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公開番号
2025042221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149098
出願日
2023-09-14
発明の名称
床版取替工法
出願人
中日本高速道路株式会社
,
株式会社富士ピー・エス
,
宮地エンジニアリング株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
22/00 20060101AFI20250319BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】効率的、かつ、工事期間中に安全に車線を開放することができる床版取替工法を提供する。
【解決手段】床版取替工法では、前施工手順Aが追い越し車線2の第一区間で施工され、翌日以降、主施工手順Bが追い越し車線2の第一区間で施工され、同時に、前施工手順Aが追い越し車線2の第二区間で施工され、翌日以降、後施工手順Cが追い越し車線2の第一区間で施工され、同時に、主施工手順Bが追い越し車線2の第二区間施工され、前施工手Aが追い越し車線2の第三区間で施工される。前施工手順Aでは、追い越し車線2の既設床版の下面側が切断されて主桁から切り離され、切断された既設床版が主桁に仮固定され、主施工手順Bでは、新設床版が既設床版と取り替えられて架設され、新設床版の上に覆工板が設置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
既設床版の取替対象となる複数の車線のうち、片側の前記車線を交通規制する第一交通規制手順と、
前記第一交通規制手順の後に交通規制されている第一交通規制期間内に、前記車線の前記既設床版の下面側を切断して主桁から切り離し、前記既設床版を前記主桁に仮固定する前施工手順と、
前記前施工手順の後に、交通規制を解除する第一交通規制解除手順と、
前記第一交通規制解除手順の後に交通規制が解除されている期間である第一交通規制解除期間の後に、前記車線を交通規制する第二交通規制手順と、
前記第二交通規制手順の後に交通規制されている第二交通規制期間内に、新設床版を、前記既設床版と取り替えて架設し、前記新設床版の上に覆工板を設置する主施工手順と、
前記主施工手順の後に、交通規制を解除する第二交通規制解除手順と、
前記第二交通規制解除手順の後に交通規制が解除されている期間である第二交通規制解除期間の後に、前記車線を交通規制する第三交通規制手順と、
前記第三交通規制手順の後に交通規制されている第三交通規制期間内に、前記覆工板を取り外して前記新設床版同士の間に間詰コンクリートを打設し、再び前記新設床版の上に前記覆工板を設置する後施工手順と、
前記後施工手順の後に、交通規制を解除する第三交通規制解除手順と、を含む、
ことを特徴とする床版取替工法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記車線が、橋軸方向において前記既設床版ごとの所定の範囲に区切られたことで複数の区間を有し、
先行区間と隣接した後行区間の前記前施工手順を、前記先行区間の前記第二交通規制期間内に経て、
前記後行区間の前記主施工手順を、前記先行区間の前記第三交通規制期間内に経る、
ことを特徴とする請求項1に記載された床版取替工法。
【請求項3】
前記間詰コンクリートの養生を終えた前記先行区間から前記覆工板を撤去する覆工板撤去手順を、前記後行区間以降の何れかの前記区間の前記第一交通規制期間内、前記第二交通規制期間内又は前記第三交通規制期間内に経る、
ことを特徴とする請求項2に記載された床版取替工法。
【請求項4】
前記覆工板撤去手順の後に、前記新設床版に防水処理を施す防水手順、及び、前記新設床版を舗装する舗装手順を経る、
ことを特徴とする請求項3に記載された床版取替工法。
【請求項5】
すべての前記区間の前記覆工板撤去手順を経た後、
前記新設床版の前記車線である交換済車線と橋軸直角方向に隣接したもう片側の前記車線における前記主施工手順において、
もう片側の前記車線の前記新設床版と前記交換済車線の前記新設床版とをPC鋼材で接合する接合手順を経る、
ことを特徴とする請求項3に記載された床版取替工法。
【請求項6】
前記前施工手順が、
橋軸直角方向に向けて前記主桁間に渡る仮固定部材を介して、前記既設床版を前記主桁に仮固定する仮固定手順を含む、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された床版取替工法。
【請求項7】
前記仮固定手順は、
前記既設床版を厚み方向に削孔する削孔手順と、
前記削孔手順で形成された孔に吊りボルトを挿入する吊りボルト取付手順と、
前記既設床版の下方において、前記仮固定部材を前記主桁のフランジに密着させた状態で前記吊りボルトに取り付ける鉛直方向拘束手順と、
前記仮固定部材を前記フランジに留める横方向拘束手順と、を含む、
ことを特徴とする請求項6に記載された床版取替工法。
【請求項8】
前記第一交通規制期間、前記第二交通規制期間及び前記第三交通規制期間を、一日のうちで交通量の少ない時間帯とし、
前記第一交通規制解除期間及び前記第二交通規制解除期間を、一日のうちで交通量の多い時間帯とする、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された床版取替工法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床版取替工法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、高速道路等における橋梁の補修工事では、劣化した床版が橋桁から撤去され、新たなプレキャスト床版が架設されるところ、工事期間中は交通規制によって道路を封鎖する必要がある。そこで、例えば、下記特許文献1に記載された技術(以下、「文献公知1発明」と記す。)によれば、隣接した車線のうち、片側の車線のみが交通規制されて施工され、もう片側の車線は解放されているため、道路全体を封鎖することなく補修工事が可能である。
【0003】
しかし、文献公知1発明では、利用できる車線数が、交通規制によって減るのだから、交通量そのものが減らない限り、交通渋滞が起きる。そこで、交通量が少ない夜間にのみ、交通規制を伴う施工をし、交通量が多い日中には、すべての車線を開放する工法もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6323776号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した工法によれば、施工時間が夜間しかないのだから、補修工事が複数の工程に区切られ、一晩で数工程を経て作業を終え、翌晩に続きの工程を施工するといったサイクルが繰り返される。特に、施工途中の状態で日中に車線を開放するのだから、車両の通行に耐え得る状態で工程を終える必要がある。したがって、一晩の工程を、限られた時間で如何にして効率的に施工し、かつ、安全に車両が通行できる状態で終えることが肝要である。
【0006】
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。本発明は、効率的、かつ、工事期間中に安全に車線を開放することができる床版取替工法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る床版取替工法は、既設床版の取替対象となる複数の車線のうち、片側の前記車線を交通規制する第一交通規制手順と、前記第一交通規制手順の後に交通規制されている第一交通規制期間内に、前記車線の前記既設床版の下面側を切断して主桁から切り離し、前記既設床版を前記主桁に仮固定する前施工手順と、前記前施工手順の後に、交通規制を解除する第一交通規制解除手順と、前記第一交通規制解除手順の後に交通規制が解除されている期間である第一交通規制解除期間の後に、前記車線を交通規制する第二交通規制手順と、前記第二交通規制手順の後に交通規制されている第二交通規制期間内に、新設床版を、前記既設床版と取り替えて架設し、前記新設床版の上に覆工板を設置する主施工手順と、前記主施工手順の後に、交通規制を解除する第二交通規制解除手順と、前記第二交通規制解除手順の後に交通規制が解除されている期間である第二交通規制解除期間の後に、前記車線を交通規制する第三交通規制手順と、前記第三交通規制手順の後に交通規制されている第三交通規制期間内に、前記覆工板を取り外して前記新設床版同士の間に間詰コンクリートを打設し、再び前記新設床版の上に前記覆工板を設置する後施工手順と、前記後施工手順の後に、交通規制を解除する第三交通規制解除手順と、を含む、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る床版取替工法は、前記車線が、橋軸方向において前記既設床版ごとの所定の範囲に区切られたことで複数の区間を有し、先行区間と隣接した後行区間の前記前施工手順を、前記先行区間の前記第二交通規制期間内に経て、前記後行区間の前記主施工手順を、前記先行区間の前記第三交通規制期間内に経る、ことを特徴とする。
【0009】
本発明に係る床版取替工法は、前記間詰コンクリートの養生を終えた前記先行区間から前記覆工板を撤去する覆工板撤去手順を、前記後行区間以降の何れかの前記区間の前記第一交通規制期間内、前記第二交通規制期間内又は前記第三交通規制期間内に経る、ことを特徴とする。
【0010】
本発明に係る床版取替工法は、前記覆工板撤去手順の後に、前記新設床版に防水処理を施す防水手順、及び、前記新設床版を舗装する舗装手順を経る、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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