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公開番号2025008307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110353
出願日2023-07-04
発明の名称ピリジン化合物の製造方法
出願人日産化学株式会社
代理人
主分類C07D 213/61 20060101AFI20250109BHJP(有機化学)
要約【課題】工業的なピリジン化合物の製造方法を提供する。
【解決手段】式(1)で表される2-クロロピリジン化合物と、式(2)で表されるグリニヤール試薬とを反応させること等による式(3)で表される化合物の製造方法、及び式(8)で表されるイソインドリンジオン化合物の製造方法。
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[式中、Rは水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C1~C6アルキル、ハロ(C1~C6)アルキル等を表し、Xはハロゲン原子を表す。]
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(1):
TIFF
2025008307000037.tif
32
40
[式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C

~C

アルキル、ハロ(C

~C

)アルキル、C

~C

アルコキシ、ハロ(C

~C

)アルコキシ、C

~C

アルケニル、ハロ(C

~C

)アルケニル、C

~C

アルキニル、ハロ(C

~C

)アルキニル、C

~C

アルキルスルホニル、C

~C

アルキルスルホニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニル、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニル、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニル、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルカルボニル、C

~C

アルキルカルボニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニル、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニルオキシ又はC

~C

アルコキシカルボニルを表す]で表される2-ピコリノニトリル化合物と、式(2):
TIFF
2025008307000038.tif
21
33
[式中、Xは、ハロゲン原子を表す]で表されるメチルマグネシウムハライド化合物を反応させることによる、式(3):
TIFF
2025008307000039.tif
41
50
[式中、Rは前記と同じ意味を表す。]で表されるピリジニルエタノン化合物の製造方法。
続きを表示(約 4,900 文字)【請求項2】
Rは、ハロゲン原子、C

~C

アルキル、C

~C

アルケニル又はC

~C

アルキニルを表し、
Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す請求項1に記載のピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項3】
式(4):
TIFF
2025008307000040.tif
39
50
[式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C

~C

アルキル、ハロ(C

~C

)アルキル、C

~C

アルコキシ、ハロ(C

~C

)アルコキシ、C

~C

アルケニル、ハロ(C

~C

)アルケニル、C

~C

アルキニル、ハロ(C

~C

)アルキニル、C

~C

アルキルスルホニル、C

~C

アルキルスルホニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニル、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニル、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニル、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルカルボニル、C

~C

アルキルカルボニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニル、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニルオキシ又はC

~C

アルコキシカルボニルを表し、
Yは、水素原子又はハロゲン原子を表す]で表される2-ピリジルプロピオニトリル化合物を、酸化剤と反応させることによる、式(3):
TIFF
2025008307000041.tif
41
50
[式中、Rは前記と同じ意味を表す]で表されるピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項4】
Rは、ハロゲン原子、C

~C

アルキル、C

~C

アルケニル又はC

~C

アルキニルを表し、
Yは、水素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す請求項3に記載のピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項5】
式(5):
TIFF
2025008307000042.tif
31
50
[式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C

~C

アルキル、ハロ(C

~C

)アルキル、C

~C

アルコキシ、ハロ(C

~C

)アルコキシ、C

~C

アルケニル、ハロ(C

~C

)アルケニル、C

~C

アルキニル、ハロ(C

~C

)アルキニル、C

~C

アルキルスルホニル、C

~C

アルキルスルホニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニル、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニル、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニル、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルカルボニル、C

~C

アルキルカルボニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニル、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニルオキシ又はC

~C

アルコキシカルボニルを表す]で表される2-エチルピリジン化合物をハロゲンと反応させることにより、式(6):
TIFF
2025008307000043.tif
36
50
[式中、Rは前記と同じ意味を表し、
Xは、ハロゲン原子を表す]で表される2-(1-ハロゲノ)ピリジン化合物を合成し、得られた式(6)で表される2-(1-ハロゲノ)ピリジン化合物を酸化剤と反応させることにより、式(3):
TIFF
2025008307000044.tif
41
50
[式中、Rは前記と同じ意味を表す]で表されるピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項6】
Rは、ハロゲン原子、C

~C

アルキル、C

~C

アルケニル又はC

~C

アルキニルを表し、
Xは、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表す請求項5に記載のピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項7】
式(7):
TIFF
2025008307000045.tif
36
50
[式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C

~C

アルキル、ハロ(C

~C

)アルキル、C

~C

アルコキシ、ハロ(C

~C

)アルコキシ、C

~C

アルケニル、ハロ(C

~C

)アルケニル、C

~C

アルキニル、ハロ(C

~C

)アルキニル、C

~C

アルキルスルホニル、C

~C

アルキルスルホニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニル、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニル、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニル、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルカルボニル、C

~C

アルキルカルボニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニル、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニルオキシ又はC

~C

アルコキシカルボニルを表す]で表される2-ピリジルプロピオン酸化合物を酸化反応させることによる、式(3):
TIFF
2025008307000046.tif
41
50
[式中、Rは前記と同じ意味を表す]で表されるピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項8】
Rは、ハロゲン原子、C

~C

アルキル、C

~C

アルケニル又はC

~C

アルキニルを表す請求項7に記載のピリジニルエタノン化合物の製造方法。
【請求項9】
式(7):
TIFF
2025008307000047.tif
36
50
[式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C

~C

アルキル、ハロ(C

~C

)アルキル、C

~C

アルコキシ、ハロ(C

~C

)アルコキシ、C

~C

アルケニル、ハロ(C

~C

)アルケニル、C

~C

アルキニル、ハロ(C

~C

)アルキニル、C

~C

アルキルスルホニル、C

~C

アルキルスルホニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニル、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニル、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニル、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルカルボニル、C

~C

アルキルカルボニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニル、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニルオキシ又はC

~C

アルコキシカルボニルを表す]で表される2-ピリジルプロピオン酸化合物。
【請求項10】
Rは、ハロゲン原子、C

~C

アルキル、C

~C

アルケニル又はC

~C

アルキニルを表す請求項9に記載の2-ピリジルプロピオン酸化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医農薬又はそれらの製造中間体として有用なピリジン化合物の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
ある種のピリジン化合物、例えば2-アセチルピリジン化合物やピリジニル-2-オキソエチルイソインドリン化合物は、生理活性化合物の中間体として有用であることが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。2-アセチルピリジン化合物の合成法としては、2-ハロピリジン化合物とビニルスズ化合物を用いる方法(例えば、特許文献3及び特許文献4参照)、又はピリジン環へのアセチル基の導入(例えば、特許文献5及び非特許文献1参照)が知られている。一方、ピリジニル-2-オキソエチルイソインドリン化合物の合成法としては、2-ハロアセチルピリジン化合物とイソインドリン化合物を反応させる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2005/058828号
国際公開第2014/010737号
国際公開第2014/141153号
国際公開第2013/185103号
特開2002-212167号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2-アセチルピリジン化合物の合成法は多く知られているが、従来の技術では工業的な大量製造に適さない製造法が多いことが課題であった。例えば、特許文献3及び特許文献4で用いられているビニルスズ化合物は、作業者の安全や、環境への負荷の観点から工業的な使用に適していない。更に、特許文献5で用いられているパラジウムは枯渇が心配されている元素の一つであり、大量製造を継続して行う為には代替となる合成法を開発する必要がある。一方、ピリジニル-2-オキソエチルイソインドリン化合物の合成法としては、例えば、特許文献1には2-ハロアセチルピリジン化合物とイソインドリン化合物を反応させる方法が記載されているものの低収率であり、大量製造には適していない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、ピリジン化合物の簡便な製造法を見いだし、本発明を完成させた。
【0006】
すなわち、本発明は下記〔1〕乃至〔30〕の記載に関するものである。
〔1〕
式(1):
【0007】
TIFF
2025008307000001.tif
32
40
【0008】
[式中、Rは、水素原子、水酸基、ハロゲン原子、シアノ、ニトロ、C

~C

アルキル、ハロ(C

~C

)アルキル、C

~C

アルコキシ、ハロ(C

~C

)アルコキシ、C

~C

アルケニル、ハロ(C

~C

)アルケニル、C

~C

アルキニル、ハロ(C

~C

)アルキニル、C

~C

アルキルスルホニル、C

~C

アルキルスルホニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニル、ハロ(C

~C

)アルキルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニル、C

~C

アルキルで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニル、ハロゲンで置換されていても良いフェニルスルホニルオキシ、C

~C

アルキルカルボニル、C

~C

アルキルカルボニルオキシ、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニル、ハロ(C

~C

)アルキルカルボニルオキシ又はC

~C

アルコキシカルボニルを表す]で表される2-ピコリノニトリル化合物と、式(2):
【0009】
TIFF
2025008307000002.tif
20
33
【0010】
[式中、Xは、ハロゲン原子を表す]で表されるメチルマグネシウムハライド化合物を反応させることによる、式(3):
(【0011】以降は省略されています)

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