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公開番号2025008270
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110275
出願日2023-07-04
発明の名称防護工構築方法
出願人JFE建材株式会社
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人
主分類E01F 7/04 20060101AFI20250109BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】早急に防護工を構築し得る防護工構築方法を提供する。
【解決手段】防護工構築方法は、地面XGに面する第1の面111と第1の面111とは反対側の第2の面112とを含むコンクリートブロック11を複数準備する準備工程P1と、地面XGに複数のコンクリートブロック11を少なくとも第1方向に沿って並べて設置する設置工程P3と、地面XGに設置された複数のコンクリートブロック11の第2の面112に、土石流の流れを遮るための捕捉体20を取り付ける取付工程P4とを備える。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
地面に面する第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを含むコンクリートブロックを複数準備する準備工程と、
前記地面に複数の前記コンクリートブロックを少なくとも第1方向に沿って並べて設置する設置工程と、
前記地面に設置された複数の前記コンクリートブロックの前記第2の面に、土石流の流れを遮るための捕捉体を取り付ける取付工程と
を備える、防護工構築方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記コンクリートブロックの前記第1の面は、平坦面と、前記平坦面に対して前記第2の面の側とは反対側に突出する凸部とを含み、
前記設置工程の前に、前記地面における前記凸部が設置される領域に凹部を形成する凹部形成工程を行い、
前記設置工程において、前記凸部を前記凹部に埋め込む、請求項1に記載の防護工構築方法。
【請求項3】
前記コンクリートブロックは、前記第1の面及び前記第2の面に垂直な方向から見る場合に正方形状又は長方形状の形状を有しており、
前記凸部は前記第1の面の4隅のそれぞれに形成されており、
前記凹部形成工程において、前記第1方向に交差する第2方向において離間しかつ前記第1方向に延びる2つ以上の前記凹部を形成する、請求項2に記載の防護工構築方法。
【請求項4】
前記設置工程において、前記コンクリートブロックをさらに前記第2方向に沿って並べ、
2つ以上の前記凹部は、前記第2方向において離間しかつ前記第1方向に延びる3つ以上の前記凹部を含み、
3つ以上の前記凹部は、前記第2方向における両端に位置する第1の凹部と、2つの前記第1の凹部の間に位置する少なくとも1つの第2の凹部とを含み、
前記凹部形成工程において、前記第2の凹部の幅が前記第1の凹部の幅よりも大きくなるように、3つ以上の前記凹部を形成する、請求項3に記載の防護工構築方法。
【請求項5】
前記凹部形成工程において、前記凹部の深さが、前記凸部が突出する長さ以上になるように前記凹部を形成する、請求項2に記載の防護工構築方法。
【請求項6】
前記設置工程は、
前記地面に設置された前記コンクリートブロックの側面に接するように、少なくとも1つのガイド部材を前記地面に打設する第1工程と、
前記地面に設置された前記コンクリートブロックとは別の前記コンクリートブロックを、前記ガイド部材に当接させながら前記地面に設置する第2工程と
を含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の防護工構築方法。
【請求項7】
前記取付工程において、前記第2の面にライナープレートを配置し、前記ライナープレートを介して前記捕捉体を前記コンクリートブロックに取り付ける、請求項1に記載の防護工構築方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防護工を構築するための防護工構築方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、気候変動による集中豪雨、局所的豪雨、スーパー台風等の異常気象が原因で、全国各地において土砂災害が頻発しており、加えて、土砂災害の形態は、「広域化」、「激甚化」、及び「多発化」している。このような土砂災害発生後における2次災害を防止するために、緊急(応急)対策工として、コンクリート基礎を使用した土砂柵が構築される場合がある(例えば、特許文献1参照)。このような緊急対策工は、防護工とも呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-141568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、土砂災害が発生した地域の復旧活動を行うためには、土砂災害発生後の土砂や流木等の流出に起因する2次災害を防止する対策を早急に講じる必要があり、防護工を早急に構築する必要がある。しかし、コンクリート基礎を用いて防護工を構築するためには、地面の掘削、コンクリートを流し込む型枠の設置、コンクリートの打設、コンクリートの養生、及び型枠の脱型等の各工程を経てコンクリート基礎を地面に構築した後に、土砂柵等をコンクリート基礎に設置する必要がある。このように、従来、コンクリート基礎を構築するためにある程度の時間を要していた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、早急に防護工を構築し得る防護工構築方法を提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1):本発明に係る防護工構築方法は、地面に面する第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを含むコンクリートブロックを複数準備する準備工程と、前記地面に複数の前記コンクリートブロックを少なくとも第1方向に沿って並べて設置する設置工程と、前記地面に設置された複数の前記コンクリートブロックの前記第2の面に、土石流の流れを遮るための捕捉体を取り付ける取付工程と備える。
【0007】
なお、本明細書において、「土石流」とは、上述の2次災害を引き起こす可能性のある土砂や流木等を含む流れの総称をいうものとする。
【0008】
(2):上述の(1)において、前記コンクリートブロックの前記第1の面は、平坦面と、前記平坦面に対して前記第2の面の側とは反対側に突出する凸部とを含んでもよい。この場合、前記設置工程の前に、前記地面における前記凸部が設置される領域に凹部を形成する凹部形成工程を行い、前記設置工程において、前記凸部を前記凹部に埋め込むことが好ましい。
【0009】
(3):上述の(2)において、前記コンクリートブロックは、前記第1の面及び前記第2の面に垂直な方向から見る場合に正方形状又は長方形状の形状を有しており、前記凸部は前記第1の面の4隅のそれぞれに形成されていてもよい。この場合、前記凹部形成工程において、前記第1方向に交差する第2方向において離間しかつ前記第1方向に延びる2つ以上の前記凹部を形成してもよい。
【0010】
(4):上述の(3)において、前記設置工程において、前記コンクリートブロックをさらに前記第2方向に沿って並べ、2つ以上の前記凹部は、前記第2方向において離間しかつ前記第1方向に延びる3つ以上の前記凹部を含み、3つ以上の前記凹部は、前記第2方向における両端に位置する第1の凹部と、2つの前記第1の凹部の間に位置する少なくとも1つの第2の凹部とを含み、前記凹部形成工程において、前記第2の凹部の幅が前記第1の凹部の幅よりも大きくなるように、3つ以上の前記凹部を形成することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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