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公開番号
2025025207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023129780
出願日
2023-08-09
発明の名称
吸音パネル
出願人
積水樹脂株式会社
代理人
主分類
E01F
8/00 20060101AFI20250214BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】良好な吸音性能を備える吸音パネルを提供する。
【解決手段】透孔hを有し音源側に配置される前面板23と、吸音材3と、空気層4と、遮音板24とをこの順で有する吸音パネル1であって、
吸音材3は、音源側から保護層33と、基材層31と、抵抗層32とをこの順で有しており、
基材層31は、通気性材料であって流れ抵抗5kPa・sec/m
2
以下であり
保護層33は、通気性材料であって流れ抵抗1MPa・sec/m
2
以上であり、抵抗層32は、通気性材料であって、該抵抗層32の流れ抵抗は、保護層33の0.9~2倍である。これにより、基材層31に比較的軽量な材料を用いても優れた吸音効果が得られる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
透孔を有し音源側に配置される前面板と、吸音材と、空気層と、遮音板とをこの順で有する吸音パネルであって、
前記吸音材は、音源側から保護層と、基材層と、抵抗層とをこの順で有しており、
前記基材層は、通気性材料であって流れ抵抗5kPa・sec/m
2
以下であり
前記保護層は、通気性材料であって流れ抵抗1MPa・sec/m
2
以上であり、
前記抵抗層は、通気性材料であって、該抵抗層の流れ抵抗は、前記保護層の0.9~2倍である
ことを特徴とする吸音パネル。
続きを表示(約 150 文字)
【請求項2】
前記抵抗層の通気抵抗は1以上、又は該抵抗層の流れ抵抗が2以上であることを特徴とする請求項1に記載の吸音パネル。
【請求項3】
前記抵抗層の通気抵抗及び流れ抵抗は、前記保護層の通気抵抗及び流れ抵抗の0.9~1.1倍であることを特徴とする請求項2に記載の吸音パネル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、列車や自動車などの車両から生じる騒音を吸音する吸音パネルに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の走行に起因する騒音を抑制するために、車道や線路に沿って吸音パネルを設置する方法が従来からよく用いられており、利用する吸音パネルについて種々の構成が提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、多数の開口部を有する前面部と、遮音性を有する背面部とにより形成された中空体内に吸音材が内装され、吸音材は有機系プラスチック繊維材からなり、且つその吸音材の厚み寸法は18~45mmとなされ、さらに背面部と吸音材との間に奥行き寸法が5~40mmの背面空気層が形成されると共に中空体の厚み寸法が25~60mmとなされたことを特徴とする薄型防音パネルが、本出願人によって提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-193021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される薄型防音パネルは、遮音性を有する背面部と吸音材との間に背面空気層を設けることで厚みの小さな防音パネルに良好な吸音性能を備えさせているが、本発明は更に良好な吸音性能を備える吸音パネルを提供するものである。通常、吸音材は、面密度が大きいほど良好な吸音性能を備えたものとなるが、その分、重量が重くなるので、防音パネルの搬送や、現場での施工の負荷が大きくなるという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決するために、吸音材の構成について鋭意研究を行った。その結果、吸音材の前面側及び背面側に所定の通気性能を有する保護層と抵抗層とを配置することによって、吸音材の流れ抵抗が相対的に低いものであっても、高い吸音性能を備えることを見言い出し、本発明の完成に至った。
【0007】
すなわち、本発明に係る吸音パネルは、透孔を有し音源側に配置される前面板と、吸音材と、空気層と、遮音板とをこの順で有する吸音パネルであって、
前記吸音材は、音源側から保護層と、吸音層と、抵抗層とをこの順で有しており、
前記吸音層は、流れ抵抗5kPa・sec/m
2
以下であり
前記保護層は、流れ抵抗1MPa・sec/m
2
以上であり、
前記抵抗層の流れ抵抗は、前記保護層の0.9~2倍であることを特徴とするものである。
【0008】
本発明において、前記抵抗層の通気抵抗は1以上、又は該抵抗層の流れ抵抗が2MPa・sec/m
2
以上であることが好ましい。
【0009】
また、本発明において、前記抵抗層の通気抵抗及び流れ抵抗は、前記保護層の通気抵抗及び流れ抵抗の0.9~1.1倍であることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る吸音パネルによれば、比較的流れ抵抗の小さい、つまり、比重の小さい吸音層を選択しても、吸音層の前後に、所定の流れ抵抗となる保護層,抵抗層を配置することによって優れた吸音性能を示す。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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