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公開番号2025041790
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024226318,2021524226
出願日2024-12-23,2019-11-06
発明の名称ピリダジノン化合物およびその使用
出願人エッジワイズ セラピューティクス, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C07D 237/14 20060101AFI20250318BHJP(有機化学)
要約【課題】デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)のような神経筋疾患の処置において使用するための、ピリダジノン化合物、コンジュゲート、および医薬組成物を提供する。
【解決手段】例えば下記構造を有する、置換されたピリダジノン化合物またはその塩およびその医薬組成物である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
明細書中に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
相互参照
本願は、2018年11月6日出願の米国仮出願第62/756,552号(これはその全体が本明細書に参考として援用される)に対する利益を主張する。
続きを表示(約 5,000 文字)【背景技術】
【0002】
骨格筋は、2つの主要な目的を果たす、人体で最大の器官系である。その第1は、筋収縮、自発運動、および姿勢維持を可能にする力の生成である;その第2は、グルコース、脂肪酸およびアミノ酸の代謝である。日々の活動およびエクササイズの間の骨格筋の収縮は、筋の適応に重要である、筋ストレス、破壊およびリモデリングへと自然につながっている。神経筋状態(例えば、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD))を有する個体では、筋収縮は、身体が修復するのに苦労する、連続したラウンドの増幅された筋破壊をもたらす。最終的には、患者が加齢するにつれて、筋における過度の炎症、線維症、および脂肪沈着の蓄積をもたらす病態生理学的プロセスが出現し、身体機能の急激な低下および死亡率への寄与を予示する。
【0003】
DMDは、骨格筋に影響を及ぼす遺伝的障害であり、進行性の筋変性および虚弱によって特徴づけられる。神経筋状態(例えば、DMD)を有する患者において筋破壊を低減する処置のニーズが未だにある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、一般に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)もしくは(IIa)の置換ピリダジノン化合物またはその塩およびその医薬組成物に関する。本明細書で開示する式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)もしくは(IIa)の置換ピリダジノン化合物または塩は、神経筋疾患の処置または予防に使用することができる。いくつかの実施形態において、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)もしくは(IIa)の化合物または塩は、骨格筋収縮の阻害剤である。いくつかの実施形態において、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)もしくは(IIa)の化合物または塩は、ミオシンの阻害剤である。いくつかの実施形態において、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)もしくは(IIa)の化合物または塩は、骨格筋ミオシンIIの阻害剤である。
【0005】
ある種の実施形態において、本開示は、活動誘発性筋損傷を処置する方法であって、その必要のある被験体に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)、(IIa)、(III)もしくは(III’)のいずれか1つの化合物または塩を投与することを含む方法を提供する。ある種の実施形態において、処置を必要とする被験体は、神経筋状態または運動障害を有する。神経筋状態の例としては、デュシェンヌ型筋ジストロフィー、ベッカー型筋ジストロフィー、筋強直性ジストロフィー1型、筋強直性ジストロフィー2型、顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー、眼咽頭型筋ジストロフィー、肢帯型筋ジストロフィー、腱炎、および手根管症候群が挙げられる。いくつかの実施形態において、前記運動障害は、筋痙縮を含む。いくつかの実施形態において、前記筋痙縮は、多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、もしくは脳性麻痺、または傷害もしくは外傷的事象、例えば、脳卒中、外傷性脳損傷、脊髄損傷、低酸素症、髄膜炎、脳炎、フェニルケトン尿症、または筋萎縮性側索硬化症と関連する痙縮から
選択される場合がある。
【0006】
本開示は、疾患の処置において使用するための化合物およびその塩を提供する。ある種の局面において、本開示は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(II)、(II’)または(IIa)の化合物、その医薬組成物、ならびに疾患の処置における使用方法を提供する。
【0007】
ある種の態様では、本開示は、式(I)
TIFF
2025041790000001.tif
54
63
の構造によって表される化合物またはその塩を提供し、式中、
各Xは、C(R

)、N、およびN

(-O

)から独立して選択され、少なくとも一方のXは、NまたはN

(-O

)であり、
Aは、-O-、-NR

-、-CR



-、-C(O)-、-S-、-S(O)-、および-S(O)

-から選択され、


は、

1~6
アルキル、C
2~6
アルケニル、およびC
2~6
アルキニル(これらはそれぞれ、ハロゲン、-OR
10
、-SR
10
、-N(R
10


、-C(O)R
10
、-C(O)N(R
10


、-N(R
10
)C(O)R
10

-N(R
10
)C(O)N(R
10


、-OC(O)N(R
10


、-N(R
10
)C(O)OR
10
、-C(O)OR
10
、-OC(O)R
10
、-S(O)R
10
、-S(O)


10
、-NO

、=O、=S、=N(R
10
)、-CN、C
3~10
炭素環、および3~10員の複素環から独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されており、ここで前記C
3~10
炭素環および3~10員の複素環は、1つまたは複数のR

でそれぞれ必要に応じて置換されている)、ならびに

3~10
炭素環および3~10員の複素環(これらはそれぞれ、ハロゲン、-OR
10
、-SR
10
、-N(R
10
【0008】
ある種の態様では、本開示は、式(II)
TIFF
2025041790000002.tif
55
69
の構造によって表される化合物またはその塩を提供し、式中、
Tは、-O-、-NR
14
-、-CR
15

16
-、-C(O)-、-S-、-S(O)-、および-S(O)

-から選択され、

11
は、

1~6
アルキル、C
2~6
アルケニル、およびC
2~6
アルキニル(これらはそれぞれ、ハロゲン、-OR
20
、-SR
20
、-N(R
20


、-C(O)R
20
、-C(O)N(R
20


、-N(R
20
)C(O)R
20

-N(R
20
)C(O)N(R
20


、-OC(O)N(R
20


、-N(R
20
)C(O)OR
20
、-C(O)O

20
、-OC(O)R
20
、-S(O)R
20
、-S(O)


20
、-NO

、=O、=S、=N(R
20
)、-CN、C
3~5
炭素環、および3~10員の複素環から独立して選択される1つまたは複数の置換基で置換されており、ここで前記C
3~10
炭素環および3~10員の複素環は、1つまたは複数のR

でそれぞれ必要に応じて置換されている)、
ならびにC
3~10
炭素環および3~10員の複素環(これらはそれぞれ、ハロゲン、-OR
20
、-SR
20
、-N(R
20


、-C(O)R
20
、-C(O)N(R
20


、-N(R
20
【0009】
ある種の態様では、本開示は、活動誘発性筋損傷を処置する方法であって、その必要のある被験体に、式(III)
TIFF
2025041790000003.tif
55
68
またはその塩の化合物または塩を投与する工程を包含する方法を提供し、式中、
各Yは、C(R

)、N、およびN

(-O

)から独立して選択され、
Aは、非存在か、または-O-、-NR

-、-CR



-、-C(O)-、-S-、-S(O)-、および-S(O)

-から選択され、


は、

1~6
アルキル、C
2~6
アルケニル、およびC
2~6
アルキニル(これらはそれぞれ、ハロゲン、-OR
10
、-SR
10
、-N(R
10


、-C(O)R
10
、-C(O)N(R
10


、-N(R
10
)C(O)R
10

-N(R
10
)C(O)N(R
10


、-OC(O)N(R
10


、-N(R
10
)C(O)OR
10
、-C(O)OR
10
、-OC(O)R
10
、-S(O)R
10
、-S(O)


10
、-NO

、=O、=S、=N(R
10
)、-CN、C
3~10
炭素環、および3~10員の複素環から独立して選択される1つまたは複数の置換基で必要に応じて置換されており、ここで前記C
3~10
炭素環および3~10員の複素環は、1つまたは複数のR

でそれぞれ必要に応じて置換されている)、ならびに

3~10
炭素環および3~10員の複素環(これらはそれぞれ、ハロゲン、-OR
10
、-SR
10
、-N(R
10


、-C(O)R
10
【0010】
ある種の局面において、本開示は、神経筋状態を処置する、活動誘発性筋損傷を処置する、または筋肉ミオシンIIを阻害する方法であって、その必要のある被験体に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(II)、(II’)もしくは(IIa)のいずれか1つの化合物または塩を投与することを含む方法を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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