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公開番号2025013260
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2024110467
出願日2024-07-09
発明の名称道路舗装機
出願人ヨゼフ フェゲーレ アーゲー
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類E01C 19/48 20060101AFI20250117BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】道路舗装機において交換可能な構成要素を接続するための取り付けユニットの耐用寿命を延ばし、及び、交換可能な構成要素の組み立て/分解を簡素化する。
【解決手段】道路舗装機は、少なくとも道路舗装機の操作中に舗装材料と接触する交換可能な構成要素と、交換可能な構成要素をワークアセンブリ又は道路舗装機のシャーシに取り付けるための少なくとも1つの取り付けユニット(26)とを備え、取り付けユニット(26)のための摩耗保護部(27)が道路舗装機に提供されており、ここで、摩耗保護部(27)は、取り付けユニット(26)への設置のための犠牲体(32)、及び/又は、少なくとも部分的にランプ形状であるか若しくは湾曲すると共に、舗装材料を取り付けユニット(26)を超えてガイドする保護セクションを有する保護体を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
道路舗装機(1)であって、前記道路舗装機(1)の材料貯蔵部(4)から前記道路舗装機(1)の横方向ディストリビュータアセンブリ(10)に、前記道路舗装機(1)の舗装進行方向(R)とは反対の方向に搬送され、前記横方向ディストリビュータアセンブリ(10)により、前記道路舗装機(1)の前記舗装進行方向(R)に対して横方向に、実質的に前記道路舗装機(1)のスクリード(7)の作業幅(B)にわたって分配される舗装材料(6)製の舗装層(2)を形成するための道路舗装機(1)であり、前記道路舗装機(1)は、少なくとも前記道路舗装機(1)の操作中に前記舗装材料(6)と接触する交換可能な構成要素(30)と、前記交換可能な構成要素(30)を前記道路舗装機(1)のワークアセンブリ(31)又はシャーシ(8)に取り付けるための少なくとも1つの取り付けユニット(26)とを備え、前記取り付けユニット(26)のための摩耗保護部(27)が前記道路舗装機(1)に提供されており、
前記摩耗保護部(27)は、前記取り付けユニット(26)への設置のための犠牲体(32)、及び/又は、少なくとも部分的にランプ形状であるか若しくは湾曲すると共に、前記舗装材料(6)を前記取り付けユニット(26)を超えてガイドする保護セクション(45)を有する保護体(42)を備えることを特徴とする、道路舗装機(1)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記保護体(42)は、前記搬送される舗装材料(6)に面した前記取り付けユニット(26)の側面(43)にのみ配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の道路建設機械。
【請求項3】
前記取り付けユニット(26)は、ネジ頭(28a)を有するネジ(28)及び/又はネジ(28)に取り付けられたネジナット(29)、特に六角形ナット(29b)若しくはキャップナット(29a)を備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の道路建設機械。
【請求項4】
前記犠牲体(32)は、前記犠牲体(32)が前記取り付けユニット(26)に設置される際に、前記犠牲体(32)が前記ネジ頭(28a)及び/又は前記ネジナット(29)、特にキャップナット(29a)を完全に覆うよう構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の道路建設機械。
【請求項5】
前記摩耗保護部(27)、特に前記犠牲体(32)は、単一部品構成要素(32a)であるか、又は、多部品構造デバイス(32b)であり、好ましくは2つのハーフシェル(40a,40b)を備えていることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項6】
前記犠牲体(32)は、前記取り付けユニット(26)に、特に前記取り付けユニット(26)のキャップナット(29a)に、圧入嵌合及び/又は押込嵌合で取り付けられていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項7】
前記犠牲体(32)は、押込嵌合、及び/又は、押込物質嵌合(positive substance-fit)で前記取り付けユニット(26)に接続していることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項8】
前記保護セクション(45)は、前記取り付けユニット(26)に向かって傾斜しており、好ましくは、前記ネジ頭(28a)及び/又は前記ネジナット(29)、特に前記キャップナット(29a)の全高(46)にわたって延在していることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項9】
前記保護セクション(45)は、実質的にシールドの形態で構成され、好ましくは内側面(48)を備え、前記保護セクション(45)の前記内側面(48)と前記取り付けユニット(26)との間の距離(49)は、前記内側面(48)の長さ(50)に沿って変動することを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載の道路建設機械。
【請求項10】
前記保護体(42)は、前記交換可能な構成要素(30)の一体的に形成された延長部として構成されているか、又は、前記交換可能な構成要素(30)とは別に、別個の構成要素として、前記道路舗装機(1)、好ましくは前記道路舗装機(1)のワークアセンブリ(31)に取り付けられていることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の道路建設機械。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の道路舗装機に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
道路舗装機は、アスファルトなどの舗装材料で舗装層を形成することが意図されており、一般に、シャーシ、並びに、シャーシに配置された、材料貯蔵部、スクリード、コンベヤ装置、横方向ディストリビュータアセンブリなどのワークアセンブリを備える。道路舗装機は交換可能な構成要素を有し、その各々は、ネジ接続又は複数のネジ接続によってシャーシ及び/又はワークアセンブリに取り外し可能に直接取り付けられており、摩耗する可能性があり、並びに、その後、耐用寿命が終わった時に交換される。
【0003】
ネジ接続は一般に、ネジ頭を有するネジ及び/又はネジナットを備える。ネジ頭及び/又はネジナットは典型的には、ネジ接続を外すためにレンチで駆動されることが可能である、例えば六角形のプロファイル又は六角形の外側若しくは内側プロファイルの駆動部を有する。アスファルト又は砂利などの他の舗装材料の研磨性により、アスファルトと接触するネジ頭及び/又はネジナットの摩損が経時的に生じてしまう可能性があるという問題がある。これにより、ネジ接続の表面における材料及び形状の損失が生じてしまう。ネジ接続又はネジ頭の外側輪郭、及び/又は、ネジナットの外側輪郭が角ばった形状を失って丸みを帯びてしまい、これにより、市販されているツール(例えばソケットレンチ、リングスパナ、オープンエンドレンチ、ソケットアタッチメントを有するラチェット)によってはもはや把持が不可能となってしまう可能性がある。これによって、耐用寿命が終わった時に構成要素の交換が非常に困難となってしまう。取り付け要素がこのように摩耗/摩損したりすると、構成要素は、アングルグラインダを使用して、労力をかけてワークアセンブリ又はシャーシから分離させる必要がある。
【0004】
独国特許出願公開第10 2022 102 095A1号明細書には、スクリードの前方でアスファルトを分配するためのディストリビュータオーガーを備えるアスファルト舗装機が記載されている。1つ以上のオーガーセグメントが、複数の取り付け要素(ボルト頭を有するボルト及びナット)によりオーガーシャフトに連結されている。独国特許出願公開第10 2022 102 095A1号明細書にはさらに、オーガーセグメントが取り付け要素のためのU字状の受け部を有していることを開示する。受け部の側壁は本体から直線に延びて、それぞれ凹部又はU字状凹部を画定する。独国特許出願公開第10 2022 102 095A1号明細書には、取り付け要素のボルト頭及びナットがそれぞれの凹部で座ぐりされていることが開示されている。独国特許出願公開第10 2022 102 095A1号明細書によれば、このようなアセンブリは、受け部の側壁が、取り付け要素について、潜在的に研磨性である路面材料又は舗装材料それぞれに対する摩損保護(摩耗保護部)を提供することが可能であるため、取り付け要素における摩耗を防止することが可能である。しかしながら、取り付け要素は受け部の側壁で囲まれているためにレンチが届きにくい。取り付け要素を例えばレンチソケット及びソケットレンチといった二部品ツールで取り外すことが可能であったとしても、このような二部品ツールは、単一部品レンチよりも使用することが難しい。加えて、舗装材料は凹部中に堆積してそこで硬化する可能性があり、これによりオーガーセグメントの交換はさらに困難となってしまう。本体から直線に延在するU字状凹部の側壁のために、オーガーが回転すると舗装材料は凹部の壁に堆積し、凹部へのアスファルトの堆積及び飛沫同伴がもたらされる。そして、凹部中に堆積したアスファルトは、取り付け要素に到達してこれを取り外すことができるように、先ず、除去ツールのために取り除かなくてはならず、これにより、オーガーセグメントの交換に関わる労力が大幅に増加してしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、道路舗装機において交換可能な構成要素を接続するための取り付けユニットの耐用寿命を延ばし、及び、交換可能な構成要素の組み立て/分解を簡素化することを目的とする。この目的は、請求項1に記載の特徴によって満たされる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、道路舗装機であって、道路舗装機の材料貯蔵部から道路舗装機の横方向ディストリビュータアセンブリに、道路舗装機の舗装進行方向とは反対の方向に搬送されると共に、横方向ディストリビュータアセンブリにより、道路舗装機の舗装進行方向に対して横方向に、実質的に道路舗装機のスクリードの作業幅にわたって分配される舗装材料製の舗装層を形成するための道路舗装機に関し、ここで、道路舗装機は、少なくとも道路舗装機の操作中に舗装材料に接触する交換可能な構成要素と、交換可能な構成要素をワークアセンブリ又は道路舗装機のシャーシに取り付けるための少なくとも1つの取り付けユニットとを備え、ここで、取り付けユニットのための摩耗保護部が道路舗装機に提供されている。本発明に係る摩耗保護部は、取り付けユニットへの設置のための犠牲体、及び/又は、少なくとも部分的にランプ形状であるか若しくは湾曲すると共に、舗装材料を取り付けユニットを超えてガイドする保護セクションを有する保護体を有する。取り付けユニットは、外側輪郭、特に角ばった外側輪郭を有していることが可能である。
【0007】
本発明によれば、取り付けユニットと、高温で研磨性の舗装材料との間の研削効果を、有利に完全に防止するか、又は、低減することが可能である。これにより、取り付けユニットの耐用寿命が延びると共に、その外側輪郭が保護されて、取り付けユニットをレンチなどの単一部品ツールにより取り外すことが可能となり、並びに、これらの耐用寿命が終わった時、又は、道路舗装機の更新時における交換可能な構成要素の取り外しを容易に行うことが可能となる。そして、これにより、単純に、及び、時間を節約して取り付けユニットを交換することが可能となる。
【0008】
取り付けユニットにおける上部部品として犠牲体を使用することは、犠牲体を取り付けユニットの少なくとも一部に容易に設置することが可能であるため、特に費用対効果が高く、且つ、実用的である。特に、キャップの形態の犠牲体は、自身を「犠牲」にして取り付けユニットを保存するために、例えばネジナットといった、ツールを用いて把持可能である取り付けユニットの一部に設置可能である。
【0009】
ランプ形状であるか若しくは湾曲した保護セクションは、舗装材料を取り付けユニットを超えてガイドし、それ故、舗装材料が取り付けユニットを超えてガイドされてその摩耗が防止されるよう、舗装材料を研削効果が低減する方向に導くガイドを形成する。ランプ形状であるか若しくは湾曲した保護セクションはそれに沿ってガイドされる舗装材料を加速させることすら可能であり、これにより、取り付けユニットを通過するようガイドすることが容易とされる。ガイド機能に追加して、ランプ形状であるか若しくは湾曲した保護セクションはまた、犠牲体として作用可能である。
【0010】
しかしながら、本発明に係る保護セクションと比較して、平行に配置された側壁を有する取り付けユニット用に形成された凹部は、舗装材料が直前に直立した側壁上で減速し、従って、その上に堆積する可能性があるため、滞留効果を生じさせる。側壁で減速し堆積した舗装材料は、次いで、取り付けユニットに容易に到達可能である。本発明により達成される摩耗に対する保護効果は、従って、凹部中への取り付けユニットの既知の収容に基づいて限定された程度にのみ可能である。代わりに、既知の凹部が、その中に受け入れられた六角形の構成要素を回転に対して固定するために用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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