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公開番号2025074079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2025012026,2024571213
出願日2025-01-28,2024-10-10
発明の名称インクジェットインク及びインクセット
出願人DIC株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C09D 11/32 20140101AFI20250502BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】脱墨性に優れる、すなわち、色素を容易に除去することができるインクジェットインクを提供することを課題とする。
【解決手段】色素を含むインクジェットインクであって、前記色素が、酸化鉄化合物、フィコシアニン、カラメル、銅クロロフィリン類、カプサイシン、カルミン酸、ベタニン、シアニジン配糖体、カーマイン、β-カロテン、ルテイン、ノルビキシン及びクルクミンからなる群から選ばれる1種又は2種以上であるインクジェットインクである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
色素を含むインクジェットインクであって、
前記色素が、酸化鉄化合物、フィコシアニン、カラメル、銅クロロフィリン類、カプサイシン、カルミン酸、ベタニン、シアニジン配糖体、カーマイン、β－カロテン、ルテイン、ノルビキシン及びクルクミンからなる群から選ばれる１種又は２種以上であるインクジェットインク。
続きを表示（約 460 文字）【請求項２】
前記酸化鉄化合物が、四酸化三鉄（Ｆｅ
３
Ｏ
４
）、三酸化二鉄（Ｆｅ
２
Ｏ
３
）及びオキシ水酸化鉄（ＦｅＯＯＨ）からなる群から選ばれる１種又は２種以上である請求項１に記載のインクジェットインク。
【請求項３】
更に、溶媒を含有する請求項１又は２に記載のインクジェットインク。
【請求項４】
更に、バインダー樹脂を含有する請求項１又は２に記載のインクジェットインク。
【請求項５】
更に、界面活性剤を含有する請求項１又は２に記載のインクジェットインク。
【請求項６】
更に、水を含有する請求項１又は２に記載のインクジェットインク。
【請求項７】
用途が、食品用途、段ボール用途、食品包装用途又はテキスタイル用途である請求項１又は２に記載のインクジェットインク。
【請求項８】
請求項１又は２に記載のインクジェットインクを備えるインクセット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、インクジェットインク及びインクセットに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
タール色素は、色が鮮やかな食品に使用されていることが多く、菓子パン、チョコレート、ゼリー、ガム等のお菓子や、たくあん、紅ショウガ等の漬物の他、幅広い食品にこれまで使用されてきている。
こういった背景をもとにタール色素の退色を抑制する方法などが検討されてきた（特許文献１）。
また、その使用は多岐にわたり例えば経口投与製品の印刷用インクなどの食品への印字等にも使用が見られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開２００５／１０８５０３号パンフレット
特開２０００－４２０８９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかし、タール色素をはじめとし、食品に用いられる色素の中には、色の舌残りが懸念されるものがあった。
また、タール色素のような化石燃料（石油、石炭）由来の色素は、印刷物からの脱墨性が良好でないため基材をリサイクルすることが難しい。よって、ゴミとして焼却処分されることが多く、ＣＯ
２
削減の観点からも、好ましくない面がある。
そこで、本発明は、脱墨性に優れる、すなわち、色素を容易に除去することができるインクジェットインクを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者らは、鋭意検討した結果、所定の色素を含むインクジェットインクにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
上記課題を解決する本発明の構成の一例としては、以下の通りである。
【０００６】
項１．色素を含むインクジェットインクであって、
前記色素が、酸化鉄化合物、フィコシアニン、カラメル、銅クロロフィリン類、カプサイシン、カルミン酸、ベタニン、シアニジン配糖体、カーマイン、β－カロテン、ルテイン、ノルビキシン及びクルクミンからなる群から選ばれる１種又は２種以上であるインクジェットインク。
【０００７】
項２．前記酸化鉄化合物が、四酸化三鉄（Ｆｅ
３
Ｏ
４
）、三酸化二鉄（Ｆｅ
２
Ｏ
３
）及びオキシ水酸化鉄（ＦｅＯＯＨ）からなる群から選ばれる１種又は２種以上である項１に記載のインクジェットインク。
【０００８】
項３．更に、溶媒を含有する項１又は２に記載のインクジェットインク。
【０００９】
項４．更に、バインダー樹脂を含有する項１～３のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
【００１０】
項５．更に、界面活性剤を含有する項１～４のいずれか一項に記載のインクジェットインク。
（【００１１】以降は省略されています）

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