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公開番号2025039821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025004940,2024543252
出願日2025-01-14,2023-01-05
発明の名称係数復号方法、装置、画像デコーダ、及び電子デバイス
出願人杭州海康威視数字技術股フン有限公司
代理人個人,個人
主分類H04N 19/129 20140101AFI20250313BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像復号性能を向上させることができる係数復号方法、装置、画像デコーダ、及び電子デバイスを提供する。
【解決手段】実施例に係る方法は、ビットストリームを解析して復号すべきユニットの係数グループ情報を取得するステップであって、復号すべきユニットの係数は少なくとも1つの係数グループに分割され、各係数グループは少なくとも1つの係数符号を含み、同一の係数グループにおける係数符号は同じ符号化長の固定長符号であり、少なくとも1つの係数グループは第1の係数グループを含み、係数グループ情報は第1の係数グループの境界シンボルを含む、ステップと、第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、境界シンボルに基づいて第1の係数グループにおける係数値が正の値又は負の値であると決定するステップと、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ビットストリームを解析して復号すべきユニットの係数グループ情報を取得するステップであって、前記復号すべきユニットの係数は少なくとも1つの係数グループに分割され、各係数グループは少なくとも1つの係数符号を含み、同一の係数グループにおける係数符号は同じ符号化長の固定長符号であり、前記少なくとも1つの係数グループは第1の係数グループを含み、前記係数グループ情報は前記第1の係数グループの境界シンボルを含む、ステップと、
前記第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、
前記境界シンボルに基づいて前記第1の係数グループにおける係数値が正の値又は負の値であると決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする係数復号方法。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記係数グループ情報は、前記第1の係数グループの符号化長と画像ビット幅とをさらに含み、前記符号化長は、前記第1の係数グループに対応する固定長符号の長さを表すために用いられ、前記第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップは、
前記符号化長が前記画像ビット幅以上である場合、前記画像ビット幅と同じ長さの固定長符号を用いて、前記第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、
前記符号化長が前記画像ビット幅より小さい場合、長さが前記符号化長の固定長符号を用いて、前記第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の係数復号方法。
【請求項3】
前記境界シンボルに基づいて前記第1の係数グループにおける係数値が正の値又は負の値であると決定するステップは、
前記第1の係数グループに絶対極値が存在する場合、前記境界シンボルに基づいて、前記第1の係数グループにおける、係数値の絶対値が前記絶対極値に等しい係数のシンボルが全て正又は全て負であると決定するステップを含み、前記絶対極値は、前記符号化長の固定長符号値範囲の最大絶対値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の係数復号方法。
【請求項4】
前記第1の係数グループは1つ又は複数の係数ブロックを含み、前記境界シンボルは各前記係数ブロックの境界シンボルを含み、前記境界シンボルに基づいて前記第1の係数グループにおける係数値が正の値又は負の値であると決定するステップは、
いずれかの係数ブロックについて、前記係数ブロックに絶対極値が存在する場合、前記係数ブロックの境界シンボルに基づいて、前記係数ブロックにおける、係数値の絶対値が前記絶対極値に等しい係数のシンボルが全て正又は全て負であると決定するステップを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の係数復号方法。
【請求項5】
前記第1の係数グループにおける係数は、残差係数、変換係数、又はオリジナル画素値である、
ことを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の係数復号方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの係数グループは、直流係数グループと交流係数グループとを含み、前記第1の係数グループは、直流係数グループ又は交流係数グループである、
ことを特徴とする請求項5に記載の係数復号方法。
【請求項7】
前記係数グループ情報において、前記符号化長は符号化長符号の形式であり、前記係数グループ情報において、前記境界シンボルは境界シンボル符号の形式であり、
前記第1の係数グループにおける係数符号が変換係数を表し、且つ前記第1の係数グループが直流係数グループである場合、
固定長符号を用いて前記符号化長符号を解析して前記符号化長を取得するステップと、
長さが前記符号化長の固定長符号を用いて直流係数値を解析し、固定の符号化長1を用いて前記境界シンボル符号を解析して前記境界シンボルを取得するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の係数復号方法。
【請求項8】
前記ビットストリームに基づいて前記復号すべきユニットのグループ化方式を決定するステップと、
前記ビットストリームから現在の符号化ユニットの予測モードを取得し、前記予測モードに基づいて走査方式を導出するステップと、
前記走査方式に基づいて前記復号すべきユニットを走査して走査結果を取得するステップと、
前記グループ化方式に基づいて前記走査結果から前記第1の係数グループを抽出するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の係数復号方法。
【請求項9】
ビットストリームを解析して復号すべきユニットの係数グループ情報を取得するための解析モジュールであって、前記復号すべきユニットの係数は少なくとも1つの係数グループに分割され、各係数グループは少なくとも1つの係数符号を含み、同一の係数グループにおける係数符号は同じ符号化長の固定長符号であり、前記少なくとも1つの係数グループは第1の係数グループを含み、前記係数グループ情報は前記第1の係数グループの境界シンボルを含む、解析モジュールと、
前記第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するための復号モジュールと、を含み、
前記復号モジュールは、さらに、前記境界シンボルに基づいて前記第1の係数グループにおける係数値が正の値又は負の値であると決定するために用いられる、
ことを特徴とする係数復号装置。
【請求項10】
請求項1~8のいずれか1項に記載の係数復号方法を実行するために用いられる、
ことを特徴とする画像デコーダ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は、画像符号化及び復号の技術分野に関し、特に、係数復号方法、装置、画像デコーダ、及び電子デバイスに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
ロスレス(Lossless)圧縮とは、オリジナル画像における冗長情報を圧縮し、歪みを生じさせずにオリジナル画像を再構成する技術のことである。再構成された画像とオリジナル画像との間に誤差があるが、その誤差が一定の範囲内に収まる場合、ニアロスレス(near lossless)圧縮と呼ぶことができる。圧縮符号化プロセスでは、オリジナル画像内の画素間の残差値が予測され、残差値は画素間の差を示すために用いられる。半固定長符号(Semi Fixed-Length Code)は、残差値を符号化して符号化長(coding length)をさらに低減するために用いられる。しかしながら、既存の半固定長符号技術には、依然として符号化長が長く、符号化効率が低いという問題がある。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施例は、画像復号性能を向上させることができる係数復号方法、装置、画像デコーダ、及び電子デバイスを提供する。
【0004】
上記目的を達成するために、本発明の実施例は以下の技術案を採用する。
【0005】
第1の態様において、本発明の実施例は、ビットストリームを解析して復号すべきユニットの係数グループ情報を取得するステップであって、復号すべきユニットの係数は1つ又は複数の係数グループに分割され、各係数グループは少なくとも1つの係数符号を含み、同一の係数グループにおける係数符号は同じ符号化長の固定長符号であり、少なくとも1つの係数グループは第1の係数グループを含み、係数グループ情報は第1の係数グループの境界シンボルを含む、ステップと、第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、境界シンボルに基づいて第1の係数グループにおける係数値が正の値又は負の値であると決定するステップと、を含む係数復号方法を提供する。
【0006】
本発明の実施例によって提供される係数復号方法では、従来技術と比較して、境界シンボルを導入しない固定長符号の復号範囲は[0,2^bit_depth-1]であり、境界シンボルを導入して該係数グループの係数符号を固定長復号する場合、該係数グループの境界シンボルに基づいて該係数グループの正負を決定し、固定長符号の解析範囲を[0,2^bit_depth-1]から[-2^(coding length-1)-1,2^(coding length-1)]に変更し、係数グループに係数値2^bit_depth-1が存在する場合に該係数グループに対応する符号化長を長くする必要がなく、符号化及び復号効率を向上させる。
【0007】
1つの可能な実現形態では、係数グループ情報は、第1の係数グループの符号化長と画像ビット幅とをさらに含み、符号化長は、第1の係数グループに対応する固定長符号の長さを表すために用いられ、第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップは、符号化長が画像ビット幅以上である場合、画像ビット幅と同じ長さの固定長符号を用いて、第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、符号化長が画像ビット幅より小さい場合、長さが符号化長の固定長符号を用いて、第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップと、を含む。
【0008】
係数グループに対応する画像ビット幅は、該係数グループにおける係数値の範囲を表すために用いられ、該係数グループに対応する予め設定された符号化長を持つ固定長符号と該係数グループにおける係数値の解析範囲とに基づいて、該係数グループに対応する固定長符号と係数値の解析範囲とを決定し、判断方式の正確性を保証する。係数グループに対応する画像ビット幅は、ビットストリームを解析することによって取得することができ、簡単且つ迅速に判断に必要なデータを抽出することができ、判断効率を向上させる。2つの場合には符号化長が異なる固定長符号を用いて係数符号を解析することにより、復号効率を向上させる。
【0009】
1つの可能な実現形態では、係数グループの符号化長は、係数グループ符号化長と係数ビット符号化長とを含み、係数ビット符号化長は、第1の係数グループにおける特定の位置の係数符号に対応する固定長符号の長さを表すために用いられ、ここで、特定の位置は、符号化と復号の一致性に基づいて取得されるか、コンテキストから導出される。長さが符号化長の固定長符号を用いて、前記第1の係数グループの係数符号を係数値に解析するステップは、長さが係数ビット符号化長の固定長符号を用いて第1の係数グループにおける特定の位置の係数符号を係数値に解析するステップと、長さが係数グループ符号化長の固定長符号を用いて第1の係数グループにおける特定の位置以外の係数符号を係数値に解析するステップと、を含む。係数が不均一に分布している場合、いくつかの特定の位置の係数符号について、同一の係数グループにおける係数符号を、長さが異なる固定長符号を用いて解析することにより、係数グループにおけるいくつかの特定の位置の係数符号と他の位置の係数符号との差が大きいために係数グループの全体の符号化長が長くなることを回避し、復号効率を向上させる。
【0010】
1つの可能な実現形態では、符号ソート中に、係数値の大きさに基づいて対応する符号化長が同じ又は近い係数符号を同一の係数グループに入れるため、同一の係数グループにおける係数値に符号化長に対応する固定長符号の解析極値が存在する場合、同一の係数グループにおける他の係数値及び解析極値はいずれも正又はいずれも負である。従って、第1の係数グループに絶対極値が存在する場合、境界シンボルに基づいて、係数グループにおける全ての係数値が全て正の値又は全て負の値であると決定し、絶対極値は該係数グループに対応する符号化長の固定長符号の符号値範囲の最大絶対値である。同一の係数グループは1つの境界シンボルを用いて係数の正負を表すことにより、符号化効率を向上させる。
(【0011】以降は省略されています)

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