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公開番号2025034658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141167
出願日2023-08-31
発明の名称収穫機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01F 12/32 20060101AFI20250306BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】従来、搖動選別棚に被処理物の層厚を検出する層厚センサを設けた脱穀装置を装備した収穫機がある。従来の層厚センサは、搖動選別棚の左右片方に寄った部位に1つ設けたものであって、該1つの層厚センサで収量を算出するには誤差が大きくて適確な収量の算出が行なえない。そこで、適確な収量の算出が行なえる収穫機を提供する。
【解決手段】刈取装置にて刈り取られて搬送されてくる穀稈から穀粒の分離及び選別を行う脱穀装置3を装備した収穫機において、脱穀装置3の穀粒と排藁等の夾雑物を選別する選別装置16を通過する穀粒量を検出する穀粒量センサ25を複数配設し、穀粒量センサ25は穀粒量が多いほど大きいセンサ電圧値を出力し、制御装置27がセンサ電圧値を用いて穀粒量を算出する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項1】
刈取装置(4)にて刈り取られて搬送されてくる穀稈から穀粒の分離及び選別を行う脱穀装置(3)を装備した収穫機において、脱穀装置(3)の穀粒と排藁等の夾雑物を選別する選別装置(16)を通過する穀粒量を検出する穀粒量センサ(25)を複数配設し、該穀粒量センサ(25)は穀粒量が多いほど大きいセンサ電圧値を出力し、制御装置(27)が該センサ電圧値を用いて穀粒量を算出することを特徴とする収穫機。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
複数の穀粒量センサ(25)を選別装置(16)の左右方向に横並びで配置し、収穫作業の開始時から所定時間及び/または収穫作業の停止時から所定時間が経過するまでは複数の穀粒量センサ(25)のうちで最大のセンサ電圧値から穀粒量を算出し、収穫作業の開始時から所定時間が経過してから収穫作業の停止時までは複数の穀粒量センサ(25)のセンサ電圧値の平均値から穀粒量を算出し、複数の穀粒量センサ(25)の閾値未満のセンサ電圧値は除外することを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
複数の穀粒量センサ(25)を選別装置(16)の左右幅に亘って前後にずらして配置し、収穫作業の開始時から所定時間及び/または収穫作業の停止時から所定時間が経過するまでは複数の穀粒量センサ(25)のうちで最大のセンサ電圧値から穀粒量を算出し、収穫作業の開始時から所定時間が経過してから収穫作業の停止時までは複数の穀粒量センサ(25)のセンサ電圧値の平均値から穀粒量を算出し、複数の穀粒量センサ(25)の閾値未満のセンサ電圧値は除外することを特徴とする請求項1に記載の収穫機。
【請求項4】
穀粒量センサ(25)のセンサ電圧値の変動が所定時間設定値を超えなければ、穀粒量センサ(25)が故障であると判定し、穀粒量の算出を停止し、報知装置を作動させて穀粒量センサ(25)の異常を報知することを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の収穫機。
【請求項5】
所定の走行距離間ごとに算出された穀粒量を記録することを特徴とする請求項1~請求項3の何れか1項に記載の収穫機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、刈取装置によって刈取られた穀桿を脱穀する脱穀装置を装備した収穫機に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、搖動選別棚に被処理物の層厚を検出する層厚センサを設けた脱穀装置を装備した収穫機がある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-052610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の層厚センサは、搖動選別棚の左右片方に寄った部位に1つ設けたものであって、該1つの層厚センサで収量を算出するには誤差が大きくて適確な収量の算出が行なえない。
【0005】
そこで、本発明は、適確な収量の算出が行なえる収穫機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、刈取装置4にて刈り取られて搬送されてくる穀稈から穀粒の分離及び選別を行う脱穀装置3を装備した収穫機において、脱穀装置3の穀粒と排藁等の夾雑物を選別する選別装置16を通過する穀粒量を検出する穀粒量センサ25を複数配設し、該穀粒量センサ25は穀粒量が多いほど大きいセンサ電圧値を出力し、制御装置27が該センサ電圧値を用いて穀粒量を算出する収穫機である。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、制御装置27が複数の穀粒量センサ25のセンサ電圧値から穀粒量を算出するので、適確な穀粒量の算出が行なえる。
【0008】
請求項2記載の発明は、複数の穀粒量センサ25を選別装置16の左右方向に横並びで配置し、収穫作業の開始時から所定時間及び/または収穫作業の停止時から所定時間が経過するまでは複数の穀粒量センサ25のうちで最大のセンサ電圧値から穀粒量を算出し、収穫作業の開始時から所定時間が経過してから収穫作業の停止時までは複数の穀粒量センサ25のセンサ電圧値の平均値から穀粒量を算出し、複数の穀粒量センサ25の閾値未満のセンサ電圧値は除外する請求項1に記載の収穫機である。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、収穫作業の開始時からしばらくの間は、選別装置16に入る穀粒量が少ないので、複数の穀粒量センサ25のうちで最大のセンサ電圧値から穀粒量を算出することにより、穀粒量センサ25の閾値を過度に低く設定する必要が無く、誤検知が生じにくくなる。
【0010】
また、収穫作業の終了後に次の作業位置または穀粒の排出位置へ移動する時、脱穀はしばらく継続され、選別装置16は少ない量の穀粒を処理するので、複数の穀粒量センサ25のうちで最大のセンサ電圧値から穀粒量を算出することにより、穀粒量センサ25の閾値を過度に低く設定する必要が無く、誤検知が生じにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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