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公開番号
2025041122
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-26
出願番号
2023148217
出願日
2023-09-13
発明の名称
舗装面用の描画装置
出願人
北海道技建株式会社
代理人
個人
主分類
E01C
23/22 20060101AFI20250318BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 例えば供用中の道路にて、工事や作業などで規制帯を設けて交通規制を実施する際、走行中の一般車両に対し、文字や矢印などの路面標示による注意喚起を行い、安全性を向上させることが可能な「舗装面用の描画装置」の提供。
【解決手段】 舗装面に対し、各種の標示を走行しながら描く舗装面用の描画装置10であって、描画液を貯留するタンク14を有し、該タンク14が接続されて描画液を圧送するポンプ16を設け、該ポンプ16と接続された複数の噴射手段17,17・・によって各種の標示を舗装面に描くように構成され、描画時の車両12の速度又は走行距離のデータを測定する変位データ検出手段、描画データを記憶若しくは設定する描画情報生成手段を備えるとともに、変位データ検出手段の測定データ、並びに前記描画情報生成手段の描画データが入力され、これらの入力されたデータに基づいて、描画液の噴射タイミング、何れの噴射手段17,17・・から描画液を噴射するかの選択を行う制御手段を具備する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載され、舗装面に対し、各種の標示を走行しながら描く舗装面用の描画装置であって、
描画用の液体である描画液を貯留するタンクと、
該描画液のタンクが接続され、描画液を圧送するポンプと、
該ポンプの吐出口と接続され、舗装面に対し前記描画液を吐出することにより、各種の標示を描く複数の噴射手段と、
描画時に走行する車両の速度又は走行距離のデータを測定する変位データ検出手段と、
描画する各種の標示の描画データを記憶若しくは設定する描画情報生成手段と、
前記変位データ検出手段によって測定された速度又は走行距離のデータ、並びに、前記描画情報生成手段の描画データが入力され、これらの入力されたデータに基づいて、前記複数の噴射手段による描画液の噴射タイミングを決定するとともに、該複数の噴射手段のうち、いずれの噴射手段から描画液を噴射するかの選択を行う制御手段と、を具備することを特徴とする舗装面用の描画装置。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記噴射手段は、車両の走行方向に対して直交する方向となる列配列にて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の舗装面用の描画装置。
【請求項3】
前記噴射手段は、前記列配列に加えて、車両の走行方に沿った方向である行配列にて配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の舗装面用の描画装置。
【請求項4】
前記描画液は、蒸発性の液体又は水であり、舗装面への描画後、所定時間経過することにより蒸発して、描画された標示が消失することを特徴とする請求項1~3に記載の舗装面用の描画装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
道路の舗装面上に施される道路区画線の塗装工事や、舗装面上の路面標示の塗装工事などを、例えば供用中の道路にて行う場合に、工事個所の手前で走行中の自動車のドライバーに対して注意喚起を行う必要がある。本発明は、工事個所の手前にて施される注意喚起用の路面標示を描く際に利用される舗装面用の描画装置に関する。
また、イベントなどにおいて、アスファルト舗装やコンクリート舗装に施される各種の標示を描く際に利用される描画装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車が通行する舗装道路の路面には、走行車線と追越車線とを区別するための道路区画線、側線、センターラインなど、様々な路面標示が塗装されている。これらの道路区画線等の路面標示は、自動車等の走行時の目安となり、円滑な道路交通を確保する上で不可欠といえる。
【0003】
通常、このような路面標示の塗装作業は、道路を完全に通行止めにして行う場合の他、二車線などの複数車線を有する道路では車線規制を行って、一方側の車線を通行可能な状態に維持しながら、他方側の車線を規制帯として、この規制帯に対して路面標示の施工・塗装工事などを行うことがある。
このような道路供用中に施工工事を行う際、車線規制が行われていることを、工事現場である規制帯の手前で、走行中の運転者に確実に知らせる必要がある。
【0004】
一般には、規制帯が設けられる手前で塗装工事中である旨の看板を設置することにより走行中のドライバーへ注意を喚起し、減速や他方側への車線変更を促す、或いは誘導員を配置して他方側への車線変更の報知行為を行うなどの方法が採られる。
設置する看板は、注意喚起の図形や文字が記載されたものの他、近年では液晶画面を利用した電子看板(デジタルサイネージ)など、省力化・視認性を向上させたものも用いられている。
【0005】
従来、このような工事規制時の工事情報を自動車の運転者に知らせる発明として、特開2013-50840号公報(特許文献1)記載の「工事情報報知システム」が公知である。
同公報記載の発明は、工事規制区間の手前となる第1箇所、この第1箇所から進行方向逆側へ所定間隔をおいた第2箇所のそれぞれに車両検出センサを設置するとともに、当該センサの検出情報に基づいて、車両の渋滞の有無を判定し、その判定結果に基づき、設置されている複数の電子看板を適宜選択して、現在行われている工事情報などを報知するとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-50840号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前述した各種の看板を用いた注意喚起の手段は、看板を工事個所の手前側に設置することが必要であることから、その設置作業に手間を要する。特に道路区画線の塗装工事のように、道路上を塗装作業車が移動して工事規制帯が連続的に移動するような場合には、短い時間間隔での看板の移動・設置が伴い、そのための人手・作業手間を要するという課題があった。
また、誘導員や警備員による報知行為は、同様に人員の配置を必要とし、安全性・人件費削減の観点からも好ましいとはいえなかった。
さらに、特許文献1に記載された「工事情報報知システム」は構造が複雑であるとともに電源の確保が必要であるといった課題や、看板の移動・設置が必要で、道路区画線の塗装工事のように規制帯が連続的に移動する工事には不向きである。
【0008】
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、特に供用中の道路において、工事や作業などで交通規制を実施する際、規制帯が出来上がるまでの間、走行中の一般車両に対し、文字や矢印などの路面標示による注意喚起を的確に行うことにより、安全性を向上させることが可能な「舗装面用の描画装置」を提供することを目的とする。
また、イベントなどの際、アスファルトなどの舗装面上に各種の標示を容易且つ迅速に描画することが可能な描画装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明は、車両に搭載され、舗装面に対し、各種の標示を走行しながら描く舗装面用の描画装置であって、
描画用の液体である描画液を貯留するタンクと、該描画液のタンクが接続され、描画液を圧送するポンプと、該ポンプの吐出口と接続され、舗装面に対し前記描画液を吐出することにより、各種の標示を描く複数の噴射手段と、描画時に走行する車両の速度又は走行距離のデータを測定する変位データ検出手段と、描画する各種の標示の描画データを記憶若しくは設定する描画情報生成手段と、前記変位データ検出手段によって測定された速度又は走行距離のデータ、並びに、前記描画情報生成手段の描画データが入力され、これらの入力されたデータに基づいて、前記複数の噴射手段による描画液の噴射タイミングを決定するとともに、該複数の噴射手段のうち、いずれの噴射手段から描画液を噴射するかの選択を行う制御手段と、を具備することを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、上記1項において、前記噴射手段は、車両の走行方向に対して直交する方向となる列配列にて配置されていることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)
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