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公開番号2025037425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-18
出願番号2023144355
出願日2023-09-06
発明の名称画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G06T 5/92 20240101AFI20250311BHJP(計算;計数)
要約【課題】知覚コントラストの差を補正可能とし、ユーザの作業を軽減可能とする。
【解決手段】画像処理装置は、画像を観察する際の第一の観察条件と、第一の観察条件とは異なる第二の観察条件とを取得する。そして、画像処理装置は、第一の観察条件における視覚の周波数特性と第二の観察条件における視覚の周波数特性とに基づいて、画像のコントラストを補正する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像を観察する際の第一の観察条件を取得する第一の取得手段と、
前記第一の観察条件とは異なる第二の観察条件を取得する第二の取得手段と、
前記画像のコントラストを補正する補正手段と、
を有し、
前記補正手段は、前記第一の観察条件における視覚の周波数特性と前記第二の観察条件における視覚の周波数特性とに基づいて、前記画像のコントラストを補正することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記補正手段は、前記画像が有する周波数成分に対して、前記第二の観察条件における視覚の周波数特性を除算し、さらに前記第一の観察条件における視覚の周波数特性を乗算することで前記画像のコントラストの補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記補正手段は、前記画像が有する周波数成分に対して、前記第一の観察条件における視覚の周波数特性を除算し、さらに前記第二の観察条件における視覚の周波数特性を乗算することで前記画像のコントラストの補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記第二の観察条件の変化に応じて前記第一の観察条件を更新する更新手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記画像を観察する際の基準となる第三の観察条件を取得する第三の取得手段をさらに有し、
前記更新手段は、前記第二の観察条件と前記第三の観察条件との差に基づいて、前記第一の観察条件を更新することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記観察条件は、前記画像のサイズと前記画像に対する視距離とを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記補正手段は、前記視距離に基づいて前記視覚の周波数特性を取得することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記補正手段は、前記画像のサイズと前記視覚の周波数特性とに基づいて前記画像のコントラストを補正することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記第一の観察条件は、前記画像が印刷または表示された観察対象物における前記画像のサイズと視距離を含み、
前記第二の観察条件は、前記画像が表示装置の画面に表示されている際の前記画像のサイズと視距離を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記観察条件は、さらに輝度情報を含むことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像を補正する技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
人が観察対象物を見る際の視野角が異なると、測色されたコントラストが同じであったとしても、人により知覚されるコントラストには差が生じることが知られている。例えばディプレイ画面上で作成した画像等をその画面上での表示サイズとは異なるサイズで印刷した観察対象物を、画面上での作成時と同距離で観察する場合、観察対象物に対するユーザの視野角は、画面上での作成時の表示画像に対する視野角よりも大きくなる。このように画面上での作成時と観察対象物を観察する時とで視野角が異なる場合、測色したコントラストが同じであったとしても、人が知覚するコントラストには差が生ずる。このため、ユーザは、画面上での作成時と観察対象物の観察時とで知覚コントラストに差がある場合、観察時における知覚コントラストを考慮して、画面上での作成を行わなければならない。つまり、ユーザは、画面上での作成時に、実際の観察対象物において知覚されるコントラストを再現して評価するような作業を行わなければならない。
【0003】
このような問題に対し、特許文献1では、観察対象物の画像のコントラストに対して、視野角に応じた補正テーブルを適用することにより、異なる視野角で知覚されるコントラストの差を補正する技術を開示している。また、特許文献1では、知覚コントラストの差の補正技術を適用することで、印刷等された際の見えをシミュレートする技術も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-109628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術を用いた場合でも、知覚コントラストの差を補正しきれないことがある。このためやはり、ユーザは、観察時の知覚コントラストを再現して評価する必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、知覚コントラストの差を補正可能とし、ユーザの作業を軽減可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像処理装置は、画像を観察する際の第一の観察条件を取得する第一の取得手段と、前記第一の観察条件とは異なる第二の観察条件を取得する第二の取得手段と、前記画像のコントラストを補正する補正手段と、を有し、前記補正手段は、前記第一の観察条件における視覚の周波数特性と前記第二の観察条件における視覚の周波数特性とに基づいて、前記画像のコントラストを補正する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、知覚コントラストの差を補正可能とし、ユーザの作業を軽減可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第一実施形態に係る画像処理システムの構成例を示す図である。
ユーザと視野角の関係を説明する図である。
視覚の周波数特性を説明する図である。
第一実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。
第一実施形態に係るUIの一例を説明する図である。
第一実施形態の画像処理装置における処理のフローチャートである。
UIにおいて想定視距離入力の他の例を説明する図である。
第二実施形態に係る画像処理装置の機能ブロック図である。
第二実施形態の画像処理装置における処理のフローチャートである。
輝度に応じて変化する視覚の周波数特性を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。実施形態の構成は、本発明が適用される装置の仕様や各種条件(使用条件や使用環境等)によって適宜修正又は変更され得る。また、以下の実施形態において、同一の構成や機能には同じ参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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