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公開番号
2025010051
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2024105584
出願日
2024-06-28
発明の名称
金属化合物含有物
出願人
三井金属鉱業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07F
9/00 20060101AFI20250109BHJP(有機化学)
要約
【課題】CVD装置を用いる必要がなく、当該炭素基材上に保護膜を形成することができる金属化合物含有物を提供する。
【解決手段】本発明の金属化合物含有物は、炭素基材上に金属-炭素複合体被膜を形成するための金属化合物含有物であって、前記金属化合物含有物が、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素の化合物を含むものである。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
炭素基材上に金属-炭素複合体被膜を形成するための金属化合物含有物であって、
前記金属化合物含有物が、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素の化合物を含むものであることを特徴とする金属化合物含有物。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記金属化合物含有物中のTi、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素の化合物の含有量が、メタル換算で、0質量%超35質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の金属化合物含有物。
【請求項3】
前記金属化合物含有物が、波長500nm~700nm領域の光透過率の最大値が70%T以上であることを特徴とする請求項1に記載の金属化合物含有物。
【請求項4】
前記金属化合物含有物が、動的光散乱法における前記金属化合物含有物中の粒子の粒子径(D50)が3000nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の金属化合物含有物。
【請求項5】
前記金属化合物含有物が、pH6.5以上13.5以下であることを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の金属化合物含有物。
【請求項6】
前記金属元素の化合物が、ペルオキソ錯体金属化合物、金属水酸化物、ヒドロキシ酸錯体金属化合物、ポリ酸から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の金属化合物含有物。
【請求項7】
前記金属化合物含有物は、さらに有機窒素化合物を含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の金属化合物含有物。
【請求項8】
前記金属化合物含有物は、さらに過酸化水素を含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の金属化合物含有物。
【請求項9】
前記金属化合物含有物は、さらに樹脂を含むことを特徴とする請求項1~4の何れか1つに記載の金属化合物含有物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属化合物含有物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
耐熱性や、耐反応性(例えば、耐酸化性や、耐薬品性)が求められる部材は、その基材の表面に、金属化合物などの保護膜を形成することによって、耐熱性や、耐反応性の向上させることができ、その部材の寿命を延ばすことができる。
【0003】
例えば、炭素基材の表面に、保護膜として炭化タンタル層を形成する際には、特許文献1に開示されるように、CVD装置を用いることが一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2004/009515号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表面に保護膜を形成可能な基材のサイズ・形状は、CVD装置毎に予め定められており、基材のサイズ・形状によっては、その表面に保護膜を形成することが出来なかった。また、CVD装置を用いた基材の表面に保護膜を形成する工程はかなり時間がかかっていた。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みて、CVD装置を用いる必要がなく、炭素基材上に保護膜を形成することができる金属化合物含有物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためになされた本発明の金属化合物含有物は、炭素基材上に金属-炭素複合体被膜を形成するための金属化合物含有物であって、前記金属化合物含有物が、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素の化合物を含むものであることを特徴とする。
本願明細書において、「金属-炭素複合体被膜」とは、当該被膜中で、金属炭化物単独や、金属炭化物を含む炭素含有材料など、金属元素と炭素元素とが結合している状態で存在するものであってもよい。また、当該被膜中で、金属炭化物以外の金属化合物が炭素含有材料中に分散している状態、すなわち金属元素と炭素元素とが結合している状態ではなく、混合や分散している状態で存在するものであってもよい。当該金属炭化物以外の金属化合物としては、金属酸化物、金属窒化物、金属硫化物、及び金属水酸化物などが挙げられる。
【0008】
本発明の金属化合物含有物は、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素の化合物を含むものが挙げられる。具体的には、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素を含むペルオキソ錯体金属化合物(例えば、ペルオキソヒドロキシ酸錯体金属化合物、ペルオキソクエン酸錯体金属化合物、ペルオキソアンモニウム錯体金属化合物)、金属水酸化物、ヒドロキシ酸錯体金属化合物(例えば、シュウ酸アンモニウム錯体金属化合物)、ポリ酸等が挙げられるが、これらの化合物に限定されない。また、当該金属化合物含有物は、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zr、Siから選ばれる少なくとも1種の金属元素以外の金属元素や、半金属元素、非金属元素を含有してもよい。例えば、B、Pなどが挙げられる。
【0009】
当該金属化合物含有物が、ペルオキソ錯体金属化合物である場合、炭素を含まない基材であっても、ペルオキソ錯体金属化合物が塗布された基材を加熱することにより、ペルオキソ錯体金属化合物に含まれる金属元素と炭素とが反応し、金属炭化物を形成する。また、当該金属化合物含有物が、ヒドロキシ酸錯体金属化合物である場合も、同様にヒドロキシ酸錯体金属化合物に含まれる金属元素と炭素とが反応し、金属炭化物を形成する。
【0010】
当該金属化合物含有物の含有量は、金属元素や、炭素基材の種類に応じて調整すると好ましく、0質量%超40質量%以下であるとより好ましく、0.1質量%以上30質量%以下であるとさらに好ましく、0.2質量%以上30質量%以下であると特に好ましく、0.3質量%以上15質量%以下であるとまた特に好ましい。なお、当該金属化合物含有物に、Ti、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Zrから選ばれた複数の金属元素が含まれる場合、各質量分率の合計値が、上述した数値範囲内であると好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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