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公開番号
2025047196
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023155540
出願日
2023-09-21
発明の名称
硬化性樹脂組成物、繊維強化成形材料及びそれを用いた成形品
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
18/67 20060101AFI20250326BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】含浸性及び成形流動性に優れた繊維強化成形材料並びに難燃性に優れた成形品を実現可能な硬化性樹脂組成物、繊維強化成形材料及びそれを用いた成形品を提供すること。
【解決手段】本件発明の硬化性樹脂組成物は、臭素化ビニルエステル(A)と、不飽和単量体(B)と、ポリイソシアネート(C)と、重合開始剤(D)とを含有し、前記不飽和単量体(B)として、1,3-ブタンジオールジメタクリレートを含み、前記臭素化ビニルエステル(A)80質量部に対して、前記不飽和単量体(B)を25質量部以上40質量部以下の範囲で含有し、前記ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基(NCO)と前記臭素化ビニルエステル(A)の水酸基(OH)とのモル比(NCO/OH比)が0.40以上0.70以下の範囲であることを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
臭素化ビニルエステル(A)と、不飽和単量体(B)と、ポリイソシアネート(C)と、重合開始剤(D)とを含有し、
前記不飽和単量体(B)として、1,3-ブタンジオールジメタクリレートを含み、
前記臭素化ビニルエステル(A)80質量部に対して、前記不飽和単量体(B)を25質量部以上40質量部以下の範囲で含有し、
前記ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基(NCO)と前記臭素化ビニルエステル(A)の水酸基(OH)とのモル比(NCO/OH比)が0.40以上0.70以下の範囲である硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記臭素化ビニルエステル(A)80質量部に対して1,3-ブタンジオールジメタクリレートを20質量部以上40質量部以下の範囲で含有する請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
前記硬化性樹脂組成物における臭素濃度が20質量%以上である請求項1又は請求項2に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
温度25℃で測定したときの粘度が1000mPa・s以上12000mPa・s以下の範囲である請求項1又は請求項2に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載の硬化性樹脂組成物と、強化繊維(E)とを含有することを特徴とする繊維強化成形材料。
【請求項6】
前記強化繊維(E)を20質量%以上70質量%以下の範囲で含有する請求項5に記載の繊維強化成形材料。
【請求項7】
請求項6に記載の繊維強化成形材料を用いたことを特徴とする成形品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性樹脂組成物、繊維強化成形材料及びそれを用いた成形品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ビニルエステル、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂組成物に、炭素繊維等の強化繊維を含浸させてなる繊維強化成形材料が知られている(例えば、特許文献1)。前記繊維強化成形材料を用いた成形方法としては、シートモールディングコンパウンド(SMC)、バルクモールディングコンパウンド(BMC)と呼ばれる中間材料を用いて、プレス成形、射出成形等の手法により、硬化、成形させる方法が知られている。
【0003】
前記繊維強化成形材料は、軽量でありながら耐熱性や機械強度に優れる特徴が注目され、自動車や航空機の筐体など、様々な用途での利用が拡大している。前記繊維強化成形材料を用いた成形品は、用途によっては所定の難燃性の基準を満たす必要がある。
【0004】
前記繊維強化成形材料を用いた成形品の難燃性を向上させるために、前記熱硬化性樹脂組成物中の有機成分を減らす、例えば、前記熱硬化性樹脂組成物中の不飽和単量体の含有量を減らすことが考えられる。しかしながら、前記不飽和単量体の含有量を減らすと、熱硬化性樹脂組成物の前記炭素繊維への含浸性が低下したり、前記繊維強化成形材料の成形流動性が低下することがあるという不都合がある。また、前記不飽和単量体の含有量を増やすと、前記成形流動性が大きくなりすぎてバリが発生することがあるという不都合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許6241583号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、含浸性及び成形流動性に優れた繊維強化成形材料並びに難燃性に優れた成形品を実現可能な硬化性樹脂組成物、繊維強化成形材料及びそれを用いた成形品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、硬化性樹脂組成物において、特定のビニルエステルを用いると共に、不飽和単量体の含有量を特定の範囲とすることにより、含浸性及び成形流動性に優れた繊維強化成形材料並びに難燃性に優れた成形品を得られることを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明の硬化性樹脂組成物は、臭素化ビニルエステル(A)と、不飽和単量体(B)と、ポリイソシアネート(C)と、重合開始剤(D)とを含有し、前記不飽和単量体(B)が、1,3-ブタンジオールジメタクリレートを含むメタクリレートであり、 前記臭素化ビニルエステル(A)80質量部に対して前記不飽和単量体(B)を25質量部以上40質量部以下の範囲で含有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の硬化性樹脂組成物は、含浸性及び成形流動性に優れた繊維強化成形材料を得ることができ、さらには難燃性に優れた成形品を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の硬化性樹脂組成物は、臭素化ビニルエステル(A)と、不飽和単量体(B)と、ポリイソシアネート(C)と、重合開始剤(D)とを含有し、前記不飽和単量体(B)として、1,3-ブタンジオールジメタクリレートを含み、前記臭素化ビニルエステル(A)80質量部に対して、前記不飽和単量体(B)を25質量部以上40質量部以下の範囲で含有し、前記ポリイソシアネート(C)のイソシアネート基(NCO)と前記臭素化ビニルエステル(A)の水酸基(OH)とのモル比(NCO/OH比)が0.40以上0.70以下の範囲であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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