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公開番号2025039866
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025006065,2020154451
出願日2025-01-16,2020-09-15
発明の名称繊維加工用樹脂組成物、及び、立毛布帛
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類D06M 15/59 20060101AFI20250313BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】本発明が解決しようとする課題は、成形保持性に優れる繊維布帛を得ることができる繊維加工用樹脂組成物を提供することである。
【解決手段】本発明は、融点が90~130℃のホットメルト剤(A)、前記ホットメルト剤(A)以外の樹脂(B)、及び、水性媒体(C)を含有することを特徴とする繊維加工用樹脂組成物を提供するものである。また、本発明は、繊維加工用樹脂組成物により形成された光沢部を有する立毛布帛を提供するものである。前記ホットメルト剤(A)としては、ポリアミド樹脂、及び/又は、ポリエステル樹脂であることが好ましい。また、前記樹脂(B)としては、アクリル樹脂エマルジョン、及び/又は、ウレタン樹脂ディスパージョンであることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
融点が90~130℃のホットメルト剤(A)、前記ホットメルト剤(A)以外の樹脂(B)、及び、水性媒体(C)を含有することを特徴とする繊維加工用樹脂組成物。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記ホットメルト剤(A)が、ポリアミド樹脂、及び/又は、ポリエステル樹脂である請求項1記載の繊維加工用樹脂組成物。
【請求項3】
前記樹脂(B)が、アクリル樹脂水分散体、及び/又は、ウレタン樹脂水分散体である請求項1又は2記載の繊維加工用樹脂組成物。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項記載の繊維加工用樹脂組成物により形成された光沢部を有する立毛布帛。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、繊維加工用樹脂組成物、及び、立毛布帛に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
繊維布帛へ意匠性を付与する加工する方法としては、プリント加工やエンボス加工等が知られている。また、繊維布帛の表面に光沢を付与する方法としては、プリントした柄模様上にホットメルト型樹脂を付着させ、熱処理をする方法(例えば、特許文献1を参照。)や立毛布帛に樹脂を付与し、加熱プレスすること凹部を形成する方法(例えば、特許文献2を参照。)等が知られている。しかしながら、高い光沢感のある柄表現の求めに対しては、光沢の不足や加熱プレス後の凹部の成形保持性、すなわち一度形成した凹部が、立毛布帛の復元作用により光沢が低下するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭56-101987号公報
特開2005-105459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、成形保持性に優れる繊維布帛を得ることができる繊維加工用樹脂組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、融点が90~130℃のホットメルト剤(A)、前記ホットメルト剤(A)以外の樹脂(B)、及び、水性媒体(C)を含有することを特徴とする繊維加工用樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
また、本発明は、前記繊維加工用樹脂組成物により形成された光沢部を有する立毛布帛を提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の繊維加工用樹脂組成物によれば、成形保持性に優れる繊維布帛を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の繊維加工用樹脂組成物は、融点が90~130℃のホットメルト剤(A)、前記ホットメルト剤(A)以外の樹脂(B)、及び、水性媒体(C)を必須成分として含有するものである。
【0009】
前記ホットメルト剤(A)としては、融点が90~130℃の範囲のホットメルト剤を用いることが必須である。これにより、加熱プレス時にホットメルト剤の溶融によるレベリング効果で、プレスによる凹部の平滑性が高くなり、光沢(グロス感)に優れた加工布を得ることが出来る。また、立毛布帛内部に溶解したホットメルト剤が隙間なく浸透し、接着剤の役割を果たすことで立毛布帛の復元を抑制し、高温環境下でも加熱プレスで形成した凹部の成形保持性に優れ、優れた光沢を長時間保持することが可能となる。前記ホットメルト剤の融点としては、100~125℃の範囲が好ましい。なお、前記ホットメルト剤(A)の融点は、示差走査熱量測定(DSC)を用いて測定して得られた値を示し、具体的には、SIIナノテクノロジー社製のDSC6220(商品名)を使用して、アルミ容器に試料を10mg秤量し、昇温速度5℃/minで測定して、融解ピークの頂点の温度を融点という。
【0010】
前記ホットメルト剤(A)としては、パウダー状のものを用いることができ、例えば、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂系のホットメルト剤等を用いることができる。これらのホットメルト剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。これらの中でも、前記ホットメルト剤(A)としては、より一層優れた耐薬品性が得られる点から、ポリアミド樹脂、及び/又は、ポリエステル樹が好ましく、本発明の立毛布帛が車輛用に用いられる場合には、より一層優れた耐熱性、及び、耐黄変性が得られる点から、ポリエステル樹脂がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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