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公開番号2025035531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023142614
出願日2023-09-01
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250306BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】外付けのトナー容器を用いたトナー補給方式の画像形成装置の新たな一形態を提供する。
【解決手段】画像形成装置の内部を外部に露出させる開位置と、露出させない閉位置と、を取り得る開閉部材と、開閉部材の開閉状態を検知するセンサと、を備える画像形成装置1において、開閉部材が開状態にあることをセンサが検知すると、制御部は、トナー容器から収容室32dにトナーを補給する際においてトナーが導入口32cを通過するタイミングまでに、シート34bの第2端部が所定の位置となる状態で回転停止するように、撹拌部材34を制御することを特徴とする。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
トナー容器が装着可能な画像形成装置であって、
感光ドラムと、
前記感光ドラムにトナーを供給する現像ローラと、
前記トナー容器の一部が前記画像形成装置の外部に露出するように前記トナー容器を装着可能な装着部であって、前記トナー容器のトナーが補給されるための補給口が設けられた装着部と、
前記現像ローラが配置される現像室と、前記現像室に連通しトナーが収容される収容室であって前記補給口と連通可能な収容室開口が設けられた収容室と、を有する枠体と、
前記収容室に設けられた撹拌部材であって、回転軸線を中心に回転する回転軸と、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第1端部が前記回転軸に固定され且つ他端部であ
る第2端部が前記収容室の内壁と接触可能なシートと、を有し、回転しながら前記収容室に収容されたトナーを撹拌する撹拌部材と、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
前記装着部を画像形成装置の外部に露出させる開位置と、露出させない閉位置と、を取り得る開閉部材と、
前記開閉部材の開閉状態を検知するセンサと、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
を備える画像形成装置において、
前記制御部は、前記開閉部材が前記開位置にあることを前記センサが検知することに基づいて、前記トナー容器から前記収容室にトナーを補給する際においてトナーが前記収容室開口を通過するタイミングまでに、前記シートの前記第2端部が所定の位置にある状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
現像剤補給容器による現像剤の補給を許容する非規制状態と、前記補給を許容しない規制状態と、を取り得る規制機構を備え、
前記制御部は、前記開閉部材が前記開位置にあることを前記センサが検知すると、前記規制機構を前記規制状態にしたまま、前記タイミングまでに前記撹拌部材の前記状態で回転停止し、前記撹拌部材の回転が停止したら、前記規制機構を前記規制状態から前記非規制状態に切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
トナー容器が装着可能な画像形成装置であって、
感光ドラムと、
前記感光ドラムにトナーを供給する現像ローラと、
前記トナー容器の一部が前記画像形成装置の外部に露出するように前記トナー容器を装着可能な装着部であって、前記トナー容器のトナーが補給されるための補給口が設けられた装着部と、
前記現像ローラが配置される現像室と、前記現像室に連通しトナーが収容される収容室であって前記補給口と連通可能な収容室開口が設けられた収容室と、を有する枠体と、
前記収容室に設けられた撹拌部材であって、回転軸線を中心に回転する回転軸と、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第1端部が前記回転軸に固定され且つ他端部であ
る第2端部が前記収容室の内壁と接触可能なシートと、を有し、回転しながら前記収容室に収容されたトナーを撹拌する撹拌部材と、
前記トナー容器が前記補給口に装着されたか否かを検知するセンサと、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
を備える画像形成装置において、
前記制御部は、前記トナー容器が前記補給口に装着されたことを前記センサが検知することに基づいて、前記トナー容器から前記収容室にトナーを補給する際においてトナーが前記収容室開口を通過するタイミングまでに、前記シートの前記第2端部が所定の位置に
ある状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
現像剤補給容器による現像剤の補給を許容する非規制状態と、前記補給を許容しない規制状態と、を取り得る規制機構を備え、
前記制御部は、前記トナー容器が前記補給口に装着されたことを前記センサが検知すると、前記規制機構を前記規制状態にしたまま、前記タイミングまでに前記撹拌部材の前記状態で回転停止し、前記撹拌部材の回転が停止したら、前記規制機構を前記規制状態から前記非規制状態に切り替えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記収容室開口の少なくとも一部は、前記回転軸線の方向に見たときに、前記回転軸線を通り水平方向に延びる第1仮想線と、前記回転軸線を通り重力方向に延びる第2仮想線と、で構成される二次元の座標系において、第1象限又は第2象限に配置され、
前記所定の位置は、前記シートの前記第2端部の少なくとも一部が、前記座標系において前記収容室開口の少なくとも一部が配置される象限とは異なる象限に位置する位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記トナー容器は、内部が前記補給口と通じない閉位置と、内部が前記補給口と通じる開位置と、を取り得るシャッタを有し、
前記規制機構は、前記規制状態において、前記シャッタを前記閉位置から前記開位置へ移動させるための前記トナー容器のロック解除動作を規制し、前記非規制状態において、前記ロック解除動作を許容するように構成されていることを特徴とする請求項2又は4に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記開閉部材は、前記補給口を外部に露出させる開位置と、前記補給口を外部に露出させない閉位置と、を取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記開閉部材は、記録材の搬送経路を前記画像形成装置の外部に露出させる開位置と、前記搬送経路を露出させない閉位置と、を取り得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記シートの前記第2端部の回転位相を検知する位相検知手段を有し、
前記制御部は、前記開閉部材が開状態にあることを前記センサが検知すると、前記位相検知手段が検知した前記回転位相に基づいて、前記タイミングまでに、前記第2端部が、前記所定の位置となる状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記位相検知手段は、前記回転位相の検知を、前記開閉部材が開状態にあることを前記センサが検知してから行うことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に形成したトナー像を、記録材に転写することで、記録材に画像を形成する。画像形成によって消費される現像剤の補給方式は、例えば、プロセスカートリッジ方式や、トナー補給方式が知られている。プロセスカートリッジ方式は、感光ドラムと現像容器をプロセスカートリッジとして一体化し、現像剤が切れるとプロセスカートリッジを新品に交換する方式である。一方、トナー補給方式は、トナーが切れると、プロセスカートリッジ方式のような構成部品の交換を伴わず、現像容器に新たにトナーを補給する方式である。特許文献1には、プロセスカートリッジは交換せず、トナーパックをトナーパックの一部が外部に露出するように現像容器に取り付け、トナーパックに収容されたトナーを現像容器内に一括補給するトナー補給方式の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-27631号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、特許文献1のトナー補給方式の画像形成装置の新たな一形態を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
トナー容器が装着可能な画像形成装置であって、
感光ドラムと、
前記感光ドラムにトナーを供給する現像ローラと、
前記トナー容器の一部が前記画像形成装置の外部に露出するように前記トナー容器を装着可能な装着部であって、前記トナー容器のトナーが補給されるための補給口が設けられた装着部と、
前記現像ローラが配置される現像室と、前記現像室に連通しトナーが収容される収容室であって前記補給口と連通可能な収容室開口が設けられた収容室と、を有する枠体と、
前記収容室に設けられた撹拌部材であって、回転軸線を中心に回転する回転軸と、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第1端部が前記回転軸に固定され且つ他端部であ
る第2端部が前記収容室の内壁と接触可能なシートと、を有し、回転しながら前記収容室に収容されたトナーを撹拌する撹拌部材と、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
前記画像形成装置の内部を外部に露出させる開位置と、露出させない閉位置と、を取り得る開閉部材と、
前記開閉部材の開閉状態を検知するセンサと、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
を備える画像形成装置において、
前記制御部は、前記開閉部材が前記開位置にあることを前記センサが検知すると、前記トナー容器から前記収容室にトナーを補給する際においてトナーが前記収容室開口を通過するタイミングまでに、前記シートの前記第2端部が所定の位置となる状態で回転停止す
るように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
トナー容器が装着可能な画像形成装置であって、
感光ドラムと、
前記感光ドラムにトナーを供給する現像ローラと、
前記トナー容器の一部が前記画像形成装置の外部に露出するように前記トナー容器を装着可能な装着部であって、前記トナー容器のトナーが補給されるための補給口が設けられた装着部と、
前記現像ローラが配置される現像室と、前記現像室に連通しトナーが収容される収容室であって前記補給口と連通可能な収容室開口が設けられた収容室と、を有する枠体と、
前記収容室に設けられた撹拌部材であって、回転軸線を中心に回転する回転軸と、前記回転軸線に直交する方向の一端部である第1端部が前記回転軸に固定され且つ他端部であ
る第2端部が前記収容室の内壁と接触可能なシートと、を有し、回転しながら前記収容室に収容されたトナーを撹拌する撹拌部材と、
前記トナー容器が前記補給口に装着されたか否かを検知するセンサと、
前記撹拌部材の回転を制御する制御部と、
を備える画像形成装置において、
前記制御部は、前記トナー容器が前記補給口に装着されたことを前記センサが検知すると、前記トナー容器から前記収容室にトナーを補給する際においてトナーが前記収容室開口を通過するタイミングまでに、前記シートの前記第2端部が所定の位置となる状態で回転停止するように、前記撹拌部材を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、トナーを一括補給するトナー補給方式の画像形成装置の新たな一形態を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例1の画像形成装置1の断面図および斜視図
撹拌部材34の斜視図
画像形成プロセスのフローチャート
プロセスカートリッジ20およびトナーパック40の斜視図と正面図
補給時の撹拌部材34位相とその後の撹拌によるトナー混合状態を示す図
補給時の撹拌部材34位相とその後の撹拌によるトナー混合状態を示す図
実施例1における制御ブロック図
実施例1における位相調整プロセスのフローチャート
実施例1における位相調整プロセスのシーケンス
実施例2における位相調整プロセスのフローチャート
実施例2における位相調整プロセスのシーケンス
実施例3における位相調整プロセスのフローチャート
実施例3における位相調整プロセスのシーケンス
実施例4における制御ブロック図
他の補給時の撹拌部材34位相を示す図
他の補給時の撹拌部材34位相を示す図
露光手段のレーザ光の光路を示す模式的平面図
実施例4における位相調整プロセスのフローチャート
実施例4における位相調整プロセスのシーケンス
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の実施例において、本開示における実施の形態を、例示的に説明する。ただし、以下の実施例に開示された構成、例えば、部品の機能、材質、形状、その相対配置は、特許
請求の範囲と関連する形態の一例を示すものであり、特許請求の範囲をこれら実施例に開示された構成に限定する趣旨のものではない。また、以下の実施例に開示された構成が解決する課題もしくは開示された構成から得られる作用又は効果は、特許請求の範囲を限定する趣旨のものではない。
【0009】
(実施例1)
図1(a)は、本発明の実施例1に係る画像形成装置1の構成を概略的に示す模式的断面図である。図1(b)は、本実施例に係る画像形成装置1の斜視図である。図2は、撹拌部材の構成を示す模式的斜視図である。画像形成装置1は、外部機器から入力される画像情報に基づいて記録材に画像を形成するモノクロプリンタである。
【0010】
なお、図1(a)は、画像形成装置1の通常想定される設置状態として、画像形成装置1が水平面に設置された状態を示しており、同図において紙面上の各方向ついて以下のように規定する。紙面の上下方向は鉛直方向(重力方向)であり、紙面の上方向は上方向、紙面の下方向は下方向とそれぞれ称する。紙面の左方向は後方向(装置の正面側から背面側に向かう方向)、紙面の右方向は前方向(装置の背面側から正面側に向かう方向)とそれぞれ称する。また、紙面の表方向(紙面に垂直であって紙面奥側から紙面手前側に向かう方向)は左方向、裏方向(紙面に垂直であって紙面手前側から紙面奥側に向かう方向)は右方向とそれぞれ称する。
(【0011】以降は省略されています)

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