TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025017683
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023120845
出願日2023-07-25
発明の名称重量物支持装置、及び重量物支持方法
出願人株式会社横河ブリッジ
代理人弁理士法人 武政国際特許商標事務所
主分類E01D 21/00 20060101AFI20250130BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち、自身に作用する荷重を計測しながら重量物を支持することができる重量物支持装置と、これを用いた重量物支持方法を提供することにある。
【解決手段】本願発明の重量物支持装置は、重量物を支持する装置であって、載荷板と計測手段を備えたものである。なお計測手段は、上下に配置される2つの載荷板の間に配置されたうえで、それぞれの載荷板に固定される。また計測手段は、載荷板に対して略垂直(垂直を含む)方向の荷重の計測が可能である。そして本願発明の重量物支持装置は、計測手段に係る最大計測荷重以下の荷重が作用する重量物を支持することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
重量物を支持する装置であって、
上下に配置される2つの載荷板と、
前記載荷板の間に配置されるとともに、それぞれの該載荷板に固定される計測手段と、を備え、
前記計測手段は、前記載荷板に対して垂直又は略垂直方向の荷重の計測が可能であり、
前記計測手段に係る最大計測荷重以下の荷重が作用する前記重量物を支持することができる、
ことを特徴とする重量物支持装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
前記重量物が橋桁であり、
受金具と前記載荷板を連結する金具連結手段を、さらに備え、
前記金具連結手段によって、前記橋桁の下方に配置された前記受金具と、該受金具の直下に配置された前記載荷板と、を連結し得る、
ことを特徴とする請求項1記載の重量物支持装置。
【請求項3】
前記計測手段は、前記載荷板のうちいずれを上方にした配置であっても、前記載荷板に対して垂直又は略垂直方向の荷重の計測が可能である、
ことを特徴とする請求項1記載の重量物支持装置。
【請求項4】
前記載荷板の間に2以上の前記計測手段が配置され、それぞれの前記計測手段が該載荷板に固定される、
ことを特徴とする請求項1記載の重量物支持装置。
【請求項5】
2以上の重量物支持装置を、同一又は略同一の平面上に配置する装置配置工程と、
2以上の前記重量物支持装置の上面に、1つの受金具を載置するとともに、該受金具とそれぞれの該重量物支持装置とを連結する受金具設置工程と、
前記受金具の上面に重量物を載置する重量物設置工程と、
前記重量物支持装置に作用する荷重を計測する荷重計測工程と、を備え、
前記重量物支持装置は、上下に配置される2つの載荷板と、前記載荷板の間に配置されそれぞれの該載荷板に固定される計測手段と、を有し、
前記計測手段は、前記載荷板に対して垂直又は略垂直方向の荷重の計測が可能であり、
また前記重量物支持装置は、前記計測手段に係る最大計測荷重以下の荷重が作用する前記重量物を支持することができる、
ことを特徴とする重量物支持方法。
【請求項6】
前記重量物支持装置は、2つの前記載荷板の間隔が変化するように伸縮可能であり、
前記荷重計測工程による計測結果に応じて、計測荷重が設計荷重に対して許容範囲に収まるように、又はそれぞれの前記重量物支持装置に均等に荷重が作用するように、それぞれの該重量物支持装置を伸縮させる荷重調整工程を、さらに備えた、
ことを特徴とする請求項5記載の重量物支持方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、橋桁といった重量物を支持するための技術であり、より具体的には、作用する荷重を計測しつつ重量物を支持することができる重量物支持装置と、これを用いて重量物を支持する方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁の建設工事は、橋台や橋脚などの下部工工事と、主に床版を構築する上部工工事に大別され、下部工工事の完成後に上部工工事が行われる。一般的な上部工の施工手順としては、まず橋桁を架設し、次いで床版や橋梁付属物を構築した後に舗装工を行い、標識や照明などの施設を設置する。
【0003】
橋桁を架設するには種々の工法が知られており、例えば鋼橋の場合、ベント工法や送出し工法、片持ち式架設工法などが用いられている。このうちベント工法は、最も一般的な工法であり、他の工法に比べ仮設備を軽減することができ、また短い工期で架設することができる。ベント工法の具体的な手順は、特許文献1(特に第2実施形態の橋梁架設方法)に開示されているように、まずは支持構造(橋台や橋脚)の間に仮設備としてのベントを設置する。そして揚重機を用い、分割された橋桁を支持構造やベントの上に架け渡すように並べていく。全ての橋桁が載置されるとこれら橋桁どうしを連結し、最後にベントを撤去する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-47962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
通常、ベント上に橋桁を載置するにあたっては受金具が用いられている。具体的には、ベントの上に2段以上(1段のケースもある)の受金具を重ねて配置し、その上に橋桁を載置するわけである。また、受金具に対する橋桁による荷重が均等に作用するように、まずはジャッキで橋桁を支持したうえで、徐々にジャッキを下げながら橋桁を受金具に降ろしていた。
【0006】
ところで、橋桁による荷重によって受金具に作用する荷重(つまり、設計荷重)は、設計計算を行うことであらかじめ把握しておくことができる。この場合、実際に施工を行う際に、受金具に作用する荷重を計測しながら実施するとよい。例えば、計測された荷重が設計荷重を超えそうなときに、ジャッキ等を用いて橋桁を一旦持ち上げたうえで、受金具の配置を修正するといった対策を講じることができ、その結果、事故を未然に防ぎつつ施工を行うことができる。
【0007】
しかしながら従来の工法では、上記したように計測荷重と設計荷重を照らし合わせながら施工することができなかった。ジャッキで橋桁を支持しているときはジャッキ荷重によって計測荷重を把握することができるものの、橋桁を受金具に載置した後は受金具に作用する荷重を計測することができないわけである。
【0008】
本願発明の課題は、従来技術が抱える問題を解決することであり、すなわち、自身に作用する荷重を計測しながら重量物を支持することができる重量物支持装置と、これを用いた重量物支持方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、例えばロードセルといった荷重計(特に、圧縮型荷重計)と載荷板を組み合わせた構成にすることによって、荷重計測を行いながら重量物を支持する、という点に着目してなされたものであり、従来にはない発想に基づいて行われた発明である。
【0010】
本願発明の重量物支持装置は、重量物を支持する装置であって、載荷板と計測手段を備えたものである。なお計測手段は、上下に配置される2つの載荷板の間に配置されたうえで、それぞれの載荷板に固定される。また計測手段は、載荷板に対して略垂直(垂直を含む)方向の荷重の計測が可能である。そして本願発明の重量物支持装置は、計測手段に係る最大計測荷重以下の荷重が作用する重量物を支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

鹿島建設株式会社
型枠構造
22日前
日工株式会社
アスファルトプラント
11日前
日工株式会社
アスファルトプラント
11日前
丸紅建材リース株式会社
覆工板
25日前
株式会社 林物産発明研究所
舗装成形部材
11日前
鹿島建設株式会社
アーチ橋の施工方法
22日前
株式会社イノアック住環境
橋梁構造物
25日前
鹿島建設株式会社
鉄筋コンクリート部材の構築方法
12日前
株式会社サンポール
車止めポール装置
5日前
日本道路株式会社
骨材の生成方法
18日前
戸田建設株式会社
床版取替工事の支援装置
18日前
蔦井株式会社
位置表示装置
22日前
ハム アーゲー
建設機械
21日前
アラオ株式会社
マグネットポール
22日前
ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
道路舗装機
18日前
日工株式会社
アスファルトプラントの運転方法およびアスファルトプラント
11日前
ランデス株式会社
プレキャストコンクリート床版
25日前
東海旅客鉄道株式会社
道路構造及び道路の施工方法
25日前
東鉄工業株式会社
線路扛上装置、軌陸バックホウ、及び線路扛上方法
12日前
国立大学法人佐賀大学
リベット塗膜剥離方法
25日前
西松建設株式会社
床版の撤去方法
5日前
戸田建設株式会社
床版取替工事の支援方法及び床版取替工事の支援装置
18日前
三井化学産資株式会社
アスファルト舗装構造物および補強材
12日前
JFE建材株式会社
防護工構築方法
22日前
称名土木株式会社
散水式融雪装置の施工方法及び補助型枠部材
5日前
三井住友建設株式会社
ずれ止め部材の撤去方法及び床版の撤去方法
18日前
トヨタ自動車株式会社
横断歩道の道路鋲システム
25日前
株式会社横河ブリッジ
重量物支持装置、及び重量物支持方法
5日前
開発虎ノ門コンサルタント株式会社
壁高欄の接合構造および施工方法
22日前
株式会社ニュー・メソッド
支柱用コンクリートブロック及び支柱用コンクリートブロックの施工方法
22日前
オリエンタル白石株式会社
除去装置及び緊張材の接続方法
18日前
東京地下鉄株式会社
車輪ガード装置
12日前
株式会社大林組
UHPFRCによる鋼床版上面増厚補強構造及び鋼床版上面増厚補強工法
5日前
ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
スクリードの調高フィードバック制御を備える道路舗装機
18日前
株式会社横河ブリッジ
橋桁支持方法
5日前
JR東日本コンサルタンツ株式会社
構造物設計支援方法、構造物設計支援プログラム、及び、構造物設計支援装置
25日前
続きを見る