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公開番号
2025036211
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2024139643
出願日
2024-08-21
発明の名称
フルオロポリエーテル基含有チオール化合物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08G
65/334 20060101AFI20250306BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本開示は、安定性に優れたフルオロポリエーテル基含有チオール化合物を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物は、エステル構造を含まず、第2級又は第3級チオール基から選択されるチオール基を2個以上含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エステル構造を含まず、第2級又は第3級チオール基から選択されるチオール基を2個以上含む、フルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
フッ素含有率が30質量%以上である、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項3】
前記チオール基を、2~6個含む、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項4】
前記チオール基は、第2級チオール基である、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項5】
前記チオール基は、前記フルオロポリエーテル基の両端側に存在する、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項6】
直鎖又は分枝のアルキレン基、シクロアルキレン基、フェニレン基、アルキルアミノ基、エーテル結合、チオエーテル結合、カルボニル結合およびアミド結合より選択される基を有する、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項7】
下記式(1)又は(2):
TIFF
2025036211000041.tif
22
101
[式中:
R
F1
は、それぞれ独立して、Rf
1
-R
F
-O
q
-であり、
R
F2
は、-Rf
2
p
-R
F
-O
q
-であり、
Rf
1
は、それぞれ独立して、1個又はそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-16
アルキル基であり、
Rf
2
は、1個又はそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-6
アルキレン基であり、
R
F
は、それぞれ独立して、2価のフルオロポリエーテル基であり、
pは、0又は1であり、
qは、それぞれ独立して、0又は1であり、
X
A
は、それぞれ独立して、単結合又は2~10価の有機基であり、
R
S
は、それぞれ独立して、-(CR
4
(SH)-R
5
)
n
-CR
1
R
2
-SHで表される基を含む1価の基であり、
R
1
は、炭化水素基であり、
R
2
は、水素原子又は炭化水素基であり、
R
4
は、水素原子又は炭化水素基であり、
R
5
は、2価の炭化水素基であり、
式(1)及び(2)中、第2級又は第3級チオール基は、少なくとも2個存在し、
α1は、1~9の整数であり、
α2は、1~9の整数であり、
βは、それぞれ独立して、1~9の整数であり、
nは、0~9の整数であり、
式(1)及び(2)は、エステル構造を含まない。]
で表される、請求項1に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項8】
Rf
1
は、それぞれ独立して、C
1-16
パーフルオロアルキル基であり、
Rf
2
は、それぞれ独立して、C
1-6
パーフルオロアルキレン基である、
請求項7に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項9】
R
F
は、それぞれ独立して、式:
-(OC
6
F
12
)
a
-(OC
5
F
10
)
b
-(OC
4
F
8
)
c
-(OC
3
R
Fa
6
)
d
-(OC
2
F
4
)
e
-(OCF
2
)
f
-
[式中、R
Fa
は、それぞれ独立して、水素原子、フッ素原子又は塩素原子であり、
a、b、c、d、e及びfは、それぞれ独立して、0~200の整数であって、a、b、c、d、e及びfの和は1以上であり、a、b、c、d、e又はfを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり、ただし、すべてのR
Fa
が水素原子又は塩素原子である場合、a、b、c、e及びfの少なくとも1つは、1以上である。]
で表される基である、請求項7に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
【請求項10】
R
Fa
は、フッ素原子である、請求項9に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、フルオロポリエーテル基含有チオール化合物に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
フルオロポリエーテル基含有チオール化合物として、例えば、フルオロポリエーテル基と第1級チオール基を有する化合物が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-291206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、安定性に優れたフルオロポリエーテル基含有チオール化合物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の態様を含む。
[1]
エステル構造を含まず、第2級又は第3級チオール基から選択されるチオール基を2個以上含む、フルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
[2]
フッ素含有率が30質量%以上である、[1]に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
[3]
前記チオール基を、2~6個含む、[1]又は[2]に記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
[4]
前記チオール基は、第2級チオール基である、[1]~[3]のいずれか1つに記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
[5]
前記チオール基は、前記フルオロポリエーテル基の両端側に存在する、[1]~[4]のいずれか1つに記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
[6]
直鎖又は分枝のアルキレン基、シクロアルキレン基、フェニレン基、アルキルアミノ基、エーテル結合、チオエーテル結合、カルボニル結合およびアミド結合より選択される基を有する、[1]~[5]のいずれか1つに記載のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物。
[7]
下記式(1)又は(2):
TIFF
2025036211000001.tif
22
101
[式中:
R
F1
は、それぞれ独立して、R
f1
-R
F
-O
q
-であり、
R
F2
は、-R
f2
p
-R
F
-O
q
-であり、
R
f1
は、それぞれ独立して、1個又はそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-16
アルキル基であり、
R
f2
は、1個又はそれ以上のフッ素原子により置換されていてもよいC
1-6
アルキレン基であり、
R
F
は、それぞれ独立して、2価のフルオロポリエーテル基であり、
pは、0又は1であり、
qは、それぞれ独立して、0又は1であり、
X
A
は、それぞれ独立して、単結合又は2~10価の有機基であり、
R
S
は、それぞれ独立して、-(CR
4
(SH)-R
5
)
n
-CR
1
R
2
-SHで表される基を含む1価の基であり、
R
1
は、炭化水素基であり、
R
2
は、水素原子又は炭化水素基であり、
【発明の効果】
【0006】
本開示のフルオロポリエーテル基含有チオール化合物は、安定性に優れている。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本明細書において用いられる場合、「1価の有機基」とは、炭素を含有する1価の基を意味する。1価の有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖中に、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ等を有している基を意味する。尚、単に「有機基」と示す場合、1価の有機基を意味する。また、「2価の有機基」とは、炭素を含有する2価の基を意味する。かかる2価の有機基としては、特に限定されないが、有機基からさらに1個の水素原子を脱離させた2価の基が挙げられる。同様に、「2~10価の有機基」とは、炭素を含有する2~10価の基を意味し、かかる2~10価の有機基としては、特に限定されないが、有機基からさらに1~9個の水素原子を脱離させた2~10価の基が挙げられる。
【0008】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から1個の水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分枝鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」の置換基としては、特に限定されないが、例えば、ハロゲン原子、1個又はそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C
1-6
アルキル基、C
2-6
アルケニル基、C
2-6
アルキニル基、C
3-10
シクロアルキル基、C
3-10
不飽和シクロアルキル基、5~10員のヘテロシクリル基、5~10員の不飽和ヘテロシクリル基、C
6-10
アリール基及び5~10員のヘテロアリール基から選択される1個又はそれ以上の基が挙げられる。
【0010】
本明細書において用いられる場合、「加水分解性基」とは、加水分解反応を受け得る基を意味し、すなわち、加水分解反応により、化合物の主骨格から脱離し得る基を意味する。加水分解性基の例としては、-OR
j
、-OCOR
j
、-O-N=CR
j
2
、-NR
j
2
、-NHR
j
、-NCO、ハロゲン(これら式中、R
j
は、置換又は非置換のC
1-4
アルキル基を示す)などが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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