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公開番号
2025035634
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023142809
出願日
2023-09-04
発明の名称
乾燥エア供給装置
出願人
CKD株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20250307BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度を適切に調整することにより、空気圧機器の耐久性を向上させること。
【解決手段】第1流量制御弁20は、第1流量計21により検出される乾燥エアの流量が、予め設定されている設定露点温度を乾燥エアの露点温度が上回らない流量となるようにメイン流路51を流れる乾燥エアの流量を調整する。そして、乾燥エア供給装置10において、第2流量計29により検出されるエアの流量が、第1露点計22により検出される露点温度から導出される乾燥エアの飽和水蒸気量、第2露点計30により検出される露点温度から導出されるエアの飽和水蒸気量、設定露点温度から導出される飽和水蒸気量、及び第1流量計21により検出される乾燥エアの流量、に基づいて算出される流量となるように、第2流量制御弁28の開度を調整し、合流流路53を流れる乾燥エアの露点温度を設定露点温度に調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エア供給源から供給されるエアに含まれている水分を除去する除湿部を有する供給ラインを備え、
前記除湿部で水分が除去された乾燥エアを前記供給ラインを介して空気圧機器に供給する乾燥エア供給装置であって、
前記供給ラインは、
前記除湿部を有するメイン流路と、
前記メイン流路における前記除湿部よりも前記エア供給源寄りに位置する部分から分岐して前記除湿部を迂回するとともに前記メイン流路における前記除湿部よりも前記空気圧機器寄りの部分に合流する分岐流路と、
前記メイン流路と前記分岐流路との合流箇所に第1端が接続されるとともに前記空気圧機器に第2端が接続される合流流路と、を有し、
前記除湿部で水分が除去されて前記メイン流路を流れる乾燥エアの流量を検出する第1流量計と、
前記第1流量計により検出される乾燥エアの流量が、予め設定されている設定露点温度を当該乾燥エアの露点温度が上回らない流量となるように前記メイン流路を流れる前記乾燥エアの流量を調整する第1流量制御弁と、
前記メイン流路を流れる前記乾燥エアの露点温度を検出する第1露点計と、
前記分岐流路を流れるエアの流量を調整する第2流量制御弁と、
前記分岐流路を流れるエアの流量を検出する第2流量計と、
前記分岐流路を流れるエアの露点温度を検出する第2露点計と、を備え、
前記第2流量計により検出されるエアの流量が、前記第1露点計により検出される露点温度から導出される前記乾燥エアの飽和水蒸気量、前記第2露点計により検出される露点温度から導出される前記エアの飽和水蒸気量、前記設定露点温度から導出される飽和水蒸気量、及び前記第1流量計により検出される乾燥エアの流量、に基づいて算出される流量となるように、前記第2流量制御弁の開度を調整し、前記合流流路を流れる乾燥エアの露点温度を前記設定露点温度に調整することを特徴とする乾燥エア供給装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記メイン流路には、前記合流流路から前記メイン流路への乾燥エアの逆流を防止する第1逆止弁が設けられており、
前記分岐流路には、前記合流流路から前記分岐流路への乾燥エアの逆流を防止する第2逆止弁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の乾燥エア供給装置。
【請求項3】
前記第2流量計により検出されるエアの流量が、前記第1露点計により検出される露点温度から導出される前記乾燥エアの飽和水蒸気量、前記第2露点計により検出される露点温度から導出される前記エアの飽和水蒸気量、前記設定露点温度から導出される飽和水蒸気量、及び前記第1流量計により検出される乾燥エアの流量、に基づいて算出される流量となるように、前記第2流量制御弁の開度を自動的に制御する制御部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乾燥エア供給装置。
【請求項4】
前記メイン流路と前記分岐流路とが一体化された流路ユニットを備えていることを特徴とする請求項1に記載の乾燥エア供給装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乾燥エア供給装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
乾燥エア供給装置においては、エア供給源から供給されるエアを乾燥エアとして空気圧機器に供給するために、エア供給源から供給されるエアに含まれている水分を除去して乾燥エアとする必要がある。そこで、例えば特許文献1のように、エア供給源から供給されるエアに含まれている水分を除湿部によって除去する。したがって、乾燥エア供給装置は、除湿部を有する供給ラインを備えている。そして、乾燥エア供給装置は、除湿部で水分が除去された乾燥エアを供給ラインを介して空気圧機器に供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-87619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような乾燥エア供給装置においては、空気圧機器での乾燥エアの消費流量の変動に伴って、空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度も変動する。例えば、空気圧機器で消費される乾燥エアの流量が多くなるにつれて、空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度は高くなっていく。ここで、乾燥エア供給装置においては、空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度が、予め設定されている設定露点温度を上回らないように調整されている。具体的には、例えば、供給ラインを流れる乾燥エアの流量が、設定露点温度を乾燥エアの露点温度が上回らない流量となるように供給ラインを流れる乾燥エアの流量を調整する。このようにすることで、設定露点温度を上回った状態の乾燥エアが供給ラインを介して空気圧機器に供給されてしまうことが回避されている。
【0005】
一方で、空気圧機器での乾燥エアの消費流量が少なくなるにつれて、空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度は低くなっていく。このとき、従来の乾燥エア供給装置においては、空気圧機器での乾燥エアの消費流量が少なくなることに伴う空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度の調整を行うことができない。そして、露点温度が低過ぎる乾燥エアが空気圧機器に供給されてしまうと、空気圧機器で使用されている潤滑剤が乾燥エアに晒されることによって乾燥してしまう虞がある。空気圧機器の潤滑剤が乾燥してしまうと、空気圧機器の耐久性が悪化してしまう虞がある。したがって、空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度を適切に調整することにより、空気圧機器の耐久性を向上させることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための各態様を記載する。
[態様1]
エア供給源から供給されるエアに含まれている水分を除去する除湿部を有する供給ラインを備え、
前記除湿部で水分が除去された乾燥エアを前記供給ラインを介して空気圧機器に供給する乾燥エア供給装置であって、
前記供給ラインは、
前記除湿部を有するメイン流路と、
前記メイン流路における前記除湿部よりも前記エア供給源寄りに位置する部分から分岐して前記除湿部を迂回するとともに前記メイン流路における前記除湿部よりも前記空気圧機器寄りの部分に合流する分岐流路と、
前記メイン流路と前記分岐流路との合流箇所に第1端が接続されるとともに前記空気圧機器に第2端が接続される合流流路と、を有し、
前記除湿部で水分が除去されて前記メイン流路を流れる乾燥エアの流量を検出する第1流量計と、
前記第1流量計により検出される乾燥エアの流量が、予め設定されている設定露点温度を当該乾燥エアの露点温度が上回らない流量となるように前記メイン流路を流れる前記乾燥エアの流量を調整する第1流量制御弁と、
前記メイン流路を流れる前記乾燥エアの露点温度を検出する第1露点計と、
前記分岐流路を流れるエアの流量を調整する第2流量制御弁と、
前記分岐流路を流れるエアの流量を検出する第2流量計と、
前記分岐流路を流れるエアの露点温度を検出する第2露点計と、を備え、
前記第2流量計により検出されるエアの流量が、前記第1露点計により検出される露点温度から導出される前記乾燥エアの飽和水蒸気量、前記第2露点計により検出される露点温度から導出される前記エアの飽和水蒸気量、前記設定露点温度から導出される飽和水蒸気量、及び前記第1流量計により検出される乾燥エアの流量、に基づいて算出される流量となるように、前記第2流量制御弁の開度を調整し、前記合流流路を流れる乾燥エアの露点温度を前記設定露点温度に調整することを特徴とする乾燥エア供給装置。
【0007】
[態様2]
前記メイン流路には、前記合流流路から前記メイン流路への乾燥エアの逆流を防止する第1逆止弁が設けられており、
前記分岐流路には、前記合流流路から前記分岐流路への乾燥エアの逆流を防止する第2逆止弁が設けられていることを特徴とする[態様1]に記載の乾燥エア供給装置。
【0008】
[態様3]
前記第2流量計により検出されるエアの流量が、前記第1露点計により検出される露点温度から導出される前記乾燥エアの飽和水蒸気量、前記第2露点計により検出される露点温度から導出される前記エアの飽和水蒸気量、前記設定露点温度から導出される飽和水蒸気量、及び前記第1流量計により検出される乾燥エアの流量、に基づいて算出される流量となるように、前記第2流量制御弁の開度を自動的に制御する制御部を備えていることを特徴とする[態様1]又は[態様2]に記載の乾燥エア供給装置。
【0009】
[態様4]
前記メイン流路と前記分岐流路とが一体化された流路ユニットを備えていることを特徴とする[態様1]~[態様3]のいずれか1つに記載の乾燥エア供給装置。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、空気圧機器に供給される乾燥エアの露点温度を適切に調整することにより、空気圧機器の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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