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公開番号2025041532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2024134988
出願日2024-08-13
発明の名称通信システム、管理装置および管理プログラム
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H04L 41/06 20220101AFI20250318BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信システムにおいて異常検出精度を向上させる。
【解決手段】通信システム1は、スレーブECU3,4とマスタECU2とを備える。スレーブECU3は、電子ヒューズ15を介してバッテリ5から電力供給を受ける。スレーブECU4は、スレーブECU3との間でデータ通信可能に接続される。マスタECU2は、スレーブECU3,4との間でデータ通信可能に接続され、電子ヒューズ15の動作を制御する。マスタECU2は、事前通知処理と事後通知処理との少なくとも一方を実行する。事前通知処理は、電子ヒューズ15がオフ状態となる前に電源遮断事前通知情報をスレーブECU4へ送信する。事後通知処理は、電子ヒューズ15がオフ状態になった後に電源遮断事後通知情報をスレーブECU4へ送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子ヒューズ(15,195)を介して電源(5,117)から電力供給を受ける第1制御装置(3,108)と、
前記第1制御装置との間でデータ通信可能に接続される第2制御装置(4,109)と、
前記電子ヒューズをオン状態またはオフ状態に切り替える切替制御を実行するように構成された切替制御部(2,101,104)と、
前記電源から前記第1制御装置への電力供給を遮断するために前記電子ヒューズがオフ状態となる前に、前記電子ヒューズを介した前記電源からの電力供給を遮断することを通知する電源遮断事前通知情報を前記第2制御装置へ送信する事前通知処理と、前記電源から前記第1制御装置への電力供給を遮断するために前記電子ヒューズがオフ状態になった後に、前記電子ヒューズを介した前記電源からの電力供給を遮断したことを通知する電源遮断事後通知情報を前記第2制御装置へ送信する事後通知処理との少なくとも一方を実行するように構成された電源遮断通知部(S30,S120,S330)と
を備え、
前記第2制御装置は、受信した前記電源遮断事前通知情報および前記電源遮断事後通知情報を記憶するように構成される通信システム(1,100)。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載の通信システムであって、
前記電源遮断事前通知情報および前記電源遮断事後通知情報には、オフ状態にする前記電子ヒューズを特定するための遮断ヒューズ特定情報が含まれる通信システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
前記第2制御装置は、
前記電源遮断事前通知情報または前記電源遮断事後通知情報を受信した場合に、前記第1制御装置との通信が途絶したことを示す通信途絶ダイアグ情報を無効化するように構成された無効部(S220,S230)を備える通信システム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
前記電源遮断通知部は、当該通信システムを搭載する車両の電源状態の変化に応じて前記電子ヒューズをオフ状態にする前に、前記電源遮断事前通知情報を送信するように構成される通信システム。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の通信システムであって、
前記電源遮断通知部は、前記電子ヒューズが自発的にオフ状態になった後に、前記電源遮断事後通知情報を送信するように構成される通信システム。
【請求項6】
請求項4に記載の通信システムであって、
前記電源遮断通知部は、更に、変化した後の前記電源状態を示す電源状態通知情報を送信するように構成される通信システム。
【請求項7】
請求項1に記載の通信システムであって、
前記電源遮断通知部(S330)は、前記事前通知処理を実行するように構成され、
前記切替制御部は、更に、
前記電源遮断通知部が前記電源遮断事前通知情報を送信してから、予め設定された遮断待機時間が経過した後に、前記電子ヒューズをオフ状態にするように構成された遮断部(S350)を備える通信システム。
【請求項8】
請求項7に記載の通信システムであって、
前記第2制御装置は、更に、
前記電源遮断事前通知情報を受信した場合に、前記第1制御装置の監視を中止するように構成された監視中止部(S420)を備える通信システム。
【請求項9】
請求項7または請求項8に記載の通信システムであって、
前記切替制御部は、前記電子ヒューズをオン状態にするときに電源導通通知情報を送信するように構成され、
前記第2制御装置は、前記電源導通通知情報を受信してから予め設定された監視待機時間が経過した後に、前記第1制御装置の監視を開始するように構成される通信システム。
【請求項10】
第1制御装置(3)へ電源(5)からの電力を供給する給電経路を導通させる導通状態と前記給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された電子ヒューズ(15)の動作を制御するように構成された電子ヒューズ制御部(S40)と、
前記第1制御装置との間でデータ通信可能に接続される第2制御装置(4)との間でデータ通信を行うように構成された通信部(13)と、
前記電源から前記第1制御装置への電力供給を遮断するために前記電子ヒューズをオフ状態にする前に、前記電子ヒューズを介した前記電源からの電力供給を遮断することを通知する電源遮断事前通知情報を前記第2制御装置へ送信する事前通知処理と、前記電源から前記第1制御装置への電力供給を遮断するために前記電子ヒューズがオフ状態になった後に、前記電子ヒューズを介した前記電源からの電力供給を遮断したことを通知する電源遮断事後通知情報を前記第2制御装置へ送信する事後通知処理との少なくとも一方を実行するように構成された電源遮断通知部(S30,S120,S330)と
を備える管理装置(2)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子ヒューズを備える通信システム、管理装置および管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電子制御装置ごとに電子制御装置の電源のオン/オフを個別に切替える電源リレーを備え、車両の状況に基づいて特定されたシーンに対応する特定の電子制御装置について特定の電子制御装置の電源のオン/オフを切替える制御内容を決定し、決定された制御内容に基づき、電源リレーを用いて特定の電子制御装置に供給される電源のオン/オフを切り替える車載ネットワークシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-81021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者の詳細な検討の結果、複数の電子制御装置を備え、電子ヒューズを用いて電子制御装置の電源のオン/オフを切り替えるように構成された通信システムにおいて、通信途絶の異常を誤って検出し、異常検出精度が低下してしまうという課題が見出された。
【0005】
本開示は、通信システムにおいて異常検出精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、第1制御装置(3,108)と、第2制御装置(4,109)と、切替制御部(2,101,104)と、電源遮断通知部(S30,S120,S330)とを備える通信システム(1,100)である。
【0007】
第1制御装置は、電子ヒューズ(15,195)を介して電源(5,117)から電力供給を受ける。
第2制御装置は、第1制御装置との間でデータ通信可能に接続される。
【0008】
切替制御部は、電子ヒューズをオン状態またはオフ状態に切り替える切替制御を実行するように構成される。
電源遮断通知部は、事前通知処理と、事後通知処理との少なくとも一方を実行するように構成される。事前通知処理は、電源から第1制御装置への電力供給を遮断するために電子ヒューズがオフ状態となる前に、電子ヒューズを介した電源からの電力供給を遮断することを通知する電源遮断事前通知情報を第2制御装置へ送信する。事後通知処理は、電源から第1制御装置への電力供給を遮断するために電子ヒューズがオフ状態になった後に、電子ヒューズを介した電源からの電力供給を遮断したことを通知する電源遮断事後通知情報を第2制御装置へ送信する。
【0009】
第2制御装置は、受信した電源遮断事前通知情報および電源遮断事後通知情報を記憶するように構成される。
このように構成された本開示の通信システムでは、切替制御部が、電子ヒューズがオフ状態になることに起因して第1制御装置への電力供給を遮断する場合に、電源遮断通知部が、電源遮断事前通知情報および電源遮断事後通知情報の少なくとも一方を第2制御装置へ送信する。すなわち、本開示の通信システムは、第2制御装置が電源遮断事前通知情報および電源遮断事後通知情報を記憶しているか否かに基づいて、電子ヒューズがオフ状態になったか否かを判断することができる。このため、本開示の通信システムは、電子ヒューズがオフ状態になったことに起因し且つ第1制御装置に関連する異常を第2制御装置が検出した場合であっても、第2制御装置が電源遮断事前通知情報および電源遮断事後通知情報を記憶している場合には、第1制御装置において異常が発生していないと見做すことができる。すなわち、本開示の通信システムは、第1制御装置において異常が発生していないにも関わらず第1制御装置において異常が発生したと判断してしまう事態の発生を抑制することができる。これにより、本開示の通信システムは、異常検出精度を向上させることができる。
【0010】
本開示の別の態様は、電子ヒューズ制御部(S40)と、通信部(13)と、電源遮断通知部(S30,S120,S330)とを備える管理装置(2)である。
電子ヒューズ制御部は、第1制御装置(3)へ電源(5)からの電力を供給する給電経路を導通させる導通状態と給電経路を遮断する遮断状態との間で切り替わるように構成された電子ヒューズ(15)の動作を制御するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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