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公開番号2025037618
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144650
出願日2023-09-06
発明の名称粉体処理装置
出願人株式会社ダルトン
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類B01F 23/60 20220101AFI20250311BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】粉体処理容器内の粉体配合割合の精度を確保するとともに、未処理の粉体が残存することを抑制することが可能となる、粉体処理装置を提供する。
【解決手段】粉体処理装置1は、内部に粉体を処理する空間を有する粉体処理容器2と、粉体処理容器2の内部で回転することにより粉体を処理する回転機構3と、を備え回転機構3は、粉体処理容器2の内部に挿入される軸部材31と、軸部材31に設けられて粉体処理容器2の内部で回転する回転部32と、軸部材31の基端側を支持する軸受部材33と、軸受部材33を支持するケース部材と、を備え、軸部材31には、回転部32と軸受部材33との間にエアーシール機構4が設けられ、粉体処理容器2には、エアーシール機構4から流入した空気を排出させる排気口5が形成され、排気口5には、粉体処理容器2の内面に沿ってフィルター53が設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に粉体を処理する空間を有する粉体処理容器と、前記粉体処理容器の内部で回転することにより粉体を処理する回転機構と、を備える粉体処理装置であって、
前記回転機構は、前記粉体処理容器の内部に挿入される軸部材と、前記軸部材に設けられて前記粉体処理容器の内部で回転する回転部と、前記軸部材の基端側を支持する軸受部材と、前記軸受部材を支持するケース部材と、を備え、
前記軸部材には、前記回転部と前記軸受部材との間にエアーシール機構が設けられ、
前記粉体処理容器には、前記エアーシール機構から流入した空気を排出させる排気口が形成され、
前記排気口には、前記粉体処理容器の内面に沿ってフィルターが設けられる、粉体処理装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記排気口には、前記フィルターが溶接されたフィルター金具が固定される、請求項1に記載の粉体処理装置。
【請求項3】
前記排気口にはフィルター金具が設けられ、
前記排気口と前記フィルター金具との間で前記フィルターが挟持される、請求項1に記載の粉体処理装置。
【請求項4】
前記回転機構の前記軸部材が前記粉体処理容器を貫通して設けられる、請求項1に記載の粉体処理装置。
【請求項5】
前記回転機構と対向して設けられ、前記粉体処理容器の内部に挿入されて回転する第二の回転機構を備える、請求項1に記載の粉体処理装置。
【請求項6】
前記エアーシール機構は、前記軸部材が挿入されて前記軸受部材よりも前記軸部材の先端側に設けられる円筒状部材を備え、
前記円筒状部材の軸方向の両端面と前記ケース部材との間には弾性を有するシール部材がそれぞれ介挿され、
前記円筒状部材には、内面と外面とを連通する連通孔が開口され、
前記エアーシール機構が、前記連通孔を通じて前記円筒状部材の外側から内側に向けて気体を流入させ、前記円筒状部材の内面と前記軸部材の外面との間を通じて前記軸部材の先端側に気体を流出させることにより、前記粉体処理容器の内部から前記軸受部材側への粉体の流入を抑止する、請求項1から請求項5の何れか一項に記載の粉体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は回転機構により粉体を処理する粉体処理装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、容器内の粉体を回転機構により処理する構造の粉体処理装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-86017号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術に係るエアーシール機構を備える粉体処理装置においては、エアーシール機構により粉体処理容器内に流入した気体について、粉体処理容器に排気部としてシュートを設け、このシュートに設けられたフィルターにより、排気から粉体を分離して粉体処理装置の外側に排出している。この際、フィルターはシュートの上部に取り付けられることが多い。
【0005】
上記の構成では、粉体処理時に粉体処理容器からシュートに吹き上がった粉体の一部がシュートの内面やフィルターに付着する場合がある。この際、粉体がシュートやフィルターから粉体処理容器内に戻らないため、粉体処理容器内の粉体配合割合の精度が低下する要因となっていた。また、シュートの内面やフィルターに付着した粉体は、粉体処理容器内で処理されないため、未処理の粉体が残存する原因となっていた。
【0006】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、粉体が粉体処理容器から外に出ることを抑制することにより、粉体処理容器内の粉体配合割合の精度を確保するとともに、未処理の粉体が残存することを抑制できる、粉体処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
本発明に係る粉体処理装置は、内部に粉体を処理する空間を有する粉体処理容器と、前記粉体処理容器の内部で回転することにより粉体を処理する回転機構と、を備える粉体処理装置であって、前記回転機構は、前記粉体処理容器の内部に挿入される軸部材と、前記軸部材に設けられて前記粉体処理容器の内部で回転する回転部と、前記軸部材の基端側を支持する軸受部材と、前記軸受部材を支持するケース部材と、を備え、前記軸部材には、前記回転部と前記軸受部材との間にエアーシール機構が設けられ、前記粉体処理容器には、前記エアーシール機構から流入した空気を排出させる排気口が形成され、前記排気口には、前記粉体処理容器の内面に沿ってフィルターが設けられる。
【0009】
また、粉体処理装置において、前記排気口には、前記フィルターが溶接されたフィルター金具が固定されることが好ましい。
【0010】
また、粉体処理装置において、前記排気口にはフィルター金具が設けられ、前記排気口と前記フィルター金具との間で前記フィルターが挟持されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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