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公開番号2025042481
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149530
出願日2023-09-14
発明の名称フロアパネル
出願人ナカ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04F 15/02 20060101AFI20250319BHJP(建築物)
要約【課題】被覆部材の板厚を薄くしても、被覆部材の角部の割れを抑制できるフロアパネルを提供する。
【解決手段】フロアパネル1は、頂面31と底面32とを有する板状のパネル材30と、頂面31を覆う第一被覆部材10と、底面32を覆う第二被覆部材20と、第一被覆部材10及び第二被覆部材20のうち少なくとも一方の周縁にパネル材30の厚さ方向に沿って立ち上がるようにそれぞれ設けられた複数の壁部(第二壁部22A,22B,23)であって、一方の壁部(第二壁部22A,22B)と、周縁方向PDにおいて一方の壁部に隣接する他方の壁部(第二壁部23)とを有する複数の壁部と、一方の壁部と他方の壁部とによって形成される角部(第二角部26A)と、角部に設けられ、一方の壁部における他方の壁部側の端縁22B1と、他方の壁部における一方の壁部の側の端縁23Aとが対向することによって形成される対向部(第二対向部25A)と、を備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
頂面と底面とを有する板状のパネル材と、
前記頂面を覆う第一被覆部材と、
前記底面を覆う第二被覆部材と、
前記第一被覆部材及び前記第二被覆部材のうち少なくとも一方の周縁に前記パネル材の厚さ方向に沿って立ち上がるようにそれぞれ設けられた複数の壁部であって、一方の壁部と、周縁方向において前記一方の壁部に隣接する他方の壁部とを有する複数の壁部と、
前記一方の壁部と前記他方の壁部とによって形成される角部と、
前記角部に設けられ、前記一方の壁部における前記他方の壁部側の端縁と、前記他方の壁部における前記一方の壁部の側の端縁とが対向することによって形成される対向部と、
を備えるフロアパネル。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記一方の壁部及び前記他方の壁部のうち少なくとも一方の前記壁部の前記端縁には、前記周縁方向において前記端縁に対応する端面よりも外側に配置された第一曲部が形成される、
請求項1に記載のフロアパネル。
【請求項3】
前記第一曲部は、前記一方の壁部と前記他方の壁部とのそれぞれに形成され、
前記一方の壁部の前記第一曲部と前記他方の壁部の前記第一曲部とは、前記厚さ方向に亘って突き合わされている、
請求項2に記載のフロアパネル。
【請求項4】
前記第一被覆部材は、前記壁部としての第一壁部を有し、
前記第二被覆部材は、前記厚さ方向で前記第一壁部と対応する位置において、前記壁部としての第二壁部を有し、
前記第一壁部と前記第二壁部とは、前記壁部の壁面に直交する内外方向において互いに重ねられており、
前記第一壁部と前記第二壁部とのうち前記内外方向の外側に配置された方の前記壁部の前記周縁方向における端部は、前記壁部の裏側に折り返された状態で、前記第一壁部と前記第二壁部とのうち前記内外方向の内側に配置された方の前記壁部に重ねられる、
請求項1に記載のフロアパネル。
【請求項5】
前記第一壁部と前記第二壁部とのうち前記内外方向の外側に配置された方の前記壁部の前記端縁には、前記周縁方向において前記端縁に対応する端面よりも外側に配置された第二曲部が形成される、
請求項4に記載のフロアパネル。
【請求項6】
前記第一壁部と前記第二壁部とのうち前記内外方向の外側に配置された方の前記壁部の前記厚さ方向における端部は、裏側に折り返された状態で前記内外方向の内側に配置された方の前記壁部に重ねられる、
請求項5に記載のフロアパネル。
【請求項7】
前記第一壁部と前記第二壁部とのうち前記内外方向の外側に配置された方の前記壁部の前記端縁には、前記厚さ方向における端縁に配置された第三曲部が形成される、
請求項6に記載のフロアパネル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、フロアパネルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のフロアパネルを連結することによって、二重床構造を形成する技術が知られている。フロアパネルは、内部材であるパネル材と、パネル材を被覆する被覆部材とを備える。被覆部材は、通常、底部と底部から立ち上がる複数の壁部とを有する箱状である場合が多い。また、フロアパネルのパネル材は角部(すなわち、コーナー部)を有するため、パネル材を覆う被覆部材も角部を有する。
【0003】
箱状の被覆部材の角部は、底部と、底部の周縁の延びる方向に沿った周縁方向において互いに隣接する壁部との組み合わせによって形成できる。角部を有する箱状の被覆部材を製造する方法として、特許文献1のように、1枚の平板状のブランクに圧力を加えることによって部分的に変形させる、絞りプレス加工が知られている。なお、本明細書では、ブランクは、後続のプレス加工や折り曲げ加工等の作業のために予め用意された板状部材を意味する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6121206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、ブランクにおいて角部を構成する部分を絞りプレス加工で製造する際、変形量が比較的大きくなる。このため、ブランクの板厚を比較的薄くすると、角部を構成する部分において引っ張られる量が増大し、結果、割れが生じ易くなる。
【0006】
本開示は、上記に鑑みなされたものであって、被覆部材の板厚を薄くしても、被覆部材の角部の割れを抑制できるフロアパネルを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の態様1は、頂面と底面とを有する板状のパネル材と、前記頂面を覆う第一被覆部材と、前記底面を覆う第二被覆部材と、前記第一被覆部材及び前記第二被覆部材のうち少なくとも一方の周縁に前記パネル材の厚さ方向に沿って立ち上がるようにそれぞれ設けられた複数の壁部であって、一方の壁部と、周縁方向において前記一方の壁部に隣接する他方の壁部とを有する複数の壁部と、前記一方の壁部と前記他方の壁部とによって形成される角部と、前記角部に設けられ、前記一方の壁部における前記他方の壁部側の端縁と、前記他方の壁部における前記一方の壁部の側の端縁とが対向することによって形成される対向部と、を備えるフロアパネル。
【0008】
態様1では、第一被覆部材及び第二被覆部材のうち少なくとも一方の周縁に、複数の壁部が、パネル材の厚さ方向に沿って立ち上がるようにそれぞれ設けられる。また、複数の壁部が有する一方の壁部と一方の壁部に隣接する他方の壁部とによって、角部が形成される。すなわち、例えば1枚の平板状のブランクから角部の形成に不要な余肉部分が除去されるようにブランクを所定のパターンで切断することによって、底部を構成する部分と、底部を構成する部分から連続し且つ壁部をそれぞれ構成する複数の切片とが形成される。
【0009】
形成された複数の切片を、底部を構成する部分から立ち上がるようにそれぞれ折り曲げることによって、被覆部材の角部を形成できる。結果、角部においては、一方の壁部における他方の壁部の側の端縁と、他方の壁部における一方の壁部の側の端縁とが対向することによって、対向部が形成される。このため、被覆部材の角部を形成するために、絞りプレス加工を用いる必要が生じないので、フロアパネルの角部の割れを抑制できる。
【0010】
本開示の態様2は、態様1のフロアパネルにおいて、前記一方の壁部及び前記他方の壁部のうち少なくとも一方の前記壁部の前記端縁には、前記周縁方向において前記端縁に対応する端面よりも外側に配置された第一曲部が形成される。
(【0011】以降は省略されています)

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