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公開番号
2025061296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025005263,2023131618
出願日
2025-01-15,2019-09-11
発明の名称
部材の接合方法
出願人
Next Innovation合同会社
代理人
主分類
E01D
19/12 20060101AFI20250403BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】 簡易な構造によって、取付対象部材同士を接合させるときの相対的な位置決めを含めた作業性を向上させる手段を提供する。
【解決手段】 被嵌入部間に連結部材を配設する際、各被嵌入部に各係合部を嵌入し、軸部が架橋部に対し摺動することで当接体が被嵌入部に当接する箇所まで変位し、係合部と当接体とで被嵌入部を挟んで固定し、互いに長さの異なる架橋部を有する複数種類の連結部材の内、何れかに組み替え可能な継手を設け、複数種類の連結部材の内、仮組み用の連結部材を取り付けた後、当該仮組み用の連結部材を外して本組用の連結部材を取り付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対向する一対の取付対象部材にそれぞれ設けられる一対の被嵌入部と、上記被嵌入部に嵌入し得る一対の係合部及び該一対の係合部間を繋ぐ架橋部を設ける連結部材と、を有し、
上記連結部材は、上記係合部の嵌入方向に摺動し得る軸部と、軸部に固定可能な当接体とを有し、
上記被嵌入部間に上記連結部材を配設する際、各上記被嵌入部に各上記係合部を嵌入し、上記軸部が上記架橋部に対し摺動することで上記当接体が上記被嵌入部に当接する箇所まで変位し、上記係合部と上記当接体とで上記被嵌入部を挟んで固定し、
互いに長さの異なる架橋部を有する複数種類の連結部材の内、何れかに組み替え可能な継手を設け、
上記複数種類の連結部材の内、仮組み用の連結部材を取り付けた後、当該仮組み用の連結部材を外して本組用の連結部材を取り付けることを特徴とする部材の接合方法。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記仮組み用の連結部材は、短尺の架橋部を有し、
前記本組み用の連結部材は、長尺の架橋部を有することを特徴とする請求項2に記載の部材の接合方法。
【請求項3】
前記仮組み用の連結部材は、長尺の架橋部を有し、
前記本組み用の連結部材は、短尺の架橋部を有することを特徴とする請求項2に記載の部材の接合方法。
【請求項4】
前記仮組み用の連結部材を取り付けた前記継手によって前記取付対象部材同士を連結している状態で硬化性流動体を前記取付対象部材間に配し、
上記硬化性流動体が一定以上の硬度のとき、前記継手における前記仮組み用の連結部材を前記本組み用の連結部材に組み替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の部材の接合方法。
【請求項5】
前記取付対象部材を複数の前記継手によって連結し、
複数の前記継手の内、前記仮組み用の連結部材を取り付けた継手と、前記本組み用の連結部材を取付た継手とを配することで、前記本組み用の連結部材を弾性変形領域で伸ばし、
前記取付対象部材間に硬化性流動体を配し且つ上記硬化性流動体が一定以上の硬度のとき、前記仮組み用の連結部材を前記本組み用の連結部材に組み替え、前記硬化性流動体にプレストレスを加えることを特徴とする請求項2に記載の部材の接合方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、継手等による複数の部材を接合する部材の接合方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ビル建物、住宅家屋を含む建築物や橋梁、セグメント、プレキャスト製品等の構造物、家具等において、部材同士を接合することで建築物、構造物、家具等が構成されている。部材同士を接合する方法、例えば橋梁のプレキャスト床版同士の接合方法としては、ループ鉄筋を用いた方法(例えば、特許文献1参照)が知られている。
【0003】
また、床版同士を接合する面に凸部或いは凹部を設けて一方の床版の凸部を他方の床版の凹部内に配置させ、床版同士を接合する方法(例えば、特許文献2参照)が知られている。
【0004】
また、他の部材同士を接合する方法として、一対の部材の各々の側面からC型継手金具を突出させて、該C型継手金具の被嵌合凹部内にH型継手金具の嵌合部を配置させる所謂コッター継手(例えば、特許文献3参照)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-303538号公報
特許第5879452号
特許第5787965号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に記載された方法は、現地での鉄筋の曲げ加工、ループ鉄筋の輪の中にワイヤを挿通させた後、コンクリートの打設を行うので、プレキャスト床版の設置工事に長い作業時間を要していた。
【0007】
また鉄筋のループ形状の曲げ内半径がある程度決定されるので、プレキャスト床版の版厚を薄くすることができず、所定の計画高に適用できないことや、プレキャスト床版の重量が増加するために反力や応力が増加し、下部構造等に対して構造的に不利となる等の問題がある。
【0008】
また、特許文献2に記載された方法では、部材同士が充填材を介して付着しているが、床版に橋軸方向の応力を作用させるような鋼棒或いはプレストレスが導入されておらず、温度変化による床版の伸縮の影響で床版間に隙間が生じることや、床版が橋軸直交方向に位置ずれする虞があり、接合した状態を維持できないという問題がある。
【0009】
また、特許文献3に記載された方法では、一対の部材が所定位置に配置されているときに各C型継手金具の被嵌合凹部内にH型継手金具の嵌合部が嵌合可能となり、これによって初めてボルトでC型継手金具とH型継手金具とが固定可能となる。従って、部材同士が所定位置から外れていると、H型継手金具の嵌合部を両C型継手金具の被嵌合凹部内に嵌合させ、ボルトで固定することができないという問題がある。また、特許文献3に記載のコッター継手では、C型継手金具に対するH型継手金具の嵌合操作による部材同士の位置決め動作をさせることが出来ないため、部材同士の接合作業の際には誤差の無い部材同士の位置決め作業を行う必要がある。なお、部材が橋梁に用いるプレキャスト床版等である場合は、複数のチェーンブロックをプレキャスト床版に掛けて橋梁の橋軸に沿った方向、橋軸に直交する方向、高さ方向の位置合わせや、橋面に対する傾斜の修正等の姿勢の調整作業が非常に困難となり作業時間が長くなってしまい、作業性が非常に悪くなるという問題がある。
【0010】
また、仮にH型継手金具の両嵌合部とC型継手金具とを締結するボルトの締結力を利用して、部材同士の位置決め作業を行った場合、即ち、部材同士の位置が僅かにずれ且つC型継手金具の嵌合凹部にH型継手金具の嵌合部が中途位置まで入った状態で、強引に各ボルトを締付け嵌合部が嵌合凹部内に嵌るようにH型継手金具をボルトの軸力で押し込みながら、C型継手金具と共に部材の位置合わせを行おうとした場合、ボルトを正確に締付けることができないという問題がある。即ち、各ボルトを同時に同程度の速度(又はトルク)で締付けていくことは極めて困難で、実際には片側ずつ徐々に締めている。ところがこの作業は容易ではなく作業者の感覚や技能による影響が非常に大きく、作業者によって固定状態が変わるという問題がある。具体的には、ボルトを片側ずつ締めると、H型継手金具は、締めた側が沈み込み、その反対側が相対的に浮き上がった様になって傾斜することになる。その結果、H型継手金具は、本来のあるべき位置であるべき姿勢で固定すべきところ、異なる位置で傾斜姿勢で固定されることになり得る。これは、締結力に異常を来たす上、疲労強度をも低下させ、目地圧縮力に対しても意図しない不具合をもたらし得ることになり、このことからも察せられる通り、H型継手金具は、常にその水平の姿勢が傾かないように設置されて固定されることが望まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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