TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025042326
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-27
出願番号2023149267
出願日2023-09-14
発明の名称インストルメントパネル構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 37/00 20240101AFI20250319BHJP(車両一般)
要約【課題】インストルメントパネル構造であって、乗員の膝が当たった場合でも、エネルギーを吸収してガーニッシュの係合爪の周囲に応力が集中することを抑制することができる。
【解決手段】インストルメントパネル2、ガーニッシュ5、グローブボックス6を有するインストルメントパネル構造で、ガーニッシュ5は、縦断面形状がグローブボックス6の上端よりも後方に凸で、前後に伸びる下壁20、下端が下壁20の後端と接合し後方に凸の湾曲部21を有し、下壁20の上面22には、複数の台座部26が車幅方向において所定間隔を空けて固定され、複数の台座部26は下壁20の前後方向の中央に配置され、複数の台座部26のそれぞれに、複数の第1係合爪27のそれぞれが固定され、上面22の上方には、台座部26の後面26aと湾曲部21の前面のうち台座部26の後面26aに対向する前面対向面21aとの間に非連結領域33が設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車幅方向に伸びるインストルメントパネルと、車幅方向に伸びるガーニッシュであって、前記インストルメントパネルの後方から前記インストルメントパネルに取り付けられるガーニッシュと、前記ガーニッシュの下方に配置されるグローブボックスと、を有するインストルメントパネル構造であって、
前記ガーニッシュは、前後方向の断面である縦断面の形状が前記グローブボックスの上端よりも後方に凸となる湾曲状に形成され、前後に伸びる下壁と、下端が前記下壁の後端と接合し後方に凸となる湾曲部と、を有し、
前記インストルメントパネルには、車幅方向において所定間隔を空けて配置される複数の第1係合孔が形成され、
前記下壁の上面には、複数の台座部が車幅方向において所定間隔を空けて固定され、前記複数の台座部は、前記下壁の前後方向の中央、又は、前後方向の中央よりも前端寄りに配置され、
前記複数の台座部のそれぞれには、前記複数の第1係合孔のそれぞれに係合する複数の第1係合爪のそれぞれが固定され、
前記上面の上方には、前記台座部の後面と前記湾曲部の前面のうち前記台座部の後面に対向する面である前面対向面との間で形成される領域であって、前記台座部と前記湾曲部とが連結されない非連結領域が設けられていることを特徴とするインストルメントパネル構造。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記インストルメントパネルには、前記複数の第1係合孔よりも上方で、車幅方向において所定間隔を空けて配置される複数の第2係合孔が形成され、
前記湾曲部の上端側には、前記複数の第2係合孔のそれぞれに係合する複数の第2係合爪が車幅方向において所定間隔を空けて配置され、
前記複数の第1係合爪と前記複数の第2係合爪とは、車幅方向において、互いにずらして配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項3】
前記インストルメントパネルは、前方に凸となる有底の膨出部を有し、
前記インストルメントパネルの前方には、ステアリングを支持するステアリングサポートメンバが設けられ、
前記ステアリングサポートメンバは、後方に伸びるとともに、前記膨出部を支持するステーを有し、
前記膨出部は、前記ステーに支持され、かつ、前記複数の第1係合孔のうち互いに隣り合う所定の二つの係合孔の間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項4】
前記ステーは、前方に配置され水平方向に伸びる水平ステーと、前端が前記水平ステーの後端に接合して前端から後端に向かうに従って下方に傾斜する傾斜ステーを有し、
前記傾斜ステーが前記膨出部を支持することを特徴とする請求項3に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項5】
前記湾曲部は、前記下壁の後端から後方に向かうに従って上方に傾斜する上向壁と、
前後方向の断面である縦断面の形状が後方に凸となる湾曲状に形成され、下端が前記上向壁の後端に接合して後方に凸となる湾曲壁と、を有し、
前記湾曲壁の曲率半径は、車幅方向において助手席側の一端から運転席側の他端に向かうに従って大きくなり、
前記ガーニッシュの上下方向の中央に位置するように、前記湾曲壁の後面には車幅方向に亘って凹状の取付溝が形成され、前記取付溝の車幅方向一端部には、前方に凸となる有底の前方凸部が設けられ、
前記下壁の車幅方向一端部には、前記下壁の前記上面と前記前方凸部とに接合する立設壁が配置され、
前記立設壁に前記インストルメントパネルに係合する第3係合爪が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項6】
前記ガーニッシュを前記インストルメントパネルに固定するための一対の固定部が、前記下壁の前端から車幅方向に所定の間隔を空けて配置され、前記一対の固定部は前記下壁の前端から下方に突出して設けられ、
前記グローブボックスは、前記一対の固定部の間に配置され、
前記一対の固定部のうち、車幅方向一端側の固定部と前記立設壁は、上下方向に並ぶように配置されていることを特徴とする請求項5に記載のインストルメントパネル構造。
【請求項7】
前記下壁の上面には、上方に向かって、且つ、前記下壁の前端から後方に伸びる複数の接触リブが、車幅方向において所定間隔を置いて配置され、
前記ガーニッシュを前記インストルメントパネルに取り付けた状態で、前記インストルメントパネルの下端は前記下壁の前記上面の側で、前記複数の接触リブの上端に接触して配置されることを特徴とする請求項1に記載のインストルメントパネル構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用のインストルメントパネル構造であって、グローブボックスが設けられているインストルメントパネル構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
車幅方向に伸びるインストルメントパネルの助手席側で、インストルメントパネルの下方にグローブボックスが配置されているインストルメントパネル構造が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車幅方向に伸びるインストルメントパネルと、インストルメントパネルの下方に配置されるグローブボックスと、を有するインストルメントパネル構造であって、インストルメントパネルの助手席に臨む主面部は、前後方向の断面である縦断面形状がグローブボックスの上端よりも後方(車室内側)に凸となる湾曲状となっている、インストルメントパネル構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-13695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたインストルメントパネル構造のように、インストルメントパネルの主面部がグローブボックスの上端よりも後方に凸となる湾曲状となっていると、乗員の乗り降りや、シートの座る位置を変えようとした際に、乗員の膝がインストルメントパネルの主面部の下面領域に当たる。これにより、強い力がインストルメントパネルへ局所的にかかることになる。インストルメントパネルの支持構造は、インストルメントパネルの前方に配置される金属製のステアリングサポートメンバが有する保持ステーに、インストルメントパネルの支持部分がネジで支持される支持構造になっている。そのため、膝の当たった箇所に最も近い保持ステーにネジで支持されたインストルメントパネルの支持部分の周囲に応力が集中し、最悪の場合、インストルメントパネルの支持部分に亀裂を生じさせる可能性がある。また、インストルメントパネルの支持部分に応力の集中を生じさせないようにインストルメントパネルの剛性を高めると、乗員の膝がインストルメントパネルの主面部の下面領域に当たった際に、乗員の膝を痛めてしまう可能性がある。これは、インストルメントパネルの後方からインストルメントパネルに取り付くガーニッシュについても同じである。
【0006】
そこで、本発明は、乗員の膝が当たった場合でも、エネルギーを吸収することで乗員の膝を保護し、且つ、ガーニッシュの支持部分に応力が集中することを抑制することができるインストルメントパネル構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、車幅方向に伸びるインストルメントパネルと、車幅方向に伸びるガーニッシュであって、インストルメントパネルの後方からインストルメントパネルに取り付けられるガーニッシュと、ガーニッシュの下方に配置されるグローブボックスと、を有するインストルメントパネル構造であって、ガーニッシュは、前後方向の断面である縦断面の形状がグローブボックスの上端よりも後方に凸となる湾曲状に形成され、前後に伸びる下壁と、下端が下壁の後端と接合し後方に凸となる湾曲部と、を有し、インストルメントパネルには、車幅方向において所定間隔を空けて配置される複数の第1係合孔が形成され、下壁の上面には、複数の台座部が車幅方向において所定間隔を空けて固定され、複数の台座部は、下壁の前後方向の中央、又は、前後方向の中央よりも前端寄りに配置され、複数の台座部のそれぞれには、複数の第1係合孔のそれぞれに係合する複数の第1係合爪のそれぞれが固定され、上面の上方には、台座部の後面と湾曲部の前面のうち台座部の後面に対向する面である前面対向面との間で形成される領域であって、台座部と前記湾曲部とが非連結である非連結領域が設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、乗員の膝が当たった場合でも、エネルギーを吸収することで乗員の膝を保護し、且つ、ガーニッシュの支持部分に応力が集中することを抑制することができるインストルメントパネル構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るインストルメントパネル構造を車室内側から視た斜視図である。
本実施形態に係るガーニッシュを前方から視た斜視図である。
図1におけるA-A断面図である。
本実施形態に係るガーニッシュを前方から視た図である。
本実施形態に係るインストルメントパネル構造を前方から視た図である。
本実施形態に係るインストルメントパネル構造を前方から視た斜視図である。
本実施形態に係るガーニッシュを後方から視た斜視図である。
図7におけるB-B断面図である。
本実施形態に係るガーニッシュを前方から視た斜視図であり、ガーニッシュの助手席側である一端側を示す。
本実施形態に係るインストルメントパネル構造の助手席側である一端側を車室内側から視た正面図である。
本実施形態に係るガーニッシュの下壁を前方から視た斜視図である。
本実施形態に係るガーニッシュの下壁とロア部材の取り合いを示す縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るインストルメントパネル構造1の形態を添付図面に基づいて説明する。尚、図において、インストルメントパネル構造1が有するインストルメントパネル2のエンジンルーム側を前方側、インストルメントパネル2の車室内側を後方側とし、インストルメントパネル2のエンジンルーム側の面を前面、インストルメントパネル2の車室内側の面を後面とし、また、車室内側からインストルメントパネル2を視た場合の右側を右側とし、左側を左側として説明する。また、尚、図において、矢印Frは車両前後方向における前方を示す。矢印Lは、乗員が車両前方を見たときの左側を示す。矢印Uは車両上方を示す。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
アンチロール制御装置
14日前
日本精機株式会社
表示装置
7日前
日本精機株式会社
表示装置
27日前
日本精機株式会社
表示装置
27日前
日本精機株式会社
表示装置
27日前
日本精機株式会社
表示装置
7日前
日本精機株式会社
照明装置
26日前
日本精機株式会社
表示装置
26日前
株式会社松華
懸架装置
26日前
個人
ブレーキシステム
5日前
個人
ステージカー
26日前
個人
自走式立体型洗車場
22日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
4日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
27日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
26日前
マツダ株式会社
車両
1か月前
株式会社ユーシン
照明装置
7日前
マツダ株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
27日前
井関農機株式会社
作業車両
12日前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
6日前
個人
農業機械への架線給電システム
18日前
コイト電工株式会社
座席装置
26日前
スズキ株式会社
車両制御装置
1日前
極東開発工業株式会社
荷役車両
5日前
エムケー精工株式会社
固定式洗車装置
14日前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
7日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
株式会社SUBARU
車載装置
21日前
個人
Aピラー死角エリヤ確認用ミラー
1か月前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
1か月前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
1か月前
豊田合成株式会社
エアバッグ装置
22日前
豊田合成株式会社
ガラスラン
7日前
続きを見る