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公開番号2025037493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144453
出願日2023-09-06
発明の名称アプリケーションプログラム、情報処理装置および制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20250311BHJP(計算;計数)
要約【課題】標準ドライバの機能を拡張する拡張アプリケーションを用いることにより、複数の異なる印刷装置に対して共通に利用可能な印刷データ生成ソフトウェアが利用される環境下において企業、組織のニーズに応じて印刷機能のオプションのカスタマイズを行いたい。
【解決手段】本願に記載のアプリケーションは、汎用プリンタドライバの機能を拡張する印刷設定アプリケーションであって、プリンタから能力情報を取得する取得工程と、取得した前記能力情報に基づく情報を記憶する記憶工程と、前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報に基づき、前記記憶された前記情報を更新する更新工程と、前記更新工程において、更新された前記情報に基づく印刷設定画面を表示させる制御工程と、を有することを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項１】
汎用プリンタドライバの機能を拡張する印刷設定アプリケーションであって、
プリンタから能力情報を取得する取得工程と、
取得した前記能力情報に基づく情報を記憶する記憶工程と、
前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報に基づき、前記記憶された前記情報を更新する更新工程と、
前記更新工程において、更新された前記情報に基づく印刷設定画面を表示させる制御工程と、を有することを特徴とする印刷設定アプリケーション。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報は、前記印刷設定アプリケーションにより提供される前記印刷設定画面に表示される初期値に関する情報であることを特徴とする請求項１に記載の印刷設定アプリケーション。
【請求項３】
前記情報は、前記印刷設定画面を介して設定することができる設定項目の初期値を示す情報であり、
前記更新工程は、前記情報で示される前記設定項目の初期値を更新することを特徴とする請求項２に記載の印刷設定アプリケーション。
【請求項４】
前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報は、前記印刷設定アプリケーションにより提供される印刷設定画面を介して設定することが制限されている設定値を示す情報であることを特徴とする請求項１に記載の印刷設定アプリケーション。
【請求項５】
前記更新工程は、前記情報で示される設定値から、前記制限情報で示される設定値を削除することを特徴とする請求項４に記載の印刷設定アプリケーション。
【請求項６】
汎用プリンタドライバを記憶する情報処理装置に記憶され、前記汎用プリンタドライバの機能を拡張する印刷設定アプリケーションを実行することで実現される制御方法であって、プリンタから能力情報を取得する取得工程と、
取得した前記能力情報に基づく情報を記憶する記憶工程と、
前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報に基づき、前記記憶された前記情報を更新する更新工程と、
前記更新工程において、更新された前記情報に基づく印刷設定画面を表示させる制御工程と、を有することを特徴とする制御方法。
【請求項７】
前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報は、前記印刷設定アプリケーションにより提供される前記印刷設定画面に表示される初期値に関する情報であることを特徴とする請求項６に記載の制御方法。
【請求項８】
前記情報は、前記印刷設定画面を介して設定することができる設定項目の初期値を示す情報であり、
前記更新工程は、前記情報で示される前記設定項目の初期値を更新することを特徴とする請求項７に記載の制御方法。
【請求項９】
前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報は、前記印刷設定アプリケーションにより提供される印刷設定画面を介して設定することが制限されている設定値を示す情報であることを特徴とする請求項６に記載の制御方法。
【請求項１０】
前記更新工程は、前記情報で示される設定値から、前記制限情報で示される設定値を削除することを特徴とする請求項９に記載の制御方法。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、アプリケーションプログラム、情報処理装置および制御方法に関する
続きを表示（約 2,600 文字）【背景技術】
【０００２】
印刷装置の制御用ソフトウェアとしてホストコンピュータにインストールされたプリンタドライバを利用し、ホストコンピュータに接続された印刷装置に対して印刷指示を行う構成が知られている。ホストコンピュータには、基本ソフトウェアであるオペレーティングシステム（ＯＳ）がインストールされており、プリンタドライバはそのＯＳの規定する仕様に従って構成され、ＯＳから呼び出されて動作する。印刷装置を提供するベンダは、ＯＳの仕様に適合するプリンタドライバを提供することにより、そのＯＳを用いて印刷装置に印刷を指示する手段を提供することができる。
【０００３】
近年、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）において、複数のベンダの提供する印刷装置で共通して利用可能な標準的なクラスドライバ（以下、「汎用プリンタドライバ」とも呼ぶ）が提供されている。このような汎用プリンタドライバは、ＯＳのパッケージの中に同梱されており、ホストコンピュータに任意の印刷装置を接続することにより簡易に利用可能となる。よって、印刷装置に適した機種固有のプリンタドライバを別途インストールする必要が無く、利便性が高い。また、汎用プリンタドライバは、接続した印刷装置から取得した情報に基づき生成されたＰｒｉｎｔＣａｐａｂｉｌｉｔｉｅｓに応じて印刷機能を指定可能に構成される。これにより、汎用プリンタドライバを利用するユーザは、１つの標準ドライバを利用しているにも関わらず、接続した印刷装置の能力に応じた印刷機能を指定することができる。
【０００４】
汎用プリンタドライバには機能拡張用のアプリケーション（以下、「拡張アプリケーション」とも呼ぶ）を関連付けることができる。拡張アプリケーションは、印刷装置を提供するベンダが提供することができる。拡張アプリケーションは汎用プリンタドライバが生成したＰＤＣを編集することにより、汎用プリンタドライバのみでは実現できない機能（拡張機能）を提供することができる。特許文献１には、拡張アプリケーションにより、スタンプ機能等の機能を拡張する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０１９－７４９０６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
汎用プリンタドライバでは、印刷装置から取得した情報に基づき、印刷設定で設定することができる設定項目や設定値、表示のデフォルト値が決まる。一般的に、これらはあらかじめ印刷装置に登録されている情報によって決まる。一方、企業や組織では、利用することができる設定項目、設定値、デフォルトで表示される値をカスタマイズしたい場合がある。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述のような課題を解決するための本発明に記載のアプリケーションは、汎用プリンタドライバの機能を拡張する印刷設定アプリケーションであって、プリンタから能力情報を取得する取得工程と、取得した前記能力情報に基づく情報を記憶する記憶工程と、前記印刷設定アプリケーションによる印刷設定に関する制限情報に基づき、前記記憶された前記情報を更新する更新工程と、前記更新工程において、更新された前記情報に基づく印刷設定画面を表示させる制御工程と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
本発明により、汎用プリンタドライバを利用する場面において、利用することができる設定項目、設定値、デフォルトで表示される値をカスタマイズすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本実施形態における印刷システムのハードウェア構成を示すブロックの一例を示す図である。
本実施形態における印刷システムの構成の一例を示す図である。
印刷設定画面拡張ユニットが表示する画面の一例を示す図である。
各印刷機能のオプション及びデフォルトと、カスタム設定情報の一例を示す図である。
管理者がカスタマイズした拡張アプリケーションを配布して、カスタマイズを行う流れの一例を示すシーケンス図である。
管理者がカスタム設定情報を配布して、カスタマイズを行う流れの一例を示すシーケンス図である。
サーバからカスタマイズ設定情報を取得して、カスタマイズを行う流れの一例を示すシーケンス図である。
実施形態１において、カスタマイズ設定情報を反映するための処理の一例を示すフローチャートである。
拡張アプリケーションが印刷装置の能力情報のみで編集したＰＤＣファイルの一例を示す図である。
拡張アプリケーションが印刷装置の能力情報とカスタム設定情報を利用し編集したＰＤＣファイルの一例を示す図である。
ＰＤＣファイルを基とした印刷設定画面拡張ユニットが表示する画面の一例を示す図である。
実施形態２において、カスタマイズ設定情報を反映するための処理の一例を示すフローチャート。
実施形態３の印刷システム構成の一例を示す図である。
実施形態３で管理者がカスタム設定情報を作成、配布するシーケンス図である。
クラウド印刷サービス上での印刷装置の能力情報編集画面の一例を示す図である。
実施形態３において、カスタマイズ設定情報を反映するための処理を示すフローチャート。
実施形態３において、カスタマイズ設定情報を反映するための処理の変形例を示すフローチャート。
改修された拡張アプリケーションの適用を強制するレジストリキーの一例を示す図。
拡張アプリケーションの使用を強制するレジストリキーの一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
（【００１１】以降は省略されています）

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