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公開番号
2025043395
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-31
出願番号
2024160629
出願日
2024-09-18
発明の名称
ファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置{Fanless Fine Dust Collection and Noise Absorption Device}
出願人
コリア レイルロード リサーチ インスティテュート
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01F
8/00 20060101AFI20250324BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】ピンタイプ放電部と捕集効率は維持しながらもオゾン発生濃度は低いファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置を提供する。
【解決手段】ファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置は、一側に設けられる流入口と、流入口が設けられた他側に設けられる流出口とが備えられる本体;本体の前面に位置する前面吸音パネルを備える吸音部;及び前面吸音パネルの一側に設けられ、本体の流入口に流入する外部空気を浄化して浄化空気を本体の流出口を通して排出する集塵部を含み、集塵部は、本体の内部で流入口に隣接して設置される筐体;記筐体内の流入口側に一定間隔で配置され、放電ピンが一定間隔で形成されている多数の放電板;放電ピンから流出口側に離隔して設置され、放電ピンと反対極性を有する多数の捕集電極;捕集電極と交互に配置され、放電ピンと同一極性を有する多数の非捕集電極;を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
一側に設けられる流入口と、前記流入口が設けられた他側に設けられる流出口とが備えられる本体;
前記本体の前面に位置する前面吸音パネルを備える吸音部;及び
前記前面吸音パネルの一側に設けられ、前記本体の前記流入口に流入する外部空気を浄化して浄化空気を前記本体の前記流出口を通して排出する集塵部を含み、
前記集塵部は、
前記本体の内部で前記流入口に隣接して設置される筐体;
前記筐体内の流入口側に一定間隔で配置され、放電ピンが一定間隔で形成されている多数の放電板;
前記放電ピンから流出口側に離隔して設置され、放電ピンと反対極性を有する多数の捕集電極;
前記捕集電極と交互に配置され、前記放電ピンと同一極性を有する多数の非捕集電極;を含み、
前記放電ピンの厚さは0.01~1.0mmであり、放電ピン間の距離は15~50mmであり、前記放電ピン、捕集電極、非捕集電極の配置により流入口から流出口の方向にイオン風の生成時に発生するオゾン濃度は0.02ppm未満であることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
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【請求項2】
請求項1において、
前記放電ピンと捕集電極との間の距離及び前記放電ピンと非捕集電極との間の距離は、10~40mmであることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項3】
請求項1又は2において、
前記捕集電極と非捕集電極との間の距離は、10~40mmであることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記放電板は、長さが長い帯状の板で形成され、放電板に印加される負又は正の電圧が集まる二等辺三角形形状の放電部が前記捕集電極に向かって一定間隔で形成され、
前記放電ピンは、前記捕集電極側に位置する前記放電部の端部の角に形成されることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項5】
請求項4において、
前記放電ピンと放電部を含む放電板は、一定の厚さを有するようにステンレススチール、タングステン、めっきスチール、めっきタングステンのいずれかの金属で製作されることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記筐体には、前記多数の放電板を支持するように交差形成される第1の支持台及び第2の支持台が備えられ、前記第1の支持台及び第2の支持台の下端面は鋸歯状に形成されることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項7】
請求項1において、
前記前面吸音パネルは、浄化された空気が排出される多数のホールが設けられる流入面と、ホールが形成されていない非流入面とからなり、
前記集塵部は、前記前面吸音パネルの非流入面側に設置され、
前記吸音部は、前記流入面側の前記本体後面に前記前面吸音パネルのホールに入射した音波を減衰できる内部吸音パネルを更に備えることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項8】
請求項1において、
前記装置は、複数個からなり、連続して設置されることができ、連続設置時に隣り合う装置の本体の間に吸音材が備えられることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項9】
請求項8において、
前記装置は、連続設置時に一部の装置は、前記集塵部を代替して吸音材が設置されることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
【請求項10】
請求項1において、
前記集塵部が異常か否かを感知する非常点呼制御部と、
前記非常点呼制御部の感知結果に応じて非常信号を発生する信号発生部を更に備えることを特徴とするファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集塵及び吸音装置に関するものであって、より詳細には、鉄道、道路、工事場等で発生する微細粉塵を無動力で除去するとともに、騒音を効率的に低減できるファンレス微細粉塵集塵及び騒音吸音装置に関するものである。
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【背景技術】
【0002】
防音壁は、騒音を反射又は吸収して騒音が広がることを防ぐための壁であって、鉄道周辺、道路脇や学校、アパートの周辺に設置され、住居生活に騒音が影響を及ぼすことを防止することができる。
【0003】
このように、殆どの防音壁の場合、騒音が持続的に発生する鉄道周辺や道路周辺に設置されるが、鉄道及び道路では、車両によって発生する騒音の他にも、煤煙や微細粉塵、砂などが車両の移動とともに発生して空気中に広がるため、これらの空気汚染物質が防音壁の外に広がり、日常生活に影響を及ぼす可能性がある。
【0004】
これにより、騒音低減及び空気の汚染を低減するために、鉄道周辺や道路周辺には、防音壁とともに集塵装置が設置されている。
【0005】
ところが、集塵装置と防音壁を別途設置する場合、コスト的な側面で問題があり、集塵装置の場合、外部空気に含まれた粉塵を除去するために外部空気を流入させる送風ユニットのような動力装置が構成されており、地下駅舎及びトンネルの壁面等に適用される防音壁に送風ユニットを適用することは、メンテナンス側面やコスト、複雑な構造による故障、誤作動発生の懸念と全体の防音壁体の大きさが大きくなる等の問題がある。
【0006】
このような問題点を解消するために、韓国登録特許第10-2284828号、韓国登録特許第10-2284836号には、騒音と微細粉塵を同時に低減する集塵装置が掲載されている。
【0007】
しかし、前記の先行技術は、コロナ放電で発生するイオン風を用いた集塵を通じて送風ユニットのような動力装置が必要ないという長所があるが、コロナ放電時に発生するオゾン濃度が高く、実用化されにくい問題点があり、これを解決するための技術開発が必要な実情である。
【0008】
また、前記の先行技術は、放電部自体に撥水構造がなく、水洗いの時に水滴がつくことにより発生するスパークによる不安定な作動が防止できず、吸音部のホールに入射した音波を減衰できる吸音手段がない問題点もある。
【0009】
特に、コロナ放電を用いた既存の集塵装置は、ワイヤタイプ放電部を使用するよりピンタイプ放電部を使用する場合、放電開始電圧と動作電圧が相対的に低く、安定した放電特性及び耐久性を有する利点があるが、オゾン発生濃度は増加するという短所があり、捕集効率(イオン風速度)は維持しながらもオゾン発生濃度は低くすることができる新しい形態のピンタイプ放電部の開発が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
KR10-2284836 B1(2021.08.03.)
KR10-2284828 B1(2021.08.03.)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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