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公開番号
2025014670
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023117424
出願日
2023-07-19
発明の名称
車輪ガード装置
出願人
東京地下鉄株式会社
,
東海旅客鉄道株式会社
,
大和軌道製造株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
E01B
5/18 20060101AFI20250123BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 狭軌の軌道において採用できる車輪ガード装置を提供する。
【解決手段】 まくらぎに固定される固定部材と、固定部材に設けた支持軸に支持され、支持軸を中心に軌道中心方向へ回動させることが可能な可動部材と、可動部材に固定され、支持軸から離間した位置で本線レールと平行に配置されるガードレールとを備え、固定部材は、まくらぎに固定する固定穴と、固定穴から軌間方向にずれた位置でまくらぎの上面から上方に所定距離離れた高さ位置で支持軸を支持する支持部とを有し、可動部材は、支持部に支持軸で支持されて支持軸を中心に軌道中心方向に向けて回動するガードレール保持部と、ガードレール保持部に前記ガードレールを固定する取付部材とを有し、ガードレールは、ガードレール保持部に固定された状態で、本線レールの上面から所定距離上方位置で、且つ軌道外方向の所定距離離れた位置に係止部が位置するように配置される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
スラブ軌道又はまくらぎに固定される固定部材と、
前記固定部材に水平方向に設けた支持軸に支持され、当該支持軸を中心に軌道中心方向へ回動させることが可能な可動部材と、
前記可動部材に固定され、前記支持軸から離間した位置で本線レールと平行に配置されるガードレールと、を備え、
前記固定部材は、前記スラブ軌道又は前記まくらぎに固定する固定穴と、当該固定穴から軌間方向にずれた位置で前記スラブ軌道又は前記まくらぎの上面から上方に所定距離離れた高さ位置で前記支持軸を支持する支持部と、を有し、
前記可動部材は、前記支持部に前記支持軸で支持されて当該支持軸を中心に前記軌道中心方向に向けて回動するガードレール保持部と、前記ガードレール保持部に前記ガードレールを固定する取付部材と、を有し、
前記ガードレールは、前記ガードレール保持部に固定された状態で、前記本線レールの上面から所定距離上方位置で、且つ軌道外方向の所定距離離れた位置に車輪の脱線を防止する係止部が位置するように配置される、車輪ガード装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記支持軸は、前記固定部材を軌道内方でスラブ軌道又は前記まくらぎに固定する固定穴に対して前記本線レールの方向へ水平方向にずれて配置されている、請求項1に記載の車輪ガード装置。
【請求項3】
前記固定部材は、前記可動部材を支持する前記支持部が前記ガードレールの固定位置と同等の前記高さ位置となっている、請求項1又は2に記載の車輪ガード装置。
【請求項4】
前記固定部材は、前記スラブ軌道又は前記まくらぎに下面が接する下部固定部材と、前記下部固定部材の上部に配置され下面が前記下部固定部材の上面と接する上部固定部材と、を有し、
前記支持部は前記上部固定部材と一体的に形成されており、
前記下部固定部材は、当該下部固定部材の上面が水平状態で前記スラブ軌道又は前記まくらぎの上面に接する下面を有している、請求項1~3のいずれか1項に記載の車輪ガード装置。
【請求項5】
前記上部固定部材の下面と前記下部固定部材の上面とは、凸状部と凹状部とが互いに係合する位置決め段部を有している、請求項4に記載の車輪ガード装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道軌道上の本線レールに沿って配設される脱線防止用の車輪ガード装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉄道車両(以下、単に「車両」ともいう)が走行する本線レールに沿って、車輪の脱線を防止する車輪ガード装置を設ける場合がある。例えば、この種の先行技術として、まくらぎに固定する固定部に水平方向の回動軸で可動部を支持し、可動部にガードレールを固定した車輪ガード装置がある(例えば、特許文献1参照)。以下、まくらぎを例に説明する。この車輪ガード装置では、ガードレールに、本線レールの内側に向けて車輪が脱線するのを防止する外側係止部と、脱線した車両が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側係止部とを具備させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-138405号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記先行技術の車輪ガード装置は、ガードレールを固定した可動部が軌道中心側へ大きく回動するため、狭軌の軌道への採用が難しい。例えば、上記車輪ガード装置を狭軌の本線レールに沿って設けた場合、一対のガードレールを軌道中心に向けて転換させるとガードレールが当接してしまう。また、本線レールの点検、まくらぎの周囲のバラストを突き固める作業を行う場合の空間を確保することが難しい。
【0005】
さらに、在来線の軌道では、路線によって異なった形状のまくらぎを使用することがあり、異なる形状のまくらぎにおいて採用できる車輪ガード装置も望まれている。
【0006】
そこで、本発明は、狭軌の軌道において採用できる車輪ガード装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る車輪ガード装置は、スラブ軌道又はまくらぎに固定される固定部材と、前記固定部材に設けた水平方向の軸線の支持軸に支持され、当該支持軸を中心に軌道中心方向へ回動させることが可能な可動部材と、前記可動部材に固定され、前記支持軸から離間した位置で本線レールと平行に配置されるガードレールと、を備え、前記固定部材は、前記スラブ軌道又は前記まくらぎに固定する固定穴と、当該固定穴から軌間方向にずれた位置で前記スラブ軌道又は前記まくらぎの上面から上方に所定距離離れた高さ位置で前記支持軸を支持する支持部と、を有し、前記可動部材は、前記支持部に前記支持軸で支持されて当該支持軸を中心に前記軌道中心方向に向けて回動するガードレール保持部と、前記ガードレール保持部に前記ガードレールを固定する取付部材と、を有し、前記ガードレールは、前記ガードレール保持部に固定された状態で、前記本線レールの上面から所定距離上方位置で、且つ軌道外方向の所定距離離れた位置に車輪の脱線を防止する係止部が位置するように配置される。
【0008】
この構成により、スラブ軌道又はまくらぎに固定部材を固定し、固定部材に可動部材を支持して可動部材にガードレールを固定することで、本線レールに沿ってガードレールを配置することができる。ガードレールに車輪が脱線しようとする水平方向の大きな横力が作用したとしても、可動部材を介して固定部材で支持することができる。可動部材を、固定部材の軌道又はまくらぎの上面から上方に所定距離離れた高さ位置の支持部で支持しているのでコンパクトな車輪ガード装置を構成することができ、狭軌の軌道においても車輪ガード装置を提供することができる。この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、「水平方向の横力」を単に「横力」ともいう。
【0009】
また、前記支持軸は、前記固定部材を軌道内方でスラブ軌道又は前記まくらぎに固定する固定穴に対して前記本線レールの方向へ水平方向にずれて配置されていてもよい。このように構成すれば、可動部材を支持する支持軸が固定穴に対して軌間方向にずれて配置されるので、ガードレールを適切な位置に配置した状態で固定部材を固定しているボルト等の固定手段を上方から点検することが容易にできる。
【0010】
また、前記固定部材は、前記可動部材を支持する前記支持部が前記ガードレールの固定位置と同等の前記高さ位置となっていてもよい。このように構成すれば、ガードレールに作用する水平方向の横力を、可動部材を支持する支持軸を介して固定部材の支持部で支持することができる。よって、ガードレールに作用する大きな水平方向の横力を固定部材で適切に受けることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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