TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025035888
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143212
出願日
2023-09-04
発明の名称
保温装置
出願人
ニチアス株式会社
代理人
弁理士法人平和国際特許事務所
主分類
F16L
59/147 20060101AFI20250307BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】断熱対象物からの熱伝導、特に、エンドクロージャー部における熱伝導をより低減する。
【解決手段】断熱対象物の外周面を取り囲む分割構造とされた保温装置1であって、保温装置1を構成する分割体10は、断熱対象物の外周面に沿って湾曲するように成形されたインナーケース11部及びアウタープレート部12と、周方向側の端面に配設されたサイドクロージャー部13と、長手方向側の端面に配設されたエンドクロージャー部14とを含むケーシングを備え、エンドクロージャー部14は、インナープレート部11とアウタープレート部12のそれぞれの湾曲した端縁に対応させて、内側端縁と外側端縁とが円弧状に形成されるとともに、厚み方向に貫通する複数の貫通穴30が設けられた平板状の部材からなり、エンドクロージャー部14の両側端縁側を除く内側端縁と外側端縁との間で、貫通穴30が設けられていない非貫通部が直線状に連続しない。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
断熱対象物の外周面を取り囲むように、複数の分割体が組み合わされて配設される分割構造とされた保温装置であって、
前記分割体は、断熱対象物の外周面に沿って湾曲するように成形されたインナープレート部及びアウタープレート部と、周方向側の端面に配設されたサイドクロージャー部と、長手方向側の端面に配設されたエンドクロージャー部とを含むケーシングを備え、
前記エンドクロージャー部は、前記インナープレート部と前記アウタープレート部のそれぞれの湾曲した端縁に対応させて、内側端縁と外側端縁とが円弧状に形成されるとともに、厚み方向に貫通する複数の貫通穴が設けられた平板状の部材からなり、前記エンドクロージャー部の両側端縁側を除く前記内側端縁と前記外側端縁との間で、前記貫通穴が設けられていない非貫通部が直線状に連続しないことを特徴とする保温装置。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記貫通穴は、長円状又は矩形状の長穴形状となるように設けられている請求項1に記載の保温装置。
【請求項3】
前記貫通穴は、前記内側端縁又は前記外側端縁に沿った円弧状の辺を有する請求項2に記載の保温装置。
【請求項4】
複数の前記貫通穴が互いの延長線上に並んだ複数の列が、前記内側端縁又は前記外側端縁と同心状に配列された請求項3に記載の保温装置。
【請求項5】
前記エンドクロージャー部の内側に、前記エンドクロージャー部よりも軽量な仕切り部が積層されている請求項1~4のいずれか一項に記載の保温装置。
【請求項6】
前記ケーシングの少なくとも一部は非金属製である請求項1~4のいずれか一項に記載の保温装置。
【請求項7】
前記エンドクロージャー部は非金属製である請求項1~4のいずれか一項に記載の保温装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、保温装置、特に、配管等の断熱対象物の外周面を取り囲むように、複数の分割体が組み合わされて配設される分割構造とされた保温装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、原子力発電設備や実験用原子炉その他の各種原子力関連設備における配管等の断熱対象物の外周面に沿わせて配設可能な金属被覆断熱装置を開示する。特許文献1が開示する金属被覆断熱装置は、保温装置、特に金属反射型保温装置とも称されるものであり(特許文献2参照)、金属製のケーシング内に、複数枚の金属薄板が積層して配設されている。これによって、ケーシング内の空気の対流などによる熱伝導を小さくするとともに、金属薄板により輻射伝熱を抑制することによって、断熱性能が発揮されるように構成されている。
【0003】
また、かかる保温装置は、配管等の外周面を取り囲むように、複数の分割体が組み合わされて配設される分割構造とされているが、配管等に対して周方向側の端面と長手方向側の端面とには、ケーシングの一部として、それぞれサイドクロージャー部、エンドクロージャー部が配設されている。そして、特許文献1にあっては、サイドクロージャー部(第1端面部)とエンドクロージャー部(第2端面部)とに多数の丸穴を設けるなどして、配管等の断熱対象物からの熱伝導が低減されるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5948377号公報
特開平9―250684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、上記背景技術に鑑みて、断熱対象物からの熱伝導、特に、エンドクロージャー部における熱伝導をより低減するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る保温装置は、断熱対象物の外周面を取り囲むように、複数の分割体が組み合わされて配設される分割構造とされた保温装置であって、前記分割体は、断熱対象物の外周面に沿って湾曲するように成形されたインナープレート部及びアウタープレート部と、周方向側の端面に配設されたサイドクロージャー部と、長手方向側の端面に配設されたエンドクロージャー部とを含むケーシングを備え、前記エンドクロージャー部は、前記インナープレート部と前記アウタープレート部のそれぞれの湾曲した端縁に対応させて、内側端縁と外側端縁とが円弧状に形成されるとともに、厚み方向に貫通する複数の貫通穴が設けられた平板状の部材からなり、前記エンドクロージャー部の両側端縁側を除く前記内側端縁と前記外側端縁との間で、前記貫通穴が設けられていない非貫通部が直線状に連続しない構成としてある。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、断熱対象物からの熱伝導、特に、エンドクロージャー部における熱伝導をより低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第一実施形態に係る保温装置の概略を示す正面図である。
本発明の第一実施形態に係る保温装置の概略を示す背面図である。
本発明の第一実施形態に係る保温装置の概略を示す左側面図である。
本発明の第一実施形態に係る保温装置の概略を示す右側面図である。
本発明の第一実施形態に係る保温装置の概略を示す平面図である。
本発明の第一実施形態に係る保温装置の概略を示す斜視図である。
本発明の第一実施形態に係る保温装置において、エンドクロージャー部を取り外した状態を示す斜視図である。
図7のA-A線拡大断面図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置の概略を示す正面図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置の概略を示す背面図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置の概略を示す左側面図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置の概略を示す右側面図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置の概略を示す平面図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置の概略を示す斜視図である。
本発明の第二実施形態に係る保温装置において、エンドクロージャー部を取り外した状態を示す斜視図である。
図15のB-B線拡大断面図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置の概略を示す正面図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置の概略を示す背面図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置の概略を示す左側面図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置の概略を示す右側面図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置の概略を示す平面図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置の概略を示す斜視図である。
本発明の第三実施形態に係る保温装置において、エンドクロージャー部を取り外した状態を示す斜視図である。
図23のC-C線拡大断面図である。
図5の要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0010】
本実施形態に係る保温装置1は、例えば、原子力発電設備や実験用原子炉その他の各種原子力関連設備における配管等の断熱対象物の外周面を取り囲むように、複数の分割体10が組み合わされて配設される分割構造とされている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
流路体
2か月前
個人
クラッチ装置
2か月前
個人
トーションバー
6日前
個人
回転式配管用支持具
1か月前
個人
ボルトナットセット
20日前
個人
固着具と成形品部材
2か月前
株式会社オンダ製作所
継手
2か月前
株式会社アイシン
駆動装置
2か月前
株式会社三協丸筒
枠体
13日前
個人
ベルトテンショナ
1か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
株式会社ミクニ
弁装置
2か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
28日前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
2日前
株式会社不二工機
電動弁
2か月前
個人
角型菅の連結構造及び工法
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝装置
2か月前
株式会社ナジコ
自在継手
2か月前
協和工業株式会社
空気弁
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
1か月前
株式会社不二工機
逆止弁
2か月前
日東精工株式会社
樹脂被覆ねじ
28日前
株式会社不二工機
電動弁
9日前
矢崎化工株式会社
連結具
3か月前
井関農機株式会社
作業車両
3か月前
株式会社PILLAR
継手
3か月前
株式会社テイエルブイ
自動弁装置
3か月前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
1か月前
日東精工株式会社
座金組込みねじ
28日前
AWJ株式会社
配管支持具
28日前
株式会社能重製作所
固定具
2か月前
株式会社テイエルブイ
圧力調整装置
1日前
個人
ロープセット及びロープ
2日前
因幡電機産業株式会社
取付具
4か月前
続きを見る
他の特許を見る