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公開番号
2025070729
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181243
出願日
2023-10-20
発明の名称
LED検査装置及びLED製造装置並びにLED検査方法及びLED製造方法
出願人
CKD株式会社
代理人
個人
主分類
H10H
20/851 20250101AFI20250424BHJP()
要約
【課題】複数のLEDが連結されている段階で、個々のLEDにおける充填剤の状態を精度よく検査可能とする。
【解決手段】LED1は、基部7の上面に配置されたLEDチップ2と、該LEDチップが発する光によって励起して蛍光を発することが可能な蛍光剤を含むとともに基部7の上面に設けられて該LEDチップ2を封止する充填剤6とを有する。LED1の検査では、充填剤6の上方から該充填剤6に向けて蛍光剤を励起可能な光が照射され、この光によってLED1が発する光が撮像され、最終的に撮像により取得された画像に基づき充填剤6の良否が判定される。充填剤6に対する光の照射は、充填剤6に入射した光が基部7の上面を照射しないようにして行われる。これにより、複数のLED1がリードフレーム4により連結されている段階であっても、充填剤6を精度よく検査することができる。
【選択図】 図8
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の基部の上面に配置されたLEDチップと、該LEDチップが発する光によって励起して蛍光を発することが可能な蛍光剤を含むとともに前記基部の上面に設けられて該LEDチップを封止する充填剤とをそれぞれ有する複数のLEDが導電性を有するリードフレームにより連結されている段階で、前記LEDにおける前記充填剤を検査するためのLED検査装置であって、
前記充填剤の上方から該充填剤に向けて、該充填剤に含まれる前記蛍光剤を励起可能な光を照射する照射手段と、
前記照射手段から照射される光によって前記LEDが発する光を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により取得された画像に基づき、前記充填剤の良否を判定する判定手段とを備え、
前記照射手段は、前記充填剤に入射した光が前記LEDにおける前記基部の上面を照射しない程度の入射角度となるように、前記LEDの側方から前記充填剤に向けて光を照射するように構成されていることを特徴とするLED検査装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記撮像手段は、前記画像として、輝度に係る情報を有する輝度画像を取得し、
前記判定手段は、所定の二値化閾値を用い前記輝度画像に対する二値化処理を行うことで二値化画像を取得するとともに、該二値化画像における明部の連結成分の面積が所定の面積閾値以上となっている場合に、又は、前記連結成分が所定の形状となっている場合に、前記充填剤を良品と判定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のLED検査装置。
【請求項3】
前記充填剤に対する光の入射角をθ1(°)とし、前記充填剤に入射した光の出射角をθ2(°)とし、前記充填剤の屈折率をnとし、前記充填剤の高さ方向に沿った断面における前記充填剤の上面一端から前記基部の上面における前記充填剤の下面他端に対応する部位までの前記高さ方向と直交する方向に沿った長さをL(mm)とし、前記断面における前記充填剤の高さをH(mm)としたとき、
前記照射手段は、sinθ2=(sinθ1)/n、及び、L/H<tanθ2の関係を満たすようにして、前記充填剤に対する光の照射を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のLED検査装置。
【請求項4】
前記照射手段は、前記LEDチップが発する光の波長と同一波長の光を前記充填剤に向けて照射するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のLED検査装置。
【請求項5】
請求項1に記載のLED検査装置を備えるLED製造装置。
【請求項6】
前記基部上に前記充填剤を充填する充填手段と、
前記判定手段による判定結果に基づき、前記充填手段をフィードバック制御可能な充填制御手段とを有することを特徴とする請求項5に記載のLED製造装置。
【請求項7】
前記充填手段により充填された前記充填剤を加熱して硬化させる加熱手段を備え、
前記LED検査装置は、前記加熱手段による加熱前に、前記充填剤の検査を行うように構成されていることを特徴とする請求項6に記載のLED製造装置。
【請求項8】
前記充填剤を追加充填可能な追加充填手段を備え、
前記LED検査装置は、前記撮像手段により取得された画像に基づき、前記追加充填手段により追加充填する前記充填剤の量を取得可能に構成されており、
前記追加充填手段は、前記加熱手段による加熱前に、前記LED検査装置により取得された前記充填剤の量に基づき、前記充填剤を追加充填可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のLED製造装置。
【請求項9】
所定の基部の上面に配置されたLEDチップと、該LEDチップが発する光によって励起して蛍光を発することが可能な蛍光剤を含むとともに前記基部の上面に設けられて該LEDチップを封止する充填剤とをそれぞれ有する複数のLEDが導電性を有するリードフレームにより連結されている段階で、前記LEDにおける前記充填剤を検査するためのLED検査方法であって、
前記充填剤の上方から該充填剤に向けて、該充填剤に含まれる前記蛍光剤を励起可能な光を照射する照射工程と、
前記照射工程にて照射される光によって前記LEDが発する光を撮像する撮像工程と、
前記撮像工程により取得された画像に基づき、前記充填剤の良否を判定する判定工程とを含み、
前記照射工程では、前記充填剤に入射した光が前記LEDにおける前記基部の上面を照射しない程度の入射角度となるように、前記LEDの側方から前記充填剤に向けて光を照射することを特徴とするLED検査方法。
【請求項10】
前記充填剤に対する光の入射角をθ1(°)とし、前記充填剤に入射した光の出射角をθ2(°)とし、前記充填剤の屈折率をnとし、前記充填剤の高さ方向に沿った断面における前記充填剤の上面一端から前記基部の上面における前記充填剤の下面他端に対応する部位までの前記高さ方向と直交する方向に沿った長さをL(mm)とし、前記断面における前記充填剤の高さをH(mm)としたとき、
前記照射工程では、sinθ2=(sinθ1)/n、及び、L/H<tanθ2の関係を満たすようにして、前記充填剤に対する光の照射を行うことを特徴とする請求項9に記載のLED検査方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光するLEDチップと、該LEDチップからの光により蛍光を生じる充填剤とを有するLEDの検査に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
所定の光を発生可能なLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)チップと、該LEDチップを封止するように配置された、蛍光剤を含有する充填剤とを有し、LEDチップにて生じる光を蛍光剤が受けることで例えば白色光を発生可能なLEDがある。白色光を発生可能なLEDとしては、LEDチップにて発生する青色光と、該LEDチップからの青色光を受けることで蛍光剤にて発生する黄色光とが混ざることで、白色光を発生させるタイプが知られている。また、LEDチップにて発生した紫外光により、蛍光剤から赤、青及び緑の光が発せられるように構成することで、白色光を発生可能なLEDも知られている。
【0003】
上記のようなLEDは、一般的に、LEDチップを覆うようにして(例えばLEDチップの周囲などに対し)、蛍光剤を透明樹脂に分散させてなる充填剤を充填し、該充填剤により該LEDチップを封止した構成とされている。尚、LEDの製造工程においては、複数のLEDがリードフレーム等により並列に連結されていることがある。連結された複数のLEDは、必要に応じて最終的に分離される。
【0004】
ところで、充填剤において充填量の過不足などの不具合が生じると、LEDにおける発光状態が不適切なものとなるおそれがある。そのため、LEDの製造工程において、充填剤の状態に係る検査を行うことがある。
【0005】
ここで、充填剤の状態に係る検査を行うための検査装置としては、LEDを発光させつつ発光色の色度や輝度を計測し、計測した色度などに基づき検査を行うものが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。また、連結された複数のLEDを一斉に点灯させて、光量や色温度が適切であるか否かを判定することにより検査を行う装置も提案されている(例えば、特許文献2等参照)。
【0006】
ところで、上記特許文献1,2に係る各検査装置は、それぞれLEDチップを発光させて検査を行うものである。しかしながら、複数のLEDが連結されている構成の場合、個々のLEDチップを個別に発光させることはできない。また、LEDチップを発光させる際に各LEDチップに流れる電流を制御することは難しく、電流差に起因して各LEDチップで発光時の輝度に差異が生じ得る。そのため、上記特許文献1,2に係る各検査装置では、複数のLEDが連結されている段階において、充填剤の状態を個々のLEDごとに適切に検査することが困難である。
【0007】
これに対し、LEDチップを発光させるのではなく、照明装置からLED(充填剤)に対し光を照射し、この光により励起した充填剤(蛍光体)からの光の強度を測定することで、充填剤の検査を行う装置が提案されている(例えば、特許文献3等参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2013-229621号公報
特開2012-28686号公報
特開2012-160594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、LEDの土台を構成する基部(例えば、上記特許文献3におけるパッケージ部)の上面に、LEDチップ及び充填剤が配置されてなるLEDの場合、照明装置からLED(充填剤)に対し光を照射すると、その照射した光が、基部の上面にて強く反射することがある。そのため、測定される光の強度が充填剤の状態に依存するものとはならず、結果的に、充填剤の状態を精度よく検査することができないおそれがある。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のLEDが連結されている段階で、個々のLEDにおける充填剤の状態を精度よく検査することができるLED検査装置等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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