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公開番号2025001347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100871
出願日2023-06-20
発明の名称床版接続構造
出願人カナフレックスコーポレーション株式会社
代理人弁理士法人柳野国際特許事務所
主分類E01C 9/08 20060101AFI20241225BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】工事現場や災害復旧現場等において容易かつ迅速に施工することができる床版接続構造を提供する。
【解決手段】繊維補強コンクリートを主体として形成され、道路施工部の地盤に沿って敷設される複数の床版202(1)及び202(2)と、相隣接する床版202(1)及び202(2)の縁部同士を着脱可能に連結する連結具232と、を備え、相隣接する床版202(1)及び202(2)の隙間を密閉する止水構造234を備えた床版接続構造201。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
繊維補強コンクリートを主体として形成され、道路施工部の地盤に沿って敷設される複数の床版と、
相隣接する前記複数の床版の縁部同士を着脱可能に連結する連結具と、を備え、
相隣接する前記複数の床版の隙間を密閉する止水構造を備えた床版接続構造。
続きを表示（約 430 文字）【請求項２】
前記止水構造は、相隣接する前記複数の床版の縁部同士に挟持され、弾性を有するシール材である請求項１に記載する床版接続構造。
【請求項３】
前記シール材は、ブチルゴムである請求項２に記載する床版接続構造。
【請求項４】
相隣接する前記複数の床版の縁部同士を近接させ、シール材を圧縮する方向に付勢力を付与する付勢器具を備えた請求項２又は３に記載する床版接続構造。
【請求項５】
前記付勢器具は、前記シール材を圧縮する方向に付勢力を付与するボルト及びナットである請求項４に記載する床版接続構造。
【請求項６】
一の床版は、前記ボルトの中の露出部を収納する第１ボックスと、該第１ボックスを密閉する第１蓋部材と、を備え、
他の床版は、前記ボルト及び前記ナットの中の露出部を収納する第２ボックスと、該第２ボックスを密閉する第２蓋部材と、を備えた請求項５に記載する床版接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、工事現場や災害復旧現場等において施工される床版接続構造に関する。
続きを表示（約 970 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えば特許文献１に示すように、工事用車両等の通過を容易に通過させることを目的として、仮設用鉄板を地盤上に敷設するとともに、隣り合って敷設された二枚の仮設敷鉄板を固定金具で締結することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０００－１７８９１２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されている仮設用鉄板を使用した場合、仮設用鉄板と仮設用鉄板との間に隙間が生じる。このため、軟弱又はぬかるんだ地盤上に載置して使用した場合には、仮設用鉄板と仮設用鉄板との隙間から水分又は土砂が浮上し、仮設用鉄板が沈下することが考えられる。このため、安定した状態に仮設用鉄板を施工することができないと考えられる。
【０００５】
本発明の目的は、工事現場や災害復旧現場等において、沈下しないで安定した状態に施工することができる床版接続構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る床版接続構造は、繊維補強コンクリートを主体として形成され、道路施工部の地盤に沿って敷設される複数の床版と、相隣接する前記床版の縁部同士を着脱可能に連結する連結具と、を備え、相隣接する前記複数の床版の隙間を密閉する止水構造を備えたものである。
【０００７】
この構成によれば、相隣接する前記複数の床版の隙間を密閉する止水構造を備えているため、軟弱又はぬかるんだ地盤上に載置して使用した場合に、一の床版と他の床版との間から水分又は土砂が浮上することがない。このため、床版接続構造として、沈下しないで安定した状態に施工することができる。
【０００８】
また、前記止水構造は、相隣接する前記複数の床版の縁部同士に挟持され、弾性を有するシール材であることが好ましい。
【０００９】
この構成によれば、シール材によるコンパクトな構成で止水構造を形成できる。
【００１０】
また、前記シール材は、ブチルゴムであることが好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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