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公開番号2025034975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141688
出願日2023-08-31
発明の名称駆動装置
出願人TPR株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B62M 1/10 20100101AFI20250306BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】人力を動力とする乗物に適用される駆動装置において、任意のタイミングでエネルギーの蓄積や解放を行うことができる技術を提供する。
【解決手段】駆動装置は、第1方向への回転と第1方向とは逆方向の第2方向への回転とのうち第1方向への回転のみが従動軸に伝達されるように設けられる、駆動軸と、駆動軸が第2方向に回転することで、駆動軸を第1方向へ回転させるためのエネルギーを蓄積する、蓄力部と、駆動軸を第2方向へ回転させるために操作される操作部と、駆動軸に取り付けられたローター部と、ローター部に対する駆動軸の第2方向への回転を許容し且つローター部に対する駆動軸の第1方向への回転を規制する、クラッチ部と、ローター部の第1方向への回転の抑制と抑制の解除とを切り替え可能な、回転抑制部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人力を動力とする乗物に適用される駆動装置であって、
第1方向への回転と前記第1方向とは逆方向の第2方向への回転とのうち前記第1方向への回転のみが従動軸に伝達されるように設けられる、駆動軸と、
前記駆動軸が前記第2方向に回転することで、前記駆動軸を前記第1方向へ回転させるためのエネルギーを蓄積する、蓄力部と、
前記駆動軸を前記第2方向へ回転させるために操作される操作部と、
前記駆動軸に取り付けられたローター部と、
前記ローター部に対する前記駆動軸の前記第2方向への回転を許容し且つ前記ローター部に対する前記駆動軸の前記第1方向への回転を規制する、クラッチ部と、
前記ローター部の前記第1方向への回転の抑制と前記抑制の解除とを切り替え可能な、回転抑制部と、を備える、
駆動装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記蓄力部は、前記駆動軸の前記第2方向への回転により巻き上げられることで前記エネルギーを蓄積する、ゼンマイばねを有する、
請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記ローター部は、前記駆動軸の径方向外側へ張り出した円盤状のプレート部を有し、
前記回転抑制部は、前記プレート部を駆動軸の軸方向から挟持することで前記ローター部の前記第1方向への回転を抑制する、
請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記駆動軸に取り付けられ、前記駆動軸の動力を前記従動軸に伝達するためのプーリーを更に備える、
請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記駆動軸に取り付けられ、前記駆動軸の動力を前記従動軸に伝達するための歯車機構を更に備える、
請求項1又は2に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記操作部は、
前記第1方向への回転と前記第2方向への回転とのうち前記第2方向への回転のみが前記駆動軸に伝達するように前記駆動軸に取り付けられた、ピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤに噛み合う係合歯が上下に配列され、踏み込み操作により下降することで前記ピニオンギヤを前記第2方向へ回転させる、ラックギヤと、
前記踏み込み操作により下降した前記ラックギヤを上方へ付勢することで元の位置に復帰させる、付勢部と、を有する、
請求項1又は2に記載の駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、機械を作動させるための動力源として、ゼンマイ式の駆動装置が知られている。ゼンマイ式の駆動装置は、内蔵されたゼンマイばねを巻き上げることでエネルギー(付勢力)を蓄積し、ゼンマイばねのエネルギーを解放することで回転トルクを生み出すように、構成されている。これに関連して、例えば、特許文献1には、自転車に搭載され、ブレーキ時にエネルギーを蓄積するゼンマイ式の駆動装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-229595号公報
特開2020-029893号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ゼンマイばねは蓄積できるエネルギー量が少ないため、機械を継続的に作動させるためには、巻き上げ作業を頻繁に行ってエネルギーを蓄積する必要があるが、従来のゼンマイ式の駆動装置は、エネルギーを蓄積することができるのはブレーキ時であり、走行中にエネルギーを蓄積できるものではなかった。
【0005】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、人力を動力とする乗物に適用される駆動装置において、任意のタイミングでエネルギーの蓄積や解放を行うことができる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る駆動装置は、
第1方向への回転と前記第1方向とは逆方向の第2方向への回転とのうち前記第1方向への回転のみが従動軸に伝達されるように設けられる、駆動軸と、
前記駆動軸が前記第2方向に回転することで、前記駆動軸を前記第1方向へ回転させるためのエネルギーを蓄積する、蓄力部と、
前記駆動軸を前記第2方向へ回転させるために操作される操作部と、
前記駆動軸に取り付けられたローター部と、
前記ローター部に対する前記駆動軸の前記第2方向への回転を許容し且つ前記ローター部に対する前記駆動軸の前記第1方向への回転を規制する、クラッチ部と、
前記ローター部の前記第1方向への回転の抑制と前記抑制の解除とを切り替え可能な、回転抑制部と、を備える。
【0007】
本発明において、
前記蓄力部は、前記駆動軸の前記第2方向への回転により巻き上げられることで前記エネルギーを蓄積する、ゼンマイばねを有してもよい。
【0008】
本発明において、
前記ローター部は、前記駆動軸の径方向外側へ張り出した円盤状のプレート部を有し、
前記回転抑制部は、前記プレート部を駆動軸の軸方向から挟持することで前記ローター部の前記第1方向への回転を抑制してもよい。
【0009】
本発明に係る駆動装置は、
前記駆動軸に取り付けられ、前記駆動軸の動力を前記従動軸に伝達するためのプーリーを更に備えてもよい。
【0010】
本発明に係る駆動装置は、
前記駆動軸に取り付けられ、前記駆動軸の動力を前記従動軸に伝達するための歯車機構を更に備えてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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