TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025042908
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-28
出願番号2023150104
出願日2023-09-15
発明の名称ハイブリッド車両のモータ冷却装置
出願人スズキ株式会社
代理人弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類B60W 20/15 20160101AFI20250321BHJP(車両一般)
要約【課題】駆動用モータを冷却するオイルの流量を適切に制御することができるハイブリッド車両のモータ冷却装置を提供すること。
【解決手段】ハイブリッド車両が低速判定速度Vth以下で走行している場合には(S3、YES)、第1オイルポンプ及び第2オイルポンプによってMG2にオイルを供給し(S5)、ハイブリッド車両が低速判定速度Vthを超えて走行している場合には(S3、NO)、第2オイルポンプのみによってMG2にオイルを供給するように制御する(S6)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンに連動し、前記エンジンの駆動力により発電する発電用モータと、
駆動輪に連動し、前記駆動輪に走行用の駆動力を発生可能な駆動用モータと、
前記発電用モータの回転軸に連動し、前記発電用モータ及び前記駆動用モータにオイルを供給する第1オイルポンプと、
前記駆動用モータの回転軸に連動し、前記駆動用モータにオイルを供給する第2オイルポンプと、を備えたハイブリッド車両のモータ冷却装置であって、
前記ハイブリッド車両が所定の低速判定速度以下で走行している場合には、前記第2オイルポンプによって前記駆動用モータにオイルを供給するとともに前記発電用モータを駆動して前記第1オイルポンプによって前記駆動用モータにオイルを供給し、
前記ハイブリッド車両が前記低速判定速度を超えて走行している場合には、前記発電用モータを停止して前記第2オイルポンプのみによって前記駆動用モータにオイルを供給するように制御する制御部を備えることを特徴とするハイブリッド車両のモータ冷却装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記ハイブリッド車両が前記低速判定速度以下で走行している状態では、前記駆動用モータの温度が閾値以上である場合に、前記発電用モータを駆動して前記第1オイルポンプによって前記駆動用モータにオイルを供給することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両のモータ冷却装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記発電用モータを駆動して前記第1オイルポンプによって前記駆動用モータにオイルを供給する場合には、前記エンジンの動作点が燃費最適動作ラインを沿うように前記エンジンを駆動して前記発電用モータに発電させることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両のモータ冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両のモータ冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車輪に接続されて車両の走行時に駆動される第1オイルポンプと、エンジンに接続されてエンジンの運転時に駆動される第2オイルポンプと、第1オイルポンプが吐出するオイルを電動モータに導く第1潤滑・冷却油路と、第2オイルポンプが吐出するオイルを電動モータ及びジェネレータに導く第2潤滑・冷却油路と、を備え、第1オイルポンプによる潤滑・冷却が不能な場合、エンジンを始動し、第2オイルポンプから吐出されるオイルで電動モータを冷却する技術が特許文献1に提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-106599号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述したような従来の技術は、第2オイルポンプから吐出されるオイルで電動モータ(以下、「駆動用モータ」ともいう)を冷却することができるものの、駆動用モータを冷却するオイルの流量を適切に制御できていないといった課題があった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、駆動用モータを冷却するオイルの流量を適切に制御することができるハイブリッド車両のモータ冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置は、エンジンと、前記エンジンに連動し、前記エンジンの駆動力により発電する発電用モータと、駆動輪に連動し、前記駆動輪に走行用の駆動力を発生可能な駆動用モータと、前記発電用モータの回転軸に連動し、前記発電用モータ及び前記駆動用モータにオイルを供給する第1オイルポンプと、前記駆動用モータの回転軸に連動し、前記駆動用モータにオイルを供給する第2オイルポンプと、を備えたハイブリッド車両のモータ冷却装置であって、前記ハイブリッド車両が所定の低速判定速度以下で走行している場合には、前記第2オイルポンプによって前記駆動用モータにオイルを供給するとともに前記発電用モータを駆動して前記第1オイルポンプによって前記駆動用モータにオイルを供給し、前記ハイブリッド車両が前記低速判定速度を超えて走行している場合には、前記発電用モータを停止して前記第2オイルポンプのみによって前記駆動用モータにオイルを供給するように制御する制御部を備える構成を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、駆動用モータを冷却するオイルの流量を適切に制御することができるハイブリッド車両のモータ冷却装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施例に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置を搭載した車両の概略構成図である。
図2は、本発明の実施例に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置を搭載した車両のオイル循環回路の概略構成図である。
図3は、本発明の実施例に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置のモータ冷却動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置は、エンジンと、エンジンに連動し、エンジンの駆動力により発電する発電用モータと、駆動輪に連動し、駆動輪に走行用の駆動力を発生可能な駆動用モータと、発電用モータの回転軸に連動し、発電用モータ及び駆動用モータにオイルを供給する第1オイルポンプと、駆動用モータの回転軸に連動し、駆動用モータにオイルを供給する第2オイルポンプと、を備えたハイブリッド車両のモータ冷却装置であって、ハイブリッド車両が所定の低速判定速度以下で走行している場合には、第2オイルポンプによって駆動用モータにオイルを供給するとともに発電用モータを駆動して第1オイルポンプによって駆動用モータにオイルを供給し、ハイブリッド車両が低速判定速度を超えて走行している場合には、発電用モータを停止して第2オイルポンプのみによって駆動用モータにオイルを供給するように制御する制御部を備えることを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置は、駆動用モータを冷却するオイルの流量を適切に制御することができる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の実施例に係るハイブリッド車両のモータ冷却装置を搭載した車両について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

スズキ株式会社
車両構造
10日前
スズキ株式会社
車両制御装置
今日
スズキ株式会社
車両用表示制御装置
4日前
スズキ株式会社
排気ポートの排水構造
4日前
スズキ株式会社
車両の燃料学習制御装置
今日
スズキ株式会社
電動車両のセンサ取付構造
4日前
スズキ株式会社
電動車両のセンサ取付構造
4日前
スズキ株式会社
電動車両の座席取付け構造
4日前
スズキ株式会社
車両用変速機のブリーザ構造
4日前
スズキ株式会社
排気ガス浄化部材の詰まり診断制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
車載用電池パック
今日
住友電装株式会社
プロテクタおよびプロテクタ付配線部材
5日前
個人
飛行自動車
1か月前
個人
授乳用車両
2か月前
個人
眼科手術車
2か月前
個人
アンチロール制御装置
13日前
日本精機株式会社
照明装置
25日前
日本精機株式会社
表示装置
3か月前
日本精機株式会社
表示装置
26日前
日本精機株式会社
表示装置
26日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
6日前
日本精機株式会社
表示装置
25日前
日本精機株式会社
表示装置
26日前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
6日前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
個人
台車用車輪止め具
2か月前
株式会社松華
懸架装置
25日前
個人
ブレーキシステム
4日前
個人
キャンピングトレーラー
3か月前
個人
謝意シグナル装着車
3か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
3日前
日本精機株式会社
車載表示装置
3か月前
個人
ステージカー
25日前
個人
自走式立体型洗車場
21日前
続きを見る