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公開番号2025035867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023143177
出願日2023-09-04
発明の名称アンテナ装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H01Q 13/10 20060101AFI20250307BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】アンテナ性能と筐体の強度とを両立するアンテナ配置を決定する際の利便性を向上すること。
【解決手段】アンテナ装置は、吸気および排気の少なくとも何れかを行うための第一の開口および第二の開口を含む少なくとも2つの開口を有する導電性の筐体と、第一の開口をスロットアンテナとして動作させて電磁波の送信および受信の少なくとも何れかを行う送受信手段と、を備え、第二の開口の少なくとも一部が、導電性のメッシュ構造によって覆われる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
吸気および排気の少なくとも何れかを行うための第一の開口および第二の開口を含む少なくとも2つの開口を有する導電性の筐体と、
前記第一の開口をスロットアンテナとして動作させて電磁波の送信および受信の少なくとも何れかを行う送受信手段と、
を備え、
前記第二の開口の少なくとも一部が、導電性のメッシュ構造によって覆われることを特徴とするアンテナ装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記第一の開口および前記第二の開口は、前記筐体の同一面上に配置されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記筐体内に配置され、前記第一の開口または前記第二の開口を介した空気の吸入または排出を促進するための気流発生手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記気流発生手段は前記第一の開口に対向する位置に配置されることを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記第一の開口の少なくとも一部が、導電性のメッシュ構造によって覆われることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記第一の開口の長辺の長さが、前記送受信手段が送信および受信の少なくとも何れかを行う電磁波の波長の略2分の1であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記送受信手段は、前記第一の開口へ電気的に接続された給電線を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記送受信手段は誘電体基板を含み、
前記給電線は前記誘電体基板上に配置されることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
【請求項9】
前記誘電体基板は第三の開口を含む1つ以上の開口を有し、
前記第三の開口は、前記第一の開口が設けられる前記筐体の面に対して略垂直方向において前記第一の開口または前記第二の開口と重なる位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載のアンテナ装置。
【請求項10】
前記給電線は前記第一の開口が設けられる前記筐体の面に対して略垂直方向に配置されることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、様々な機器に第4世代(4G)ロングタームエボリューション(LTE)、第5世代(5G)新無線(NR)システム、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、Wi-SUN(登録商標)、Sigfox(登録商標)などの無線通信機能が搭載されている。また、電力を無線で送受する無線電力伝送の研究、開発が盛んに行われている。また、機器落下や衝撃に対する強度への要求も高まってきており、強度を上げるために、機器の筐体を金属やカーボン入り樹脂など導電性を有する材料で形成する機器も増えている。
【0003】
導電性の筐体を有する装置に、電磁波を送受するためのアンテナを実装する場合、筐体とアンテナとの結合によってアンテナの性能が下がることを防ぐために、金属やカーボン入り樹脂などの導電性の材料から、アンテナを離して実装されることがある。このため、アンテナが実装される筐体は非金属や非カーボン入り樹脂などの非導電性の材料で構成される場合があり、筐体の強度が低下する場合があった。特許文献1には、スロットアンテナが配置された金属製の筐体が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-145126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
引用文献1では、スロットアンテナと熱排気口とに開口を設けるため、筐体の強度が落ちてしまう。また、熱排気口とスロットアンテナとが電気的に結合(干渉)してアンテナ性能が低下する場合があるため、アンテナ性能に影響しない位置にスロットアンテナを配置しなければならず、アンテナ配置に制約が生じてしまう。
【0006】
このように、アンテナ性能と筐体の強度とを両立するアンテナ配置を決定する際の利便性が低いことが課題であった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、アンテナ性能と筐体の強度とを両立するアンテナ配置を決定する際の利便性を向上することを目的とする。
【0008】
上記の目的のために、本発明に係るアンテナ装置は、
吸気および排気の少なくとも何れかを行うための第一の開口および第二の開口を含む少なくとも2つの開口を有する導電性の筐体と、
前記第一の開口をスロットアンテナとして動作させて電磁波の送信および受信の少なくとも何れかを行う送受信手段と、
を備え、
前記第二の開口の少なくとも一部が、導電性のメッシュ構造によって覆われる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アンテナ性能と筐体の強度とを両立するアンテナ配置を決定する際の利便性を向上するための技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係るアンテナ装置の外観図。
(a)は筐体内部からみた通気口および無線制御部を示す図、(b)は開口の変形例を示す図、(c)は間接給電を行う無線制御部の構成を示す図。
(a)は第1実施形態に係るスロットアンテナのシミュレーションモデルを示す図、(b)は電磁界シミュレーション結果を示す図。
(a)~(d)は第2実施形態に係る開口の例を示す図。
(a)は第2実施形態に係るスロットアンテナのシミュレーションモデルを示す図、(b)は電磁界シミュレーション結果を示す図。
(a)、(b)は第3実施形態に係る給電基板の配置を示す図、(c)は給電基板の構造を示す図。
(a)、(b)は第4実施形態に係る給電線の配置を示す図。
(a)、(b)は第5実施形態に係る気流誘導部材を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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