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公開番号2025036896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-17
出願番号2023143527
出願日2023-09-05
発明の名称インストルメントパネル構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 37/00 20240101AFI20250310BHJP(車両一般)
要約【課題】グローブボックスのヒンジ部と、インストルメントパネルの裏側に配索されるハーネスとの接触を抑制できるようにする。
【解決手段】インストルメントパネル構造は、グローブボックス40が配置されるボックス用開口部の下方側に配置され、グローブボックス40が回動可能に取り付けられ、車幅方向に延びるヒンジ軸18と、グローブボックスの前部に設けられ、挿入開口部51が形成されたU字形状断面を有し、挿入開口部51にヒンジ軸16、18が挿入されるように構成されたヒンジ部50と、ヒンジ部50を上下方向及び幅方向から取り囲むように構成され、インストルメントパネル1の前部から車両前方に突出している囲壁部20と、を有し、囲壁部20の外壁面に沿ってハーネス8が配索されている。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
車両室内の前部に配置されるインストルメントパネルと、
前記インストルメントパネルに取り付けられるグローブボックスと、
を有しているインストルメントパネル構造であって、
前記インストルメントパネルに設けられ、前記グローブボックスが配置されるボックス用開口部と、
前記ボックス用開口部の下方側に配置され、前記グローブボックスが回動可能に取り付けられ、車幅方向に延びるヒンジ軸と、
前記グローブボックスの前部に設けられ、挿入開口部が形成されたU字形状断面を有し、前記挿入開口部に前記ヒンジ軸が挿入されるように構成されたヒンジ部と、
前記ヒンジ部を上下方向及び車幅方向から取り囲むように構成され、前記インストルメントパネルの前部から車両前方に突出している囲壁部と、
を有し、
前記囲壁部の外壁面に沿ってハーネスが配索されていることを特徴とする、インストルメントパネル構造。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記グローブボックスが開状態では、前記ヒンジ部は、前記挿入開口部が前側且つ斜め下方を向くように配置され、
前記グローブボックスが閉状態では、前記ヒンジ部は、前記挿入開口部が下方を向くように配置され、
前記開状態及び前記閉状態における前記ヒンジ部の前端は、前記囲壁部の前端よりも車両後方に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項3】
前記グローブボックスが開状態における前記ヒンジ部は、前記挿入開口部が前側且つ斜め下方を向くように配置され、
前記グローブボックスが開状態における前記ヒンジ部は、前記挿入開口部の上部に設けられる上側支持部と、前記挿入開口部の下部に設けられる下側支持部と、を有し、
前記グローブボックスが開状態から閉状態に回動するとき、前記上側支持部の前端は、前記ヒンジ軸の周りを下方に回動するように構成されており、
前記グローブボックスの回動中心を径方向中心とするとき、前記上側支持部の径方向外側端は、前記囲壁部の前端よりも車両後方に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項4】
前記インストルメントパネルの車両前方側に配置されるステアリングサポートメンバを有し、
前記ステアリングサポートメンバは、車幅方向に互いに間隔を空けて配置され、車両上下方向に延び、前記インストルメントパネルの前部に接続される2つのステーを有し、
2つの前記ステーの間に位置する前記インストルメントパネルには、高剛性部が設けられ、
前記高剛性部の外側に位置する前記インストルメントパネルの前部には、前記ハーネスを固定するための固定面部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項5】
前記高剛性部は、車幅方向に延びる略長方形状であって、
前記固定面部は、前記高剛性部の上端から上方に延び、且つ、車両前後方向に貫通する貫通孔を有し、
前記貫通孔には、前記ハーネスを固定するための固定具が取り付けられていることを特徴とする、請求項4に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項6】
前記固定具は、前記貫通孔に回転可能に係合する係合爪部と、前記ハーネスを支持し、前記囲壁部の上部に配置され、車幅方向に延びる支持部と、該支持部と前記係合爪部とを連結する連結部と、を有し、
車幅方向で、前記支持部の両端の間に、前記囲壁部の上部の両端が配置されていることを特徴とする、請求項5に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項7】
前記高剛性部の下方側には、足元照明用のランプが取り付け可能に構成されたランプ取付部が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載のインストルメントパネル構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インストルメントパネル構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両前部には、インストルメントパネルが配置されている。例えば特許文献1に開示されているように、インストルメントパネルの車幅方向外側部に、グローブボックスが取り付けられている構造が知られている。グローブボックスは、インストルメントパネルのうち、例えば、助手席に対向する位置に設けられた開口部に取り付けられている。グローブボックスは、上部に開口部を有しており、グローブボックスの車両前後方向における後側の面は、車両室内を臨む意匠面である。
【0003】
グローブボックスの下部に設けられたヒンジ部が、インストルメントパネルの開口部に設けられたヒンジ軸に回動可能に取り付けられている。ヒンジ部は、グローブボックスの前側の面(背面、奥側壁)の下部の左右両側に設けられており、ヒンジ部の先端部(前端部)は、二股形状を有している。二股形状の先端部の開口から、ヒンジ軸が挿入された状態で、ヒンジ部はヒンジ軸回りを回動し、これにより、グローブボックスは、開閉される。ヒンジ部を二股形状とすることにより、グローブボックスのインストルメントパネルの開口部への着脱を容易にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-143394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インストルメントパネルには、例えば、車速等を表示する表示装置や、運転者等の乗員が操作可能な車載器等が、設置されている。これらの車載機器には、ハーネスが接続されており、当該ハーネスを介して電力等が供給される。そのため、インストルメントパネルの裏側(車両前方側)には、複数のハーネスが配索されている。複数のハーネスの一部は、グローブボックスの前方側にも配索されている。
【0006】
一般に、ハーネス(ケーブル)は、クランプ等が取り付けられた状態で、インストルメントパネルの裏側(前側)に組み付けられている。そのため、ハーネスには、ある程度撓んだ状態で配索されている。
【0007】
一方、グローブボックスが開閉するとき、ヒンジ部がヒンジ軸回りを回動することにより、二股形状の先端は、例えば上下に動くことになる。この場合、グローブボックスの周囲に配索されるハーネスに、当該ヒンジ部の先端部が接触する可能性がある。接触面積等によっては、撓んだ状態で配索されるハーネスを、ヒンジ部の先端部が引っ張る可能性がある。このような場合、ハーネスが引っ張られるように、ハーネスに荷重が作用すると、車載機器とハーネスとの接続が解除される可能性がある。さらに、ハーネスのコネクタに許容を超える負荷が作用する可能性もある。そのため、上記例の構造では、ヒンジ部とハーネスとの接触を回避させようとする上で、改善の余地があった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、インストルメントパネルのグローブボックスのヒンジ部の剛性を確保しつつ、当該ヒンジ部と、インストルメントパネルの裏側に配索されるハーネスとの接触を抑制することが可能なインストルメントパネル構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係るインストルメントパネル構造は、車両室内の前部に配置されるインストルメントパネルと、前記インストルメントパネルに取り付けられるグローブボックスと、を有しているインストルメントパネル構造であって、前記インストルメントパネルに設けられ、前記グローブボックスが配置されるボックス用開口部と、前記ボックス用開口部の下方側に配置され、前記グローブボックスが回動可能に取り付けられ、車幅方向に延びるヒンジ軸と、前記グローブボックスの前部に設けられ、挿入開口部が形成されたU字形状断面を有し、前記挿入開口部に前記ヒンジ軸が挿入されるように構成されたヒンジ部と、前記ヒンジ部を上下方向及び車幅方向から取り囲むように構成され、前記インストルメントパネルの前部から車両前方に突出している囲壁部と、を有し、前記囲壁部の外壁面に沿ってハーネスが配索されている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、インストルメントパネルのグローブボックスのヒンジ部の剛性を確保しつつ、当該ヒンジ部と、インストルメントパネルの裏側に配索されるハーネスとの接触を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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