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公開番号2025066583
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176287
出願日2023-10-11
発明の名称情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65G 61/00 20060101AFI20250416BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】移動体を用いた容器の運搬において内容物をより適切に管理できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】本開示に係る情報処理装置10は、移動体30により運搬される容器20の内部の状態を示すパラメータを、容器20と互いに通信可能に接続されている移動体30との第1通信接続を介して、移動体30により容器20が運搬されているときに取得し、取得されたパラメータに基づいて移動体30による容器20の運搬に関連する処理を実行する制御部13を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
移動体により運搬される容器の内部の状態を示すパラメータを、前記容器と互いに通信可能に接続されている前記移動体との第1通信接続を介して、前記移動体により前記容器が運搬されているときに取得し、取得された前記パラメータに基づいて前記移動体による前記容器の運搬に関連する処理を実行する制御部を備える、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記パラメータが適正範囲から外れると、ユーザへの報知処理及び前記移動体の制御処理の少なくとも一方を実行する、
情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記容器に収容されている内容物に応じて前記適正範囲を予め設定する、
情報処理装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載の情報処理装置であって、
前記制御処理は、前記容器に収容されている内容物の代替品を受け取らせるために前記移動体を待機させる処理を含む、
情報処理装置。
【請求項5】
請求項2又は3に記載の情報処理装置であって、
前記制御処理は、前記移動体から警報を発出させる処理を含む、
情報処理装置。
【請求項6】
請求項2又は3に記載の情報処理装置であって、
前記制御処理は、前記移動体の移動速度を低下させるか、又は前記移動速度をゼロにさせる処理を含む、
情報処理装置。
【請求項7】
請求項2又は3に記載の情報処理装置であって、
前記制御処理は、前記移動体の位置に最も近い運搬拠点に前記移動体を移動させる処理を含む、
情報処理装置。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記容器を運搬する前記移動体の移動エリアの環境情報を取得し、取得された前記環境情報に基づいて、前記パラメータの値が変化したときに変化を軽減させるように前記移動体の移動ルートを最適化する、
情報処理装置。
【請求項9】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記パラメータに含まれる、前記容器の内部の温度及び湿度の少なくとも一方の値が変化したときに変化を軽減させるように前記容器の内部の温度状態及び湿度状態の少なくとも一方を最適化する、
情報処理装置。
【請求項10】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
前記制御部は、前記容器の内部に着脱可能に取り付けられた第1センサに基づいて前記パラメータを取得する、
情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、国内での規制緩和などを要因としてドローン物流に関する市場が拡大している。ドローン物流においては、物品単価の高い医薬品及び交通インフラが整っていない過疎地に提供する生鮮食品などを内容物として収容した容器が主に運搬される。例えば、特許文献1には、通信事業者以外の者に、物品を運搬するドローンなどの移動体の状況などに応じて、移動体の通信に対するQCIを自由に設定させることができる移動体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-035873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ドローンなどの移動体によって容器が運搬されるとき、容器に収容されている内容物によっては、温度及び湿度などの容器の内部の状態を適切に管理することが求められる。加えて、移動体の移動によって生じる振動から内容物である物品を適切に保護することが求められる。したがって、移動体を用いた物流において、運搬される容器の内部の温度、湿度、及び振動量などをパラメータとして測定することで、内容物の品質管理をする方法が考えられる。
【0005】
このとき、例えば、パラメータが適正範囲から外れたときに管理者としてのユーザが迅速に対応するために、容器の内部の状態をリアルタイムに確認できるようにすることが望まれる。加えて、例えば、移動体の位置状況及び移動体が有するセンサに基づいて得られたその他の情報も考慮して総合的にかつ正確に内容物の状況管理を行うことも望まれる。
【0006】
本開示は、移動体を用いた容器の運搬において内容物をより適切に管理できる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、移動体により運搬される容器の内部の状態を示すパラメータを、前記容器と互いに通信可能に接続されている前記移動体との第1通信接続を介して、前記移動体により前記容器が運搬されているときに取得し、取得された前記パラメータに基づいて前記移動体による前記容器の運搬に関連する処理を実行する制御部を備える。
【0008】
本開示の一実施形態に係る情報処理システムは、上記の情報処理装置と、前記移動体により運搬される前記容器と、前記移動体が前記容器を受け取る第1ポートと、前記移動体が前記容器を受け渡す第2ポートと、前記第1ポートから前記第2ポートまで前記容器を運搬する前記移動体と、を備える。
【0009】
本開示の一実施形態に係る情報処理方法は、移動体により運搬される容器の内部の状態を示すパラメータを、前記容器と互いに通信可能に接続されている前記移動体との第1通信接続を介して、前記移動体により前記容器が運搬されているときに取得することと、取得された前記パラメータに基づいて前記移動体による前記容器の運搬に関連する処理を実行することと、を含む。
【0010】
本開示の一実施形態に係るプログラムは、情報処理装置に、移動体により運搬される容器の内部の状態を示すパラメータを、前記容器と互いに通信可能に接続されている前記移動体との第1通信接続を介して、前記移動体により前記容器が運搬されているときに取得することと、取得された前記パラメータに基づいて前記移動体による前記容器の運搬に関連する処理を実行することと、を含む動作を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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