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公開番号
2025034783
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141398
出願日
2023-08-31
発明の名称
積載ラック
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04G
21/16 20060101AFI20250306BHJP(建築物)
要約
【課題】建築用部材を運搬、保管する際に用いられ、従来よりも容易に組み立てることが可能な積載ラックを提供する。
【解決手段】積載ラック1は、少なくとも四隅に配置される複数の柱部材40と、複数の柱部材を連結し、建築用部材2を載置する受け部材60と、複数の柱部材の上端部に取り付けられ、積載ラックの屋根を構成する屋根部材90と、を備えている。屋根部材90は、積載ラック1の幅方向に延びて、複数の柱部材40を連結する複数の小屋部材91と、小屋部材の延出方向とは交差する方向に延びて、複数の小屋部材を連結する棟部材96と、を有している。小屋部材91は、柱部材40の上端部に形成された係合穴部に対して上下に着脱可能に係合する柱係合凸部を有している。棟部材96は、小屋部材91に形成された係合穴部に対して着脱可能に係合する小屋係合凸部を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建築用部材を積載した状態で運搬し、保管するための積載ラックであって、
前記積載ラックの少なくとも四隅に配置され、上下方向に延びている複数の柱部材と、
前記複数の柱部材を連結し、前記建築用部材を載置するための受け部材と、
前記複数の柱部材の上端部に取り付けられ、前記複数の柱部材から上方に突出して前記積載ラックの屋根を構成する屋根部材と、を備え、
前記屋根部材は、
前記積載ラックの長さ方向及び幅方向のうち一方の方向に間隔を空けて配置され、前記積載ラックの長さ方向及び幅方向のうち他方の方向に延びて、前記複数の柱部材を連結する複数の小屋部材と、
前記小屋部材の延出方向とは交差する方向に延びて、前記複数の小屋部材を連結する棟部材と、を有し、
前記小屋部材は、前記柱部材の上端部に形成された被係合部に対して上下方向に着脱可能に係合する柱係合部を有し、
前記棟部材は、前記小屋部材に形成された被係合部に対して着脱可能に取り付ける小屋係合部を有していることを特徴とする積載ラック。
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【請求項2】
前記受け部材、前記小屋部材は、前記積載ラックの長さ方向に間隔を空けて配置され、前記積載ラックの幅方向に延びており、
前記小屋部材の柱係合部、及び前記柱部材の被係合部の一方が係合凸部であって、前記柱係合部及び前記被係合部の他方が前記係合凸部に係合する係合穴部であって、
前記棟部材の小屋係合部、及び前記小屋部材の被係合部の一方が係合凸部であって、前記小屋係合部及び前記被係合部の他方が前記係合凸部に係合する係合穴部であることを特徴とする請求項1に記載の積載ラック。
【請求項3】
前記小屋部材は、長尺に延びている小屋本体と、前記小屋本体の延出方向の両端部に形成され、前記小屋本体から下方に延びている前記柱係合部と、を有し、
前記小屋本体の延出端部と前記柱係合部との間の部分には段差部が形成され、
前記小屋部材は、前記段差部が前記柱部材の上面に当接し、前記柱係合部が前記柱部材の上面に形成された前記被係合部に差し込まれることで、前記柱部材に取り付けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の積載ラック。
【請求項4】
前記受け部材の延出方向に間隔を空けて配置され、前記受け部材の延出方向とは交差する方向に延びて、前記複数の柱部材を連結する一対のつなぎ部材を備え、
前記つなぎ部材は、前記複数の柱部材の上端部を連結し、
前記つなぎ部材は、該つなぎ部材の延出方向の両端部にそれぞれ形成され、前記柱部材の上端部の側面に設けられた被嵌合部に対して上下方向に着脱可能に嵌合する嵌合部を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の積載ラック。
【請求項5】
前記小屋部材は、前記複数の柱部材のうち一対の柱部材を連結する第1の小屋部材と、前記一対のつなぎ部材を連結する第2の小屋部材と、を有し、
前記第2の小屋部材は、前記つなぎ部材の上面に形成された被係合部に対して上下方向に着脱可能に係合し、
前記第1の小屋部材と、前記第2の小屋部材とが間隔を空けて並ぶように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の積載ラック。
【請求項6】
前記積載ラックのラック本体を覆うシート状のラックカバーを備え、
前記小屋部材は、前記積載ラックの長さ方向に間隔を空けて配置され、かつ、一対の前記小屋部材が、前記積載ラックの長さ方向の両端部に設けられ、
前記棟部材は、前記積載ラックの幅方向の中央部に配置され、かつ、前記積載ラックの上端部に設けられ、
前記つなぎ部材は、前記積載ラックの幅方向に間隔を空けて配置され、かつ、一対の前記つなぎ部材が前記積載ラックの幅方向の両端部に設けられ、
前記ラックカバーは、前記小屋部材、前記棟部材及び前記つなぎ部材によって支持された状態で前記ラック本体を覆っていることを特徴とする請求項5に記載の積載ラック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積載ラックに係り、特に、建築用部材を積載した状態で運搬し、保管するための積載ラックに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、工場にて製造された建築用パネルや木製の施工用部材を運搬するために、これら建築用パネルや施工用部材を積載することが可能な積載ラックが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
具体的な積載、運搬方法について説明すると、まず工場の製造ラインから取り出された建築用パネルや施工用部材は、積載ラックに平積みされた状態で工場内に保管される。このとき、施工用部材は、パレット上に集積され、バンド等で固定された状態で平積みされることが多い。その後、トラック等によって、そのまま積載ラックに平積みされた状態で積み込まれ、施工現場に運搬される。
運搬された建築用パネルや施工用部材は、施工現場に据え付けられたレッカーやフォークリフト等によって積み下ろされ、施工現場に保管される。なお、積載ラックは、特許文献2のように屋根部材を備えることで、保管ラックとして現場で利用することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-89567号公報
特開2020-105770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献2のような積載ラックを用いた場合に、建築用パネルや木製の施工用部材を工場から施工現場まで運搬し、施工現場で保管するまでの一連の作業を行うことができるが、更なる改善の余地があった。
例えば、従来よりも容易に組み立てることが可能な積載ラックが求められていた。または、吊り上げ装置(クレーン)によって吊り上げるときに吊り部材(スリング)が絞られて積み荷に接触しないように工夫すること等が求められていた。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、従来よりも容易に組み立てることが可能な積載ラックを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、従来よりも吊り上げ装置によって好適に吊り上げることが可能な積載ラックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題は、本発明の積載ラックによれば、建築用部材を積載した状態で運搬し、保管するための積載ラックであって、前記積載ラックの少なくとも四隅に配置され、上下方向に延びている複数の柱部材と、前記複数の柱部材を連結し、前記建築用部材を載置するための受け部材と、前記複数の柱部材の上端部に取り付けられ、前記複数の柱部材から上方に突出して前記積載ラックの屋根を構成する屋根部材と、を備え、前記屋根部材は、前記積載ラックの長さ方向及び幅方向のうち一方の方向に間隔を空けて配置され、前記積載ラックの長さ方向及び幅方向のうち他方の方向に延びて、前記複数の柱部材を連結する複数の小屋部材と、前記小屋部材の延出方向とは交差する方向に延びて、前記複数の小屋部材を連結する棟部材と、を有し、前記小屋部材は、前記柱部材の上端部に形成された被係合部に対して上下方向に着脱可能に係合する柱係合部を有し、前記棟部材は、前記小屋部材に形成された被係合部に対して着脱可能に係合する小屋係合部を有していること、により解決される。
上記構成により、従来よりも容易に組み立てることが可能な積載ラックを実現できる。
詳しく述べると、本発明の積載ラックでは、小屋部材及び棟部材を有する屋根部材を備えており、建築用部材を運搬、保管することが可能となっている。そして、小屋部材は、柱部材の上端部に対して上下方向に着脱可能に係合し、棟部材は、小屋部材に対して着脱可能に係合する。そのため、小屋部材及び棟部材を容易に取り付けて、取り外すことができる。つまりは、従来よりも積載ラックを容易に組み立てることが可能となる。
【0007】
このとき、前記受け部材、前記小屋部材は、前記積載ラックの長さ方向に間隔を空けて配置され、前記積載ラックの幅方向に延びており、前記小屋部材の柱係合部、及び前記柱部材の被係合部の一方が係合凸部であって、前記柱係合部及び前記被係合部の他方が前記係合凸部に係合する係合穴部であって、前記棟部材の小屋係合部、及び前記小屋部材の被係合部の一方が係合凸部であって、前記小屋係合部及び前記被係合部の他方が前記係合凸部に係合する係合穴部であると良い。
上記のように、小屋部材が柱部材の上端部に凹凸構造で係合し、棟部材が小屋部材に凹凸構造で係合するため、小屋部材及び棟部材を一層容易に組み立てることができる。
【0008】
このとき、前記小屋部材は、長尺に延びている小屋本体と、前記小屋本体の延出方向の両端部に形成され、前記小屋本体から下方に延びている前記柱係合部と、を有し、前記小屋本体の延出端部と前記柱係合部との間の部分には段差部が形成され、前記小屋部材は、前記段差部が前記柱部材の上面に当接し、前記柱係合部が前記柱部材の上面に形成された前記被係合部に差し込まれることで、前記柱部材に取り付けられると良い。
上記構成により、小屋部材の段差部を利用して、柱部材の上面に形成された被係合部に、小屋部材の柱係合部を分かり易く組み付けることができる。また、柱部材及び小屋部材を強固に組み付けることができる。
【0009】
このとき、前記受け部材の延出方向に間隔を空けて配置され、前記受け部材の延出方向とは交差する方向に延びて、前記複数の柱部材を連結する一対のつなぎ部材を備え、前記つなぎ部材は、前記複数の柱部材の上端部を連結し、前記つなぎ部材は、該つなぎ部材の延出方向の両端部にそれぞれ形成され、前記柱部材の上端部の側面に設けられた被嵌合部に対して上下方向に着脱可能に嵌合する嵌合部を有していると良い。
上記のように、一対のつなぎ部材を備えることで、吊り上げ装置(クレーン)によって積載ラックを吊り上げるときに吊り部材(スリング)が絞られて積み荷(建築用部材)に接触しないように工夫することができる。具体的には、建築用部材が屋根部材及びつなぎ部材によって囲まれるように積載されるため、吊り部材が絞られたときに吊り部材が建築用部材に接触してしまうことを抑制できる。
また上記のように、つなぎ部材は、柱部材の上端部に対して上下方向に着脱可能に係合するため、つなぎ部材を容易に取り付けて、取り外すことができる。
【0010】
このとき、前記小屋部材は、前記複数の柱部材のうち一対の柱部材を連結する第1の小屋部材と、前記一対のつなぎ部材を連結する第2の小屋部材と、を有し、前記第2の小屋部材は、前記つなぎ部材の上面に形成された被係合部に対して上下方向に着脱可能に係合し、前記第1の小屋部材と、前記第2の小屋部材とが間隔を空けて並ぶように配置されていると良い。
上記構成により、複数の小屋部材を組み付けることができるため、複数の小屋部材によって建築用部材を好適に保護することができる。また、積載ラックの本体にラックカバーを取り付けたときに、複数の小屋部材を備えていれば、ラックカバーにたわみやシワが発生してしまうことを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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