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公開番号
2025007229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108496
出願日
2023-06-30
発明の名称
プレキャストコンクリート床版
出願人
ランデス株式会社
代理人
弁理士法人森特許事務所
主分類
E01C
5/10 20060101AFI20250109BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】せん断キーとなる凸条や凹溝が側面に設けられたプレキャストコンクリート床版において、せん断荷重によるせん断キーの破損を防止し、破損した場合にせん断キーの欠落を防止できるようにした。
【解決手段】せん断キーとなる凸条11や凹溝12を上下に挟む突出部121,122が側面に設けられたプレキャストコンクリート床版1において、凸条11や突出部121,122は、凸条11や突出部121,122の突出方向に延びる補強材14,15,16を内蔵させたことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
せん断キーが側面に設けられたプレキャストコンクリート床版において、
せん断キーは、せん断キーの突出方向に延びる補強材を内蔵させたことを特徴とするプレキャストコンクリート床版。
続きを表示(約 120 文字)
【請求項2】
せん断キーは、補強材を先端から露出させた状態で内蔵させた請求項1記載のプレキャストコンクリート床版。
【請求項3】
せん断キーは、掛止部を設けた補強材を内蔵させた請求項1記載のプレキャストコンクリート床版。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、せん断キーが側面に設けられたプレキャストコンクリート床版に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
道路の構築資材であるプレキャストコンクリート床版は、例えば特許文献1に見られるように、設置時の位置合わせを簡単にしたり、不陸や段差の発生を防止したりする目的で、版の厚み方向に掛合するせん断キー(例えば転写関係にある凸部及び凹部)が側面に設けられる。特許文献1が開示するせん断キーは、側面の延在方向に連続する突条部及び嵌合溝である(特許文献1・[0026])。せん断キーは、側面の延在方向に連続する条及び溝として形成されたり(特許文献1)、側面の延在方向に断続して形成されたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-062713号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プレキャストコンクリート床版により構築される道路を重い車両が通行する場合、側面に設けたせん断キーに大きなせん断荷重が加わり、せん断キーが破損してしまうことがある。そして、破損したせん断キーが欠落すると、不陸や段差の発生を防止したりする目的が損なわれ、道路に不陸や段差が発生し、道路の使用を制限又は中止しなければならなくなる。そこで、せん断キーが側面に設けられたプレキャストコンクリート床版において、せん断荷重によるせん断キーの破損を防止し、破損した場合にせん断キーの欠落を防止できるように、検討した。
【課題を解決するための手段】
【0005】
検討の結果開発したものが、せん断キーが側面に設けられたプレキャストコンクリート床版において、せん断キーは、せん断キーの突出方向に延びる補強材を内蔵させたことを特徴とするプレキャストコンクリート床版である。せん断キーは、プレキャストコンクリート床版の側面に設けられた凸部又は凸条や、前記凸部又は凸条が嵌合する凹部又は凹溝の上又は下に位置する突出部である。本発明のプレキャストコンクリート床版は、版本体内の配筋の有無を問わない。補強材は、プレキャストコンクリート床版の版本体からせん断キーの突出方向の先端近傍まで延びる長さの棒材、又はプレキャストコンクリート床版の版本体からせん断キーの突出方向の先端近傍まで広がる面材である。
【0006】
棒材である補強材は、版本体に内蔵する配筋の延長部分、配筋に接続する別体、又は配筋から独立した別体である。面材である補強材は、配筋に接続する別体、又は配筋から独立した別体である。面材である補強材は、平面板、多孔板、網板のほか、波板又は屈曲板や枠体も含む。棒材又は面材である補強材は、単一又は組み合わせて用いる。棒材又は面材である補強材が複数の場合、それぞれの延在方向の異同を問わないが、側面の延在方向に間隔を開けて内蔵させる。
【0007】
補強材は、せん断荷重に対抗してせん断されない構造強度のある金属、樹脂、セラミックスが用いられる。金属製の補強材は、版本体に内蔵する配筋の延長部分、配筋に接続する別体、又は配筋から独立した別体である。樹脂製又はセラミックス製の補強材は、配筋に接続する別体、又は配筋から独立した別体である。複数の補強材を用いる場合、補強材それぞれの素材は同じでも、異なっていてもよい。棒材又は面材である補強材を組み合わせる場合、補強材それぞれの素材は同じでも、異なっていてもよい。
【0008】
補強材を内蔵したせん断キーは、補強材を先端から露出させた状態で内蔵させることにより、せん断キーの突出方向の先端まで補強材による補強ができる。補強材は、せん断キーの突出方向の先端まで延びていればよいので、端面を凸部の先端と面一にして凸部の先端から露出させればよい。補強材をせん断キーの突出方向の先端から露出させた錆びやすい金属製の補強材は、少なくとも露出する部分や補強材を露出させた凸部の先端に防錆処理を施す。補強材をせん断キーの突出方向の先端から露出させた樹脂製又はセラミックス製の補強材は、露出する部分に防錆処理は不要である。
【0009】
補強材を内蔵したせん断キーは、掛止部を設けた補強材を内蔵させると、せん断により分割された凸部の部分が掛止部に引っかかり、凸部の本体から分離しなくなる。掛止部は、分割された凸部の部分が引っかかる形状又は大きさがあればよい。棒材である補強材は、棒材の表面から突出する突起や棒材の外径を太くした部分が掛止部となる。掛止部を設けた棒材である補強財は、例えば異形鉄筋を利用することもできる。また、面材である補強材は、面材の表面から突出する突起や面材を厚くした部分のほか、面材に設けた開口や多数の孔が掛止部となる。掛止部は、補強材の一部を変形させて形成するほか、別体として補強材に取り付けてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明のプレキャストコンクリート床版は、せん断キーに内蔵させた補強材がせん断荷重に対抗してせん断キーをせん断させないことにより、せん断荷重によるせん断キーの破損を防止し、破損した場合にせん断キーの欠落を防止する。補強材がせん断キーの突出方向の先端から露出させるまでの長さ又は大きさであると、せん断キーは先端までせん断荷重による破損が防止され、破損した場合にせん断キーの欠落が防止される。また、補強材は、掛止部を設けると、破損した場合にせん断キーの欠落を、よりよく防止できる。掛止部は、凸部における補強材の定着効果を高める働きもある。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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