までのいずれか一項に記載のアスファルトプラント。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、アスファルトプラントおよびアスファルト混合物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
いわゆる生コンクリート製造プラントやコンクリート二次製品工場等においては戻りコンあるいは残コンといった未使用の生コンクリートが残留したり、コンクリートミキサやアジテータ車等の洗浄廃水(スラッジ水)が発生する。これらの戻りコン、残コンおよびスラッジ水は、コンクリートスラッジと呼ばれる。
【0003】
こうしたコンクリートスラッジは、砂利・砂といった骨材を回収した後、フィルタープレス等を用いて、固相と、液相とが分離される。分離後のセメント粒子を含む固相は、一般に脱水ケーキと呼ばれる。
【0004】
ところで、周知の通り、生コンクリートはセメントの成分である酸化カルシウム(および各種鉱物)が水和反応を経て硬化し、結合材として作用する。したがって、コンクリートスラッジ由来の脱水ケーキは、セメント粒子の水和物である水酸化カルシウムを多く含有して強アルカリ性を示す廃棄物となり、その廃棄処理は容易ではない。
【0005】
近年、温室効果ガスである二酸化炭素削減が喫緊の課題であり、コンクリートスラッジと、その脱水ケーキは二酸化炭素吸着材として注目されている。コンクリートスラッジ由来の水酸化カルシウム(および各種水和生成物)は、二酸化炭素と化学反応(中性化)して炭酸カルシウムを始めとする各種炭酸塩鉱物を生じ、この中性化作用により二酸化炭素を固定する。このため、コンクリートスラッジは、二酸化炭素吸着材として活用し得る。
【0006】
特許文献1には、従来のコンクリートスラッジ由来の二酸化炭素吸着材が開示されている。具体的には、特許文献1には、コンクリートスラッジを脱水乾燥および細粒化し、細粒化により表面積を大きくして吸着能力を大きくして、排ガス中の二酸化炭素を能率よく消費する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平7-8796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の技術は、コンクリートスラッジを予め成型(細粒化・造粒等)する工程に相応の工数を要する。コンクリートスラッジは大量に発生するものであり、二酸化炭素吸着材として利用に供する場合であっても、極力手間をかけず、効率的に消費できることが望ましい。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、二酸化炭素を吸着してコンクリートスラッジを効率的に消費できる、アスファルトプラント、ならびにアスファルト混合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、炭素含有燃料を燃焼するバーナと、前記バーナをドラムの一端部に有し、水を含む骨材を熱風により加熱乾燥するドライヤと、前記ドライヤにて発生する二酸化炭素、ダスト、および前記骨材由来の水を含む排ガスを、集塵機、排風機、および煙突を介して外部へ導出する排気経路と、を有するアスファルトプラントであって、前記集塵機より排風方向上流側において、前記排気経路の内部に、コンクリートスラッジの脱水ケーキを所定形状に成型した二酸化炭素吸着材塊を内装し、前記集塵機は、前記排気経路内において前記排ガスに含まれる前記ダストの接触により前記二酸化炭素吸着材塊の表層が剥離したスラッジ粉体を回収することを特徴とするアスファルトプラントである。
(【0011】以降は省略されています)
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