TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025022444
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023127020
出願日
2023-08-03
発明の名称
二酸化炭素吸着方法、再生建材生成方法、ならびにアスファルト混合物の製造方法
出願人
日工株式会社
代理人
個人
主分類
B01D
53/62 20060101AFI20250206BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】二酸化炭素を吸着してコンクリートスラッジを効率的に消費できる、二酸化炭素吸着方法、再生建材生成方法ならびにアスファルト混合物製造方法を提供する。
【解決手段】この二酸化炭素吸着方法、再生建材生成方法ならびにアスファルト混合物製造方法は、a)コンクリートスラッジの脱水ケーキを成型して二酸化炭素吸着材塊を得る工程と、b)前記二酸化炭素吸着材塊を、二酸化炭素およびダストを含有する排ガスの気流と接触させる工程とを含む。これにより、二酸化炭素を吸着してコンクリートスラッジを効率的に消費できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
a)コンクリートスラッジの脱水ケーキを成型して二酸化炭素吸着材塊を得る工程と、
b)前記二酸化炭素吸着材塊を、二酸化炭素およびダストを含有する排ガスの気流と接触させる工程と、
を含む、排ガス中の二酸化炭素吸着方法。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
a)コンクリートスラッジの脱水ケーキを成型して二酸化炭素吸着材塊を得る工程と、
b)前記二酸化炭素吸着材塊を、二酸化炭素およびダストを含有する排ガスの気流と接触させる工程と、
c)工程b)において前記気流に含まれる前記ダストの衝突により前記二酸化炭素吸着材塊の表層が剥離したスラッジ粉体を回収する工程と、
を含む、再生建材生成方法。
【請求項3】
前記工程c)において、集塵機を用いて前記スラッジ粉体を回収することを特徴とする、請求項2に記載の再生建材生成方法。
【請求項4】
前記排ガスの発生源から前記排ガスを外部へ導出する排気経路に前記集塵機が備えられ、
前記集塵機よりも排風方向上流側において、前記排気経路の内部に前記二酸化炭素吸着材塊が内装されることを特徴とする、請求項3に記載の再生建材生成方法。
【請求項5】
前記ダストはアスファルト混合物用骨材由来の鉱物を含む、前記請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の再生建材生成方法。
【請求項6】
a)コンクリートスラッジの脱水ケーキを成型して二酸化炭素吸着材塊を得る工程と、
b)前記二酸化炭素吸着材塊を、二酸化炭素およびダストを含有する排ガスの気流と接触させる工程と、
d)工程b)の後で、前記二酸化炭素吸着材塊を破砕する工程と、
を含む、再生建材生成方法。
【請求項7】
A)請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載の再生建材生成方法によって前記スラッジ粉体を得る工程と、
B)アスファルト混合物用骨材と、溶融アスファルトとに、工程A)で得られた前記スラッジ粉体をフィラーとして配合してアスファルト混合物を製造する工程と、
を有する、アスファルト混合物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、二酸化炭素吸着方法、再生建材生成方法、ならびにアスファルト混合物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
いわゆる生コンクリート製造プラントやコンクリート二次製品工場等においては戻りコンあるいは残コンといった未使用の生コンクリートが残留したり、コンクリートミキサやアジテータ車等の洗浄廃水(スラッジ水)が発生する。これらの戻りコン、残コンおよびスラッジ水は、コンクリートスラッジと呼ばれる。
【0003】
こうしたコンクリートスラッジは、砂利・砂といった骨材を回収した後、フィルタープレス等を用いて、固相と、液相とが分離される。分離後のセメント粒子を含む固相は、一般に脱水ケーキと呼ばれる。
【0004】
ところで、周知の通り、生コンクリートはセメントの成分である酸化カルシウム(および各種鉱物)が水和反応を経て硬化し、結合材として作用する。したがって、コンクリートスラッジ由来の脱水ケーキは、セメント粒子の水和物である水酸化カルシウムを多く含有して強アルカリ性を示す廃棄物となり、その廃棄処理は容易ではない。
【0005】
近年、温室効果ガスである二酸化炭素削減が喫緊の課題であり、コンクリートスラッジと、その脱水ケーキは二酸化炭素吸着材として注目されている。コンクリートスラッジ由来の水酸化カルシウム(および各種水和生成物)は、二酸化炭素と化学反応(中性化)して炭酸カルシウムを始めとする各種炭酸塩鉱物を生じ、この中性化作用により二酸化炭素を固定する。このため、コンクリートスラッジは、二酸化炭素吸着材として活用し得る。
【0006】
特許文献1には、従来のコンクリートスラッジ由来の二酸化炭素吸着材が開示されている。具体的には、特許文献1には、コンクリートスラッジを脱水乾燥および細粒化し、細粒化により表面積を大きくして吸着能力を大きくして、排ガス中の二酸化炭素を能率よく消費する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平7-8796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1の技術は、コンクリートスラッジを予め成型(細粒化・造粒等)する工程に相応の工数を要する。コンクリートスラッジは大量に発生するものであり、二酸化炭素吸着材として利用に供する場合であっても、極力手間をかけず、効率的に消費できることが望ましい。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、二酸化炭素を吸着してコンクリートスラッジを効率的に消費できる、二酸化炭素吸着方法、再生建材生成方法ならびにアスファルト混合物製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、a)コンクリートスラッジの脱水ケーキを成型して二酸化炭素吸着材塊を得る工程と、b)前記二酸化炭素吸着材塊を、二酸化炭素およびダストを含有する排ガスの気流と接触させる工程と、を含む、排ガス中の二酸化炭素吸着方法である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日工株式会社
アスファルトプラント
1か月前
日工株式会社
アスファルトプラント
1か月前
日工株式会社
アスファルト舗装廃材再生用のドライヤ
27日前
日工株式会社
アスファルトプラントおよびアスファルト混合物
1か月前
日工株式会社
アスファルトプラントの運転方法およびアスファルトプラント
1か月前
日工株式会社
二酸化炭素吸着方法、再生建材生成方法、ならびにアスファルト混合物の製造方法
1か月前
佐藤工業株式会社
アジテータ車のフレッシュコンクリートの温度制御装置及び温度制御方法
1か月前
個人
塩素ガス発生装置
27日前
東レ株式会社
生体成分吸着材料
6日前
みづほ工業株式会社
撹拌方法
8日前
ニッタ株式会社
ケミカルフィルタ
27日前
株式会社高江洲製塩所
塩水濃縮装置
13日前
日本電気硝子株式会社
触媒及びその製造方法
20日前
本田技研工業株式会社
攪拌装置
7日前
CKD株式会社
乾燥エア供給装置
6日前
旭有機材株式会社
渦流式流体混合器
17日前
旭有機材株式会社
渦流式流体混合器
17日前
ユニチカ株式会社
フィルター材の製造方法
6日前
日本電気硝子株式会社
固相抽出剤及びその製造方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二酸化炭素の吸着方法
1日前
日本バイリーン株式会社
フィルタおよびその製造方法
6日前
株式会社豊田中央研究所
化成品製造装置
6日前
オルガノ株式会社
金属不純物の回収方法
7日前
国立大学法人 長崎大学
正浸透膜の製造方法
27日前
JFEエンジニアリング株式会社
多重管式反応容器
28日前
株式会社ハイデック
空気浄化装置、及び空気浄化方法
7日前
株式会社日立製作所
ガス分離システム
7日前
東ソー株式会社
乳酸吸着剤
27日前
浙江漢信科技有限公司
撹拌機および撹拌装置
6日前
内山工業株式会社
ガスケット付きフィルタ
8日前
栗田工業株式会社
上向流式イオン交換塔の運転方法
1か月前
株式会社ダルトン
粉体処理装置
2日前
本田技研工業株式会社
気液分離器
13日前
栗田工業株式会社
二酸化炭素の回収方法及び回収装置
7日前
オルガノ株式会社
金属不純物の回収方法および回収装置
2日前
東京都公立大学法人
脱泡方法及び脱泡装置
20日前
続きを見る
他の特許を見る