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公開番号
2025035325
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023142302
出願日
2023-09-01
発明の名称
免震建物における地中熱利用システム
出願人
株式会社竹中工務店
代理人
個人
主分類
F24F
5/00 20060101AFI20250306BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】免震ピットにおける外気導入経路を外気が流れる過程において、地中熱が蓄熱された下部躯体と熱交換する外気の量を多くして地中熱の採熱効率を高める。
【解決手段】上部躯体3と下部躯体1との間の免震ピット4に外気OAを取り入れる外気取入部5と、外気取入部5から取り入れた外気OAを下部躯体1と熱交換させる状態で免震ピット4を流通させる外気導入経路6と、外気導入経路6を流通した外気OAを上部躯体3側に供給する外気供給部7とが備えられている免震建物における地中熱利用システムであって、外気導入経路6には、免震ピット4の上下方向において、上部域4Aを遮り且つ下部域4Bを開放して、外気OAの流れを下部域4Bに誘導案内するピット内下部域案内手段9が備えられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地盤に接する下部躯体に免震支承を介して上部躯体が支持されている免震建物において、
上部躯体と下部躯体との間の免震ピットに外気を取り入れる外気取入部と、
前記外気取入部から取り入れた外気を下部躯体と熱交換させる状態で免震ピットを流通させる外気導入経路と、
前記外気導入経路を流通した外気を上部躯体側に供給する外気供給部とが備えられている免震建物における地中熱利用システムであって、
前記外気導入経路には、免震ピットの上下方向において、上部域を遮り且つ下部域を開放して、外気の流れを下部域に誘導案内するピット内下部域案内手段が備えられている免震建物における地中熱利用システム。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記ピット内下部域案内手段が、下部躯体との間に前記下部域に相当する隙間を空ける状態で上部躯体から垂れ下がる垂れ幕にて構成されている請求項1記載の免震建物における地中熱利用システム。
【請求項3】
免震ピットにおいて外気の流れる方向を規制することで前記外気導入経路を前記外気取入部から前記外気供給部に至る直線流路に対して迂回させる迂回手段が備えられ、
前記迂回手段が、上部躯体と下部躯体とに亘る状態で上部躯体から垂れ下がる垂れ幕にて構成されている請求項1記載の免震建物における地中熱利用システム。
【請求項4】
免震ピットの外周部において下部躯体との間に前記外気取入部を形成する隙間を空ける状態で上部躯体から垂れ下がる垂れ幕が備えられている請求項1記載の免震建物における地中熱利用システム。
【請求項5】
前記垂れ幕の上縁部が、上部躯体の下面から突出する免震上部基礎の側面部に取り付けられている請求項1~3のいずれか1項に記載の免震建物における地中熱利用システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、地中熱利用システムに関し、特に、地盤に接する下部躯体に免震支承を介して上部躯体が支持されている免震建物における地中熱利用システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建物の地下ピット等に外気導入経路を形成し、その外気導入経路を外気が流れる過程において年間を通じて温度変化の少ない地中熱で外気を冷却又は昇温してから建物側に供給することで、建物における外気負荷を低減する地中熱利用システムが知られている。
そして、地盤に接する下部躯体に免震支承を介して上部躯体が支持されている免震建物においては、上部躯体と下部躯体との間の免震ピットに外気導入経路が形成されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6434342号公報
特開2003-56885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、免震建物の免震ピットは、積層ゴム支承などの免震支承が設置されるとともに、その免震支承の直上部や直下部には、頑丈な免震上部基礎や免震下部基礎なども構築されることから、ピット高さが大きくなりがちである。そのため、外気導入経路を外気が流れる過程において、地中熱が蓄熱された下部躯体と熱交換する外気の量が相対的に少なくなり、地中熱の採熱効率が低いという問題がある。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、免震ピットにおける外気導入経路を外気が流れる過程において、地中熱が蓄熱された下部躯体と熱交換する外気の量を多くして地中熱の採熱効率を高めることのできる免震建物における地中熱利用システムを提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1特徴構成は、地盤に接する下部躯体に免震支承を介して上部躯体が支持されている免震建物において、
上部躯体と下部躯体との間の免震ピットに外気を取り入れる外気取入部と、
前記外気取入部から取り入れた外気を下部躯体と熱交換させる状態で免震ピットを流通させる外気導入経路と、
前記外気導入経路を流通した外気を上部躯体側に供給する外気供給部とが備えられている免震建物における地中熱利用システムであって、
前記外気導入経路には、免震ピットの上下方向において、上部域を遮り且つ下部域を開放して、外気の流れを下部域に誘導案内するピット内下部域案内手段が備えられている点にある。
【0007】
本構成によれば、上部躯体の底部から下方に突出して上部域を遮るピット内下部域案内手段によって外気導入経路における外気の流れが下部域に誘導案内されるので、その分、地中熱が蓄熱された下部躯体と熱交換する外気の量を多くすることができ、地中熱の採熱効率を高めることができる。
【0008】
本発明の第2特徴構成は、前記ピット内下部域案内手段が、下部躯体との間に前記下部域に相当する隙間を空ける状態で上部躯体から垂れ下がる垂れ幕にて構成されている点にある。
【0009】
本構成によれば、ピット内下部域案内手段が垂れ幕にて構成されているので、免震支承による免震作用で上部躯体と下部躯体とが相対的に水平移動するのを阻害することがなく、しかも、その免震作用により上部躯体と下部躯体とが相対的に水平移動した場合でも垂れ幕が損傷し難いので、免震建物に適したピット内下部域誘導手段とすることができる。
【0010】
本発明の第3特徴構成は、免震ピットにおいて外気の流れる方向を規制することで前記外気導入経路を前記外気取入部から前記外気供給部に至る直線流路に対して迂回させる迂回手段が備えられ、
前記迂回手段が、上部躯体と下部躯体とに亘る状態で上部躯体から垂れ下がる垂れ幕にて構成されている点にある。
(【0011】以降は省略されています)
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