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公開番号
2025009282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112178
出願日
2023-07-07
発明の名称
壁高欄の接合構造および施工方法
出願人
開発虎ノ門コンサルタント株式会社
,
株式会社栗本鐵工所
代理人
個人
,
個人
主分類
E01D
19/10 20060101AFI20250110BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】プレキャスト壁高欄の背面側に型枠などを設置するための作業スペースが無い場合でも急速施工を可能にした壁高欄の接合構造及び施工方法を提供する。
【解決手段】道路橋の床版1の幅方向端部にプレキャスト壁高欄2を、床版1の幅方向端部の上面に突出させた閉合筋3とプレキャスト壁高欄2の下端部から突出させたループ筋4を橋軸方向に見てオーバーラップさせた空間に打設される接合モルタルにより一体化する。床版1の端部背面側上端部とプレキャスト壁高欄2の背面側下端部との間に平板状の背面捨て型枠5を配置する。背面捨て型枠5の前面と閉合筋3またはループ筋4間を複数本の型枠固定用セパレーター9で連結固定し、接合モルタルを打設する。背面捨て型枠5の前面には型枠固定用セパレーター9を取り付けるためのナット部材12を取り付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
道路橋の床版の幅方向端部にプレキャスト壁高欄を、前記床版の幅方向端部の上面に突出させた閉合筋と前記壁高欄の下端部から突出させたループ筋を橋軸方向に見てオーバーラップさせた空間に打設される接合モルタルにより一体化してなる壁高欄の接合構造において、前記床版の端部背面側上端部と前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部との間に平板状の背面捨て型枠が配置され、前記背面捨て型枠の前面と前記閉合筋または前記ループ筋間を複数本のセパレーターで連結固定した状態で、前記接合モルタルが打設されていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
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【請求項2】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部に、前記床版の端部背面側上端部と前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部との間に前記背面捨て型枠に沿って垂下する背面袴部が設けられていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項3】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記背面捨て型枠の前面には前記セパレーターを取り付けるためのナット部材が取り付けられていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項4】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記背面捨て型枠の前面には前記背面型枠を補強するための補強ライナーが取り付けられ、かつ前記補強ライナーに前記セパレーターを取り付けるための掛止部が設けられていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項5】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記閉合筋または前記ループ筋に対する前記セパレーターの固定位置には、セパレーター固定用の固定プレートが設置されていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項6】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部に、前記背面捨て型枠の上端部が納まる切欠きが設けられていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項7】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記背面捨て型枠はステンレス板であることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項8】
請求項1記載の壁高欄の接合構造において、前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部と背面捨て型枠の上縁端部との当接面に硬質スポンジ等からなるシール材が取り付けられていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項9】
請求項8記載の壁高欄の接合構造において、前記背面捨て型枠の上縁端部に橋軸方向に適切な間隔で、水抜き用のスリットが設けられていることを特徴とする壁高欄の接合構造。
【請求項10】
道路橋の床版の幅方向端部にプレキャスト壁高欄を、前記床版の幅方向端部の上面に突出させた閉合筋と前記プレキャスト壁高欄の下端部から突出させたループ鉄筋を橋軸方向に見てオーバーラップさせた空間に接合モルタルを打設することにより一体化する壁高欄の施工方法において、前記床版の幅方向端部の上方に前記プレキャスト壁高欄を配置する際に、前記床版の端部背面側上端部と前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部との間に平板上の捨て型枠を設置し、前記背面捨て型枠の前面と前記閉合筋または前記ループ筋間をセパレーターで連結固定した後、前記プレキャスト壁高欄の前面側に前面型枠を設置して、前記背面捨て型枠と前記前面型枠間に接合モルタルを打設することを特徴とする壁高欄の施工方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路橋の床版の幅方向端部にプレキャスト壁高欄を、前記床版の幅方向端部の上面に突出させた閉合筋と前記プレキャスト壁高欄の下端部から突出させたループ筋を橋軸方向に見てオーバーラップさせた空間に打設される接合モルタルにより一体化してなる壁高欄の接合構造および施工方法に関し、特にプレキャスト壁高欄の背面側に型枠などを設置するための作業スペースが無い場合でも急速施工を可能にしたものである。
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【背景技術】
【0002】
走行中の車両の転落防止等の目的で設置される道路橋の壁高欄として、近年、安定した品質、強度、耐久性の向上と省力化施工、工期短縮および施工環境の改善(騒音の低下)等に鑑み、JIS工場で製作されたプレキャスト壁高欄による事例が増えている。
【0003】
例えば、特許文献1には、道路橋の床版の幅方向端部にプレキャスト壁高欄を、前記床版の幅方向上端部と前記プレキャスト壁高欄の下端部にそれぞれ配筋された閉合筋とループ筋を、橋軸方向に見てオーバーラップさせた空間(以下「モルタル打設空間」)に接合モルタルを打設することにより一体化する壁高欄の接合構造およびその施工方法が記載されている。
【0004】
この種の壁高欄の施工方法では、前記モルタル打設空間に接合モルタルを打設する際に、前記モルタル打設空間の端部背面側、即ち前記床版の端部背面側上端部と前記プレキャスト壁高欄の背面側下端部との間にモルタル打設用型枠を設置する。
【0005】
また、前記壁高欄の背面側に充分な作業スペースが無く、通常のモルタル打設用型枠を設置できない場合には、前記モルタル打設用型枠としてステンレス型枠を設置する(図9参照)。
【0006】
前記ステンレス型枠を用いた施工方法の手順を簡単に説明すると、床版20の背面側端部に水切り部施工用ステンレス型枠21を設置し、次に壁高欄用ステンレス型枠22を設置したプレキャスト壁高欄23を前記床版20の端部に建て込み、水切り部施工用ステンレス型枠21と壁高欄用ステンレス型枠22を互いに接合する。
【0007】
そして、床版20の端部に突設された高さ調整用ボルト24,24によってプレキャスト壁高欄23の高さを調整した後、接合モルタル打設空間Aの道路側端部に前面型枠25を設置し、前記接合モルタル打設空間Aに接合モルタル(無収縮モルタル)を打設する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2017-172144号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、前記橋梁壁高欄の施工方法は、床版20がプレストレストコンクリート(PC)工法によって施工され、床版端部の水切り部21aが現場施工によって施工される場合に適用される工法である。
【0010】
また、プレキャスト壁高欄23の接合部を床版端部の水切り部21aと一緒に施工する方法であるため、プレキャストプレストレストコンクリート(以下、「PCa・PC」)床版のように、水切り部21aを工場で2次床版として施工する場合には適用するのが難しいという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)
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